子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

時短勤務の職場への転職は厳しい?転職活動成功のコツ

ここからは時短勤務の職場への転職が厳しいと感じやすい理由や、ママが転職活動を成功させるためのコツを紹介します。これから転職を考えているママや、転職活動中だけどうまくいかないと悩んでいるママは、ぜひ参考にしてみてください。

子育てママが時短勤務での転職を厳しいと感じる理由

そもそも子育て中のママが、時短勤務での転職は厳しいと感じるのには、以下のような理由があります。

・入社後すぐに時短勤務ができる求人がそもそも少ないから
・仕事と子育てで忙しく、転職活動に多くの時間を割けないから
・転職によって給与が下がってしまうケースもあるから

時短勤務取得には、まだまだ入社年数などの条件を設けている企業も多め。さらに、日々が仕事と子育てであっという間に過ぎていくため、転職活動の時間を捻出できないというママや、今後の教育費などを考えると、転職によって給与が下がるのは避けたいというママも多くいるでしょう。

ただ、これらの課題はポイントを押さえた転職活動によって解消できることも。次の項目で詳しく見ていきましょう。

子育てママが時短勤務での転職を成功させるポイント

さまざまな課題がある時短勤務で転職。ここからは、「転職は厳しい」と感じているママのために、効率のよい転職活動の進め方を解説します。

転職の軸を決める

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

転職活動の際、最初にしたいのが転職の「軸」を決めること。そのためには以下の手順を踏むのがおすすめです。

・自身の現状の課題を整理する
・やりたい仕事、今後のキャリアプランを考える
・今回の転職の条件に優先順位をつける

転職が頭をよぎったら、まずは現状の課題を整理しましょう。整理することで、転職先へ求める条件が決まってきます。また、課題の中には同僚や上司、家族への協力を求めるなど、転職以外の方法で改善することも。転職自体の必要性も含め、しっかりと考えてみてください。

その次に、転職先でやりたい仕事や、ライフスタイルの変化も含めた今後のキャリアプランを具体的に考え、さらに転職先へ求める条件を決めていきます。最後は、出そろった条件に優先順位をつけましょう。

転職活動ですべての条件が叶う転職先を見つけるのは難しいもの。いざというとき、どの条件は絶対に譲れないのか、反対にどの条件は譲歩できるのか、事前に考えておいた方が納得のいく職場を見つけやすくなります。

自身のスキルや強みを整理する

転職活動の「軸」を決めることと同様に、しっかりと行いたいのが自身のスキルや強みの整理です。時短勤務の職場への転職は即戦力が求められる可能性も高め。転職活動では「何をしたいか」よりも「転職先にどんな貢献ができるか」が重視されます。

転職活動の前には、これまでの自身の経歴や職務内容を振り返り、企業にアピールできる点を考えておくのがおすすめです。

家族への協力を求める

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

転職活動中や転職前後は普段以上にあわただしくなりがち。子育て中のママの場合、転職活動を始めるにあたって、家事や子育ての面で家族の協力を求めることも大切です。

ママが独断で転職活動を始めるのではなく、まずは今後について家族間でしっかりと話し合うようにしましょう。また、家族の負担を減らすためにも、「1年以内に転職する」など、転職活動の期限をあらかじめ設けておくのもおすすめです。

転職エージェントをうまく活用する

子育て中のママは育児に仕事にと日々忙しいからこそ、転職活動には転職エージェントをうまく活用するのがおすすめです。転職エージェントに登録する主なメリットは以下の通り。

・転職エージェントを通してのみ応募できる非公開求人がある
・転職事情に精通したキャリアアドバイザーに自身の強みや今後のキャリアプランなどを相談できる
・書類の添削や面接の対応など、実際の転職活動に関するサポートを受けられる
・キャリアアドバイザーを通して、年収や入社日の交渉などを行える

なお、転職エージェントの登録は1社に絞るのではなく複数行うのがポイント。この記事でも「時短勤務希望の子育てママにおすすめの転職サイト・エージェント6選」や「特化型と併用したい!総合型の転職サイト・エージェントのおすすめ4選」の2つの項目でおすすめの転職エージェントを紹介しています。参考にしてみてください。

時短勤務が可能な業界・職種を選んで応募する

転職活動のとき、時短勤務がしやすい業界・職種を選んで応募するというのも、ポイントの一つです。時短勤務を取得しやすい業界の代表格がIT業界。中でも、スタートアップ企業やベンチャー企業の場合、時短勤務以外にもフルフレックスやリモートワーク制度が整っているケースが多めです。子育て中のママでも時短正社員として働きやすいでしょう。

ただし、スタートアップ・ベンチャー企業の多くが即戦力の人材を求めている、という点には注意が必要。スキルに不安がある人や、未経験から挑戦したいという人は、転職エージェントをうまく活用するなどしてアピールポイントをしっかりと整理した上で、選考に臨むようにしましょう。

応募先企業の女性の働きやすさをチェックする

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

子育てママが転職活動をするとき、忘れずにチェックしたいのが、応募先企業の女性の働きやすさ。中には求人に「ママ歓迎」とあっても、実際にはワーママは働いていない、という企業もあります。

現状、何人くらいのワーママが在籍し、どんな環境で働いているのかをあらかじめ確認しておくのがおすすめです。また2人目以降の出産を考えている場合は産休・育休制度の利用状況も併せてチェックしましょう。

女性活躍を推進する「なでしこ銘柄」の選定企業に注目する

育児と仕事を両立しやすい職場を求めるなら、経済産業省と東京証券取引所が2012年度から共同で選定している「なでしこ銘柄」の制度に注目するのもおすすめです。「なでしこ銘柄」とが女性活躍を推進する企業を選定し、中長期的な成長企業として投資家に紹介するという制度で、2024年度は、女性のキャリア形成の支援や共働き・共育ての支援を両輪で行う23社を「なでしこ銘柄」、共働き・共育ての支援に力を入れる16社を「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」として選定しました。

選定された企業は子育てと仕事を両立するための環境が整っているため、働きやすい職場を求めるワーママにとっても要チェックと言えるでしょう。なお、選定企業については経産省の公式サイトで一覧が紹介されているほか、ママテナでもなでしこ銘柄の概要や企業の取り組み、口コミなどについて詳しく紹介した記事を公開中です。ぜひ参考にしてみてください。

>>経産省:女性活躍に優れた上場企業を選定「なでしこ銘柄」
>>なでしこ銘柄について詳しく紹介したママテナの記事はこちら!

応募先企業の口コミを確認する

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

出典:転職会議公式サイト

応募したい企業が見つかったら、実際に働いている社員や元社員の口コミを確認するのもおすすめです。口コミはSNSはもちろん、転職者向けの口コミサイトなどにも数多く掲載されています。人によって感じ方が違うという面はあるため、全てを真に受ける必要はありませんが、事前にチェックしておくと働き始めた後のイメージもつきやすいでしょう。

なお、転職者向け口コミサイトを見るためには基本的に登録が必要ですが、どのサイトがいいか迷っているなら、国内最大級として知られるの「転職会議」がおすすめ。「女性の働きやすさ」「ワークライフバランス」などの気になる項目別に口コミをチェックすることができます。

転職先へ時短勤務希望を伝えるときのポイント

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

ここからは転職活動中に、応募先の企業へ時短勤務希望を伝えるときのポイントを詳しく紹介します。時短勤務の取得は周囲への影響もあるため、しっかりとチェックするようにしてください。

時短勤務を希望する理由を明確にしておく

一つめのポイントは、時短勤務を希望する理由を明確にしておくということです。時短勤務での転職を希望する場合、選考の過程でその希望を伝える必要がありますが、なぜ時短勤務を希望するのか合理的な理由で説明できるようにしておきましょう。また、時短勤務を取得できた場合、短い勤務時間の中でも、どのように業務を効率化して成果を上げていくかを併せて伝えることが大切です。

面接時は時短勤務希望と強みをセットで伝えよう

前の項目でも簡単に触れましたが、面接時は時短勤務希望と、自身の強みをセットで伝えることも大切です。企業側は時短勤務であっても、しっかりと会社に貢献してくれる人材を求めています。

このため、応募者は業務をどのように効率化するかという点はもちろん、転職した場合、これまで培ってきた実績やスキルを生かして、どのように企業に貢献できるかを具体的にアピールするようにしましょう。

時短勤務に関する就業規則は必ず確認しよう

法律では原則として「子どもが3歳になる前日まで」認められている時短勤務。ただし、その取得条件や3歳以降の働き方などについての就業規則は企業によって違います。転職の場合、入社後に後悔しないためにも、選考の段階で転職エージェントなどを通して、細かい条件を確認するようにしましょう。

子育てママが時短勤務の転職を目指すなら転職サイト・エージェントの活用がおすすめ!

子育てママは時短勤務で転職可能?成功のコツや希望の伝え方、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介

子育てママが時短勤務の転職を目指すとき、積極的に活用したいのが転職サイトや転職エージェントです。中には時短勤務の求人を数多く保有する転職サイトや転職エージェントもあり、転職活動をするなら複数のサービスに登録するのがおすすめです。ここから詳しく紹介します。

時短勤務への転職に特化した転職サイト・エージェントへの登録がおすすめ

子育て中のママが入社後すぐに時短勤務が可能な職場への転職を目指すとき、必須で登録したいのが、時短勤務への転職サポートが得意な転職サイトやエージェントです。中には、「ワーママ向け」を前面に打ち出しているサービスもあります。

そういったサービスは、ママが働きやすい求人を多数保有。また、サポートしてくれるキャリアアドバイザーも同じママだったり、ワーママの家庭環境や働き方の理解が深かったりするため、自身の課題や今後のライフプランに合わせたキャリアについても相談しやすいでしょう。

なお、この記事では「時短勤務希望の子育てママにおすすめの転職サイト・エージェント6選」の項目で時短勤務の求人を多く保有する転職サイトや転職エージェントを紹介しています。参考にしてみてください。

総合型の転職サイト・エージェントとの併用もポイント!

時短勤務可能な職場への転職サポートが得意な転職サイトやエージェントは子育て中のママにとって、さまざまなメリットがある一方、保有する求人数にどうしても限りがあるなどのデメリットも。そのため、転職活動の際にはより多くの求人を保有する総合型の転職サイトやエージェントにも登録し、併用するのがおすすめです。

総合型の転職サイトやエージェントの最大の魅力はなんといっても、保有する求人数の多さ。地域や職種・業界も幅広いため、現在の住まいや、これまでキャリアを積んできた職種・業界にかかわらず、自身のスキルを生かせる仕事を見つけやすいでしょう。

また、在籍するキャリアアドバイザーの数自体も多く、中にはワーママのキャリア支援に精通したアドバイザーも。子育てママが働きやすい職場への紹介や、ワーママの悩みに寄り添ったサポートなども期待できます。

なお、この記事では「特化型と併用したい!総合型の転職サイト・エージェントのおすすめ4選」の項目で総合型のおすすめ転職サイトと転職エージェントをピックアップ。併せてチェックしてみてください。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

プロフィール画像

ママテナ編集部キャリアチーム

ママテナ編集部 by 株式会社NTTドコモ

おすすめの転職エージェントや転職サイトをはじめ、働くママのキャリアや女性のワークスタイルなど、実際の口コミ体験談や編集部の独自調査をもとに、信頼性の高いお仕事に関する情報を、わかりやすく解説します。