派遣会社への登録方法と利用の流れ
ここからは派遣会社への登録方法と利用の流れについて紹介します。初めて派遣で働くという人はぜひ、登録前にチェックしてみてください。
まずはWeb登録や登録会の予約をしよう
派遣会社に登録するとき、最初に必要となるのがWeb登録や登録会の予約です。Web登録はもちろん、登録会の予約も派遣会社の公式サイトから行うのが一般的。登録時や予約時には氏名や住所、生年月日、これまでの職歴などの基本的な情報を入力する必要があります。
登録会や面談に参加
Web登録を行ったり、登録会の予約をしたりした後は実際に派遣登録会に参加します。所要時間は1時間から1時間半ほどで、内容は派遣の仕組みについての説明、スキルチェック、担当者との面談など。服装は、指定がない場合は、オフィスカジュアルがおすすめです。
また、履歴書や身分証明書など必要な持ち物は派遣会社によっても違いがあるので、行く前にしっかりと確認し、忘れ物がないようにしましょう。
仕事の紹介・社内選考
登録が完了すると、仕事の紹介が受けられるようになります。仕事の紹介は登録会の数日後、担当者から電話やメールで連絡が来ることがほとんど。また、派遣会社のWebサイトから自分で応募することもできます。
なお、派遣会社から連絡が来た場合はチャンスを逃さないためにも早めに返信するのがポイント。特に人気の高い優良案件は埋まりやすいため、注意しましょう。
応募後は、派遣会社側が社内選考を実施。複数の応募者の中から選ばれれば次のステップに進めます。
職場見学に参加する
派遣会社の選考に通った後は、派遣会社の担当者と一緒に、紹介されたり、応募したりした会社の職場見学をしましょう。この職場見学は面接ではなく、あくまで顔合わせです。
派遣先にとっては、就業する可能性のある人と前もってコミュニケーションを取れるのがメリット。一方、派遣社員にとっても、事前に職場の雰囲気や業務内容を把握できるというメリットがあります。就業後のミスマッチを防ぐためにも、職場見学で気になることがある場合は、しっかりと質問するのがおすすめです。
仕事がスタート
職場見学が終わり、就業を希望する場合はいよいよ派遣先での仕事が始まります。派遣会社への登録から就業までの期間は、早くて翌日、通常は2～3週間ほど。また、就業後は派遣会社の担当者との定期的な面談が実施されることが多いため、派遣先でのトラブルなどは派遣会社の担当者に相談するようにしましょう。
登録しない方がいい派遣会社の特徴は？
数多くある派遣会社ですが、中には登録しない方がいい派遣会社も存在します。登録をおすすめしないのは、過去に行政処分を受けている、スタッフの対応がよくない、希望とは違う仕事を紹介してくる、といった特徴のある派遣会社です。ここから詳しく見ていくので、よりよい派遣会社に巡り合うためにも参考にしてみてください。
過去に行政処分を受けている
労働派遣事業の許可を受けずに営業している派遣会社や、社会保険への未加入が原因で行政処分を受けた経歴がある派遣会社は、就業後にトラブルが発生する可能性が高め。登録を控えるようにしてください。
おすすめは「優良派遣事業者かをチェック」の項目でも紹介した通り「優良派遣事業者」の認定を受けている派遣会社です。登録前にしっかりと調べることが大切です。
スタッフの対応がよくない
面談や仕事紹介を担当するスタッフの対応がよくない派遣会社もおすすめしません。一般的な転職活動と同じく、派遣の仕事探しでも担当者との相性は大切。相性の良い担当者の方が、仕事探しや今後のキャリアプランなどについても相談しやすいでしょう。
また、対応がよくない担当者は、仕事をなかなか紹介してもらえなかったり、連絡が遅かったりといった事態も起こり得ます。担当者の対応に不満がある場合、基本的には別の派遣会社を利用するのがおすすめ。もし、派遣会社自体を変えたくはないなら、会社の問い合わせページなどを通して担当の変更を依頼してみるとよいでしょう。
希望とは違う仕事を紹介してくる
派遣会社に希望職種などを伝えたにもかかわらず、担当者が希望に寄り添ってくれず、全く違う仕事を紹介してくる、という場合も注意が必要です。担当者がすすめてきたから、という理由だけで仕事を開始することで、就業後のミスマッチが起きることも。
こちらのケースも、スタッフの対応がよくないときと同様、派遣会社を変更する、派遣会社に担当者の変更を希望するなどの対処をおすすめします。
