40代の女性が長く続けられるおすすめの仕事11選!未経験から正社員を目指しやすい職種も紹介

ここからは40代の女性が転職しやすい職業を紹介します。一般的に未経験の職種への転職は厳しいとされる40代ですが、ここでは未経験でも応募しやすい職種もピックアップしているので、参考にしてみてください。
介護職
高齢化社会で需要が高まっている介護職。採用数も増加傾向にあるため、これまでのキャリアに自信がないという人も挑戦してみるとよいでしょう。お年寄りとスムーズなコミュニケーションをとれる人におすすめの職種です。
中には無資格・未経験でも仕事を始められ、働きながら資格の取得を目指せる職場があるのもうれしいポイント。資格を取得すれば、給与アップやキャリアアップも期待できるでしょう。
営業職
幅広い業界で必須の営業職も、40代女性が比較的転職しやすい職種です。業界ごとに扱う商材が違うほか、営業相手によっても仕事の内容が変わってきます。営業職自体は未経験の人でも、これまでの経歴を生かせる業界の営業職なら採用される可能性は高くなるでしょう。
また、電話やメールなどを通して顧客とコミュニケーションをとる「インサイドセールス」なら、リモートワーク可の求人もあるため、在宅勤務を希望する人にもおすすめです。
なお、さまざまある業界の中でも、人材・広告・IT・不動産・保険の5つの営業職は未経験から挑戦しやすいと言われているので参考にしてみてください。
事務職
残業が少なく、ワークライフバランスを重視した働き方がしやすいと人気の事務職も、家事・育児と仕事を両立させたい40代女性が転職しやすい職種でしょう。正社員以外にもパートや派遣など、働き方も多様です。
ただし、人気が高い分、倍率も高くなる点には注意が必要。選考時にはこれまでの経理や事務経験、パソコンスキルもアピールするようにしてください。
サービス業
飲食・販売・接客業などのジャンルがあるサービス業。資格なしでも挑戦しやすい職種で、未経験の40代女性の転職にもぴったりです。人と接する機会が多いため、コミュニケーション能力が高い女性はチェックしてみてください。
一方、立ち仕事や不規則な勤務が多く、体力勝負の面もあります。自身の心身の状況や環境を考慮した上で挑戦するようにしましょう。
ITエンジニア・クリエイティブ職
人手不足が続くIT業界。ITエンジニアやクリエイティブ職といったIT業界の求人は数が多く、未経験者が比較的歓迎されやすい職種と言われています。中でも、Webサイトの記事やコンテンツを制作するWebライターや、記事の校正や編集を行うWebエディターは在宅勤務しやすい職種としても人気です。
ただし、ITエンジニアやクリエイティブ職として仕事をするためには、専門的な知識の習得が必要。長く続けていくためには、入社後もキャッチアップの勉強が欠かせない点に注意しましょう。
コールセンター
電話などを通して、顧客対応を行うコールセンター。マニュアルや研修制度が整っている職場が多く、未経験からでも挑戦しやすい職種として人気です。
シフト制の職場が一般的で、私生活に合わせた働き方ができるため、子育てや介護などの事情があっても長く続けやすいでしょう。また、近年は在宅OKの求人も増えており、在宅勤務可能な職種を探す人にも人気です。
ドライバー
配送業や運輸業、タクシードライバーといったドライバー職も、未経験からの採用ハードルは低め。以前は男性が多い職業でしたが、近年は女性ドライバーも増えているため、運転に抵抗がない40代女性は検討してみるとよいでしょう。
ただし、事前に仕事に適した運転免許証の取得が必要になる点は注意が必要。企業によっては入社後の養成訓練などで取得できる場合もあります。
清掃業
資格や経験不問での募集が多い清掃業も、40代女性が採用されやすい職種の一つです。正社員に加えて、アルバイトやパート、契約社員などの働き方があるのも魅力の一つ。体力がある程度必要にはなるものの、自身の生活スタイルに合った働き方をしたい人にもおすすめです。
家事代行
長期間ブランクのある40代の専業主婦が再就職を目指すとき、おすすめしたい職種の一つが家事代行です。家事代行とは、依頼主の自宅で掃除や洗濯、料理などの家事を代行する仕事のこと。長年、専業主婦として家事を担ってきた経験を生かしやすいため、通常ならデメリットになるブランク期間をアピールポイントに変えられます。
また、シフト制の職場が多く、自身のライフスタイルに合った働き方をしやすいのも大きな魅力。家事が好きな人、得意な人はチェックしてみてください。
調理スタッフ
家事の中でも料理が得意、という40代女性におすすめしたい職種が調理スタッフです。こちらも家事代行と同じく、長期間ブランクのある専業主婦が挑戦しやすい職種のひとつ。調理スタッフは、飲食店や介護施設、給食センターなど、さまざまな職場で必要とされています。
なお、「調理師」として勤務する場合は国家資格の「調理師免許」が必要ですが、調理補助や調理スタッフなら無資格でもOKのケースは多め。なお、調理師試験は2年以上の調理業務の実務経験を積むことでも、受験資格が得られるため、キャリアアップを目指す人は働きながら調理師免許取得を目指すのもおすすめです。
医療事務
病院やクリニックなどの医療機関で、受付や会計、医療費の計算、レセプト作成などを行う医療事務。さまざまな世代の人が訪れる病院やクリニックでは、人生経験豊富な40代女性の対応力は強みの一つになり得ます。
正社員のほか、パートや契約社員などの雇用形態も多く、ワークライフバランスを維持しやすい点や、夫の転勤などで引っ越した場合も、経験さえあれば次の仕事が見つかりやすいのも大きな魅力です。なお、医療事務にはいくつかの資格があり、必須ではないものの、取得しておいた方が就職には有利と言われています。
保育士
子育て経験を生かした仕事をしたい40代女性におすすめなのが保育士です。保育所はもちろん、病児保育やベビーシッターなど、活躍の場が広く、需要も高いのがポイント。中には資格なしで就ける保育補助という仕事もあります。
ただし、正規の保育士として働くには資格は必須。保育補助は業務なども限られてくるため、キャリアアップを目指す場合や長く続けたい場合は資格の取得を目指すとよいでしょう。
40代女性が転職活動をするときにおすすめの資格6選

ここからは40代女性が転職活動をするときにおすすめの資格を紹介します。転職活動において、資格取得は必須ではないものの、少しでも自信をつけるためには資格取得を目指すのも一つの方法です。
ただし、やみくもに取得するのはおすすめできません。取得には時間もかかるため、自身のアピール材料にできそうな資格かをしっかりと検討するようにしてください。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、介護職として働く上で基本となる知識や技術を習得する研修のこと。一定時間の講義と演習を受けた上で、修了試験に合格すると資格が得られます。介護の現場で働いたことがない人でも取得可能で年齢制限もなし。介護業界への転職を考えている人は、取得しておいて損のない資格と言えるでしょう。
MOS
MOSは「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略で、マイクロソフト社が開発した「Word」「Excel」「PowerPoint」などのスキルを証明する資格。一般事務での転職を目指していて、PCスキルをアピールしたい人におすすめです。
初心者向けの「スペシャリスト」とさらに高いレベルの「エキスパート」があり、独学でも取得は可能。試験が毎月実施されていて、受験へのハードルが低いため、比較的挑戦しやすいでしょう。
日商簿記2級
日商簿記2級は、財務諸表の数字などから企業の経営状況などを正確に把握できるスペシャリストとみなされる資格です。合格率は2割程度と難易度はかなり高いものの、持っていれば経理職はもちろん、税理士法人や会計事務所などへの転職を目指すときにアピールできます。
ITパスポート
情報システム・ネットワーク・データベースなど、ITの基礎知識が身につくITパスポート。難易度はそれほど高くない一方、企業側の認知度は高いため、未経験からIT業界への転職を目指す人は持っておいても損はないでしょう。
また、近年は多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを強化しており、社員にはITの知識・リテラシーが求められます。このため、ITパスポートの取得はIT業界以外の企業への転職でもプラスになる面もあるでしょう。
医療事務
病院やクリニックに勤務する医療事務。資格にはいくつかの種類があり、代表的なのは以下の5つです。
・医療事務検定試験(日本医療事務協会)
・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)
・医療事務管理士(技能認定振興協会)
・診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)
・医療事務認定実務者®(全国医療福祉教育協会)
このうち、合格率が約9割と高いのが医療事務検定試験(日本医療事務協会)、受験者が多いのが医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)です。医療事務自体は無資格でも応募できる求人もあるものの、資格があった方が有利に働くため、医療事務を目指すなら挑戦してみるとよいでしょう。
保育士資格
保育園などで、「保育士」として働くときに必要となる保育士資格。受験に年齢制限がないため、保育現場に転職したい40代女性におすすめの資格です。保育園の求人の中には無資格でも働ける「保育補助」などの求人もありますが、保育士資格のある保育士の方が給与も高く、長く続けやすいでしょう。
なお、保育士試験の受験資格には、高校を卒業した年度などによっていくつか違いはあるものの、大学・短大などの卒業者であれば、保育に関連のない大学や短大を卒業していても受験は可能。独学のほか通信教育などでも勉強できます。
