SNSで流行の「フィギュア風」加工、法的に問題あるの? グラビアアイドルも警鐘

SNSで流行の「フィギュア風」加工、法的に問題あるの? グラビアアイドルも警鐘

●利用前にしっかり権利や利用規約を確認して

──ユーザーが注意すべきポイントはありますか。

まず、元画像や素材の権利関係を必ず確認しましょう。SNSに投稿する際は特に注意が必要です。サービスの利用規約もよく読み、禁止事項を守ることがトラブル回避につながります。

AIによる画像加工は手軽でとても楽しい一方、著作権や肖像権、さらには名誉毀損といった法的リスクも潜んでいます。気軽な遊びが思わぬトラブルに発展することもあるため、権利者や被写体の立場を尊重し、ルールを守ることが大切です。

【画像の差し替え】 株式会社バンダイ・BANDAI SPIRITS 法務・知的財産部より、下記のような要請があり、画像を差し替えました。(2025年9月18日)
「AI生成された弊社ロゴと紛らわしいロゴが使用されている画像の拡散をできるだけ防ぎたいと考えています」お客様の誤認を避けるため、できれば使用されている画像の差替えのご協力をいただきたいと考えております」

【取材協力弁護士】
唐津 真美(からつ・まみ)弁護士
弁護士・ニューヨーク州弁護士。アート・メディア・エンターテイメント業界の企業法務全般を主に取り扱う。特に著作権・商標権等の知的財産権及び国内外の契約交渉に関するアドバイス、執筆、講演多数。文化審議会著作権分科会の委員も務める。
事務所名:高樹町法律事務所
事務所URL:https://takagicho.com/

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