【年代別】おすすめのハイクラス向け転職エージェント・転職サイトを比較

ここからは20代、30代、40代・50代に分けて、年代別におすすめのハイクラス向け転職エージェントや転職サイトを比較していきます。ぜひ自身の年代に合った項目をチェックしてみてください。
20代のハイクラス層におすすめの転職エージェント・転職サイト
20代のハイクラス層におすすめの転職エージェントや転職サイトは、AMBI(アンビ)、アサイン、ビズリーチ、doda Xの4つです。このうちアンビとアサインはいずれも、20代~30代の若手ハイクラス層に特化した転職サービス。アンビはスカウト型、アサインはエージェント型のため、自身の目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
一方、ビズリーチとdoda Xは幅広い年齢層を対象にしたスカウト型の転職サービスで、20代の利用者も一定数います。自身の市場価値を正確に把握したい人は、ハイクラス転職の分野では最大手のビズリーチが、スカウトを待つだけでなく、気になる求人には積極的に応募したい人には、自己応募への制限がないdoda Xがそれぞれおすすめです。
| タイプ | おすすめの人 | |
| AMBI | スカウト型 | 20代のハイクラス人材に特化したスカウトサービスを使いたい人 |
| アサイン | エージェント型 | 20代のハイクラス層に特化した転職サポートを受けたい人 |
| ビズリーチ | スカウト型 | ハイクラス転職での自身の市場価値を正確に把握したい人 |
| doda X | スカウト型 | スカウトを待つだけでなく、気になる求人には積極的に応募したい人 |
30代のハイクラス層におすすめの転職エージェント・転職サイト
30代のハイクラス層におすすめの転職エージェント・転職サイトはJACリクルートメント、ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト、doda Xの4つです。このうち、JACリクルートメントは外資系企業や日系グローバル企業への転職を目指す人材におすすめのエージェント。専門性の高いキャリアコンサルタントが、転職活動をしっかりサポートしてくれます。
一方、スカウト型を利用したいならハイクラス転職では最大手のビズリーチや、求人数が豊富なリクルートダイレクトスカウト、doda Xをチェックしましょう。ビズリーチは求人数が多いだけでなく、一定の審査基準を満たした優秀なヘッドハンターが多いのが大きな特徴。自身の市場価値を確かめたい人に最適と言えるでしょう。一方、リクルートダイレクトスカウトは求人数の多さや、使いやすいツールの充実ぶりも大きな特徴。スマホ1台で転職活動が完結するため、効率よく進められるでしょう。
残るdoda Xは自己応募がしやすいのが魅力。スカウトを待つだけでなく積極的に動きたい人におすすめのサービスです。
| タイプ | おすすめの人 | |
| JACリクルートメント | エージェント型 | 外資系や日系グローバル企業への転職を目指す人 |
| ビズリーチ | スカウト型 | 自身の市場価値を正確に把握したい人や、優秀なヘッドハンターのサポートを受けたい人 |
| リクルートダイレクトスカウト | スカウト型 | 求人数の多さや転職活動の効率を重視する人 |
| doda X | スカウト型 | スカウトを待ちと自己応募の両輪で転職活動を進めたい人 |
40代・50代のハイクラス層におすすめの転職エージェント・転職サイト
経験やスキルを積み上げてきた40代・50代のハイクラス層におすすめなのは、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト、ミドルの転職の3つです。
JACリクルートメントは専門性の高いコンサルタントが多く在籍する転職エージェント。外資系や日系グローバル企業への管理職転職に強く、英文書類の添削や英語面接の対策なども行ってくれます。一方、企業やヘッドハンターからのスカウト待ちを中心に転職活動を進めたい人はリクルートダイレクトスカウトが使いやすいでしょう。
残るミドルの転職は30代~50代のハイクラス層向けの求人を厳選している転職サイト。スカウト機能に加え、自己応募機能もあるため、自ら積極的に活動したい人におすすめです。
| タイプ | おすすめの人 | |
| JACリクルートメント | エージェント型 | 専門性の高いコンサルタントのサポートを受けたい人や、外資系や日系グローバル企業への転職を目指す人 |
| リクルートダイレクトスカウト | スカウト型 | スカウトを中心に効率よく転職活動を進めたい人 |
| ミドルの転職 | スカウト型 | 30代~50代に特化した求人をチェックしたい人や、自ら積極的に応募したい人 |
【状況別】おすすめのハイクラス向け転職エージェント・転職サイトを比較

ここからは、外資系への転職と、女性ハイクラス層にそれぞれおすすめのハイクラス向け転職エージェントと転職サイトを比較します。外資系や日系グローバル企業への転職を目指す人や、女性のハイクラス層で転職を考えている人は参考にしてみてください。
外資系への転職におすすめのハイクラス向け転職エージェント・転職サイト
外資系企業や日系グローバル企業への転職を目指す人、海外で働きたいと考えている人におすすめなのが、JACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、ランスタッド、LHH転職エージェント、エンワールド・ジャパンの5つです。
このうちJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、ランスタッドの3つはいずれも、海外発祥の転職エージェント。外資系とともに日本企業への転職も視野に入れているならJACリクルートメント、海外で働きたい人や反対に海外から日本に戻って働きたい人にはロバート・ウォルターズ、好待遇の非公開求人を多くチェックしたいなら、ランスタッドがそれぞれおすすめです。
一方、LHH転職エージェントとエンワールド・ジャパンの2つは国内企業のサービス。エージェントによるマッチング力の高さを重視する人はLHH転職エージェント、正社員以外のプロフェッショナル派遣・契約社員といった働き方も視野に入れている人は、エンワールド・ジャパンをチェックしてみてください。
| タイプ | おすすめの人 | |
| JACリクルートメント | エージェント型 | 外資系やグローバル企業を中心に国内の大手企業への転職も視野に入れている人 |
| ロバート・ウォルターズ | エージェント型 | 海外拠点で働きたい人や、海外から日本に戻って働きたい人 |
| ランスタッド | エージェント型 | 好待遇の非公開求人を多くチェックしたい人 |
| LHH転職エージェント | エージェント型 | 転職サポートの手厚さやマッチング精度を重視する人 |
| エンワールド・ジャパン | エージェント型 | 正社員以外にプロフェッショナル派遣・契約社員といった働き方も視野に入れている人 |
女性におすすめのハイクラス向け転職エージェント・転職サイト
女性のハイクラス層の転職におすすめなのが、パソナキャリア、LHH転職エージェント、JACリクルートメント、エンワールド・ジャパンの4つの転職サービスです。このうち、国内大手企業への転職に強いパソナキャリアは、女性管理職の転職でも十分な実績があるエージェント。女性ハイクラス層にとって、まずチェックしたいエージェントと言えるでしょう。
一方、国内大手ではなく外資系への転職を目指す女性は、残るJACリクルートメント、LHH転職エージェント、エンワールド・ジャパンの3つをチェック。英語での面接など、外資系の選考対策をしっかりと行いたいなら、JACリクルートメント、より自身の経歴やスキルに合った求人を紹介してもらいたいならLHH転職エージェント、正社員以外の柔軟な働き方を叶えたいならエンワールド・ジャパンがそれぞれおすすめです。
| タイプ | おすすめの人 | |
| パソナキャリア | エージェント型 | 国内大手企業へのハイクラス転職を目指す女性 |
| JACリクルートメント | エージェント型 | 外資系やグローバル企業への転職を目指す女性で選考対策を重視する人 |
| LHH転職エージェント | エージェント型 | 外資系やグローバル企業への転職を目指す女性で、自身に合った求人を紹介してもらいたい人 |
| エンワールド・ジャパン | エージェント型 | 外資系やグローバル企業への転職を目指す女性で、正社員以外に派遣や契約での働き方も検討している人 |
ハイクラス向けの転職を成功させるためのポイント

ハイクラス層が転職を成功させるためには、複数の転職エージェントや転職サイトへの登録や、エージェントの活用方法など、いくつかのポイントがあります。ここから詳しく紹介するので「ハイクラス転職は難しい」と感じている人は参考にしてみてください。
複数の転職エージェントや転職サイトに登録する
ハイクラス向けの転職に限ったことではないものの、転職活動時は複数の転職エージェントや転職サイトに登録するのがおすすめです。転職エージェントや転職サイトは独占の非公開求人を保有している場合が多く、その情報は登録しないとチェックできません。このため、より幅広い求人情報を得て、効率よく転職活動を進めるためには、複数登録は欠かせないポイントと言えるでしょう。
なお、複数のサービスに登録する場合はハイクラス特化型だけに絞るのではなく、最低一つは幅広い層を対象とした総合型の転職エージェントや転職サイトに登録しておくのがおすすめです。
特に、経験やスキルが少ない恐れもある20代などの若手人材は、総合型をメイン、ハイクラス特化型をサブとして使った方が、より最適な求人が見つかりやすくなるでしょう。
求人条件を絞りすぎない
転職活動をするなら求人条件を絞りすぎないことも大切です。特に、40代や50代は全体の求人数自体がそれほど多くないため、条件を絞りすぎてしまうと、なかなか思ったような転職先が見つからないという場合もあります。
マネジメントスキルや高い専門性を持つ40代以降の人材は、より広い視野を持って転職活動をすることで、自身の能力を適切に生かせる転職先が見つかりやすくなります。不安がある場合は、転職エージェントや、ヘッドハンターのスカウトなどをうまく利用して、プロの意見を聞いてみるとよいでしょう。
エージェントとの面談では経歴やスキルを正直に伝える
転職エージェントを利用する場合、登録後に担当のコンサルタントやキャリアアドバイザーとの面談の場が設けられます。このとき、自身の経歴やスキルを“盛って”話すのはNG。自身に見合った求人を紹介してもらうためにも、できるだけ正直に伝えるようにしてください。
そのためには、面談前のスキルや経験の棚卸しも重要。もし、自分一人で棚卸しをするのが難しいという場合は、担当のコンサルタントやキャリアアドバイザーにその点を相談するとよいでしょう。
なお、担当のコンサルタントやキャリアアドバイザーに対して「相談しづらい」「相性がよくない」などと感じた場合は、担当の変更をお願いすることも可能です。各エージェントの公式サイトから問い合わせてみてください。
エージェントとはこまめに連絡をとり転職意欲をアピールする
転職を目指す人材を企業に紹介するのが、転職エージェントの重要な役割。一般的に、転職意欲の高い人に対して、より多くの求人を紹介したり、積極的にサポートしたりしようとします。
このため、よりよい求人を紹介してもらうためには転職意欲のアピールは欠かせません。向こうから来た連絡には早急に返信するなど、こまめに連絡を取るようにしてください。
内定後の年収交渉はエージェントに依頼する
ハイクラス転職を目指すときに、年収アップを大きな目的にしているという人は多くいると思います。ただ、転職者自身による年収交渉は難易度が高め。下手に交渉すると入社前に印象が悪くなってしまう恐れもあります。
このため、内定後の年収交渉は担当のコンサルタントやキャリアアドバイザーに代行してもらうのがおすすめです。多くの転職エージェントでは年収交渉の代行もサービスのひとつとして行っています。希望の年収を伝えて、うまく交渉してもらうようにしましょう。
ハイクラス向け転職エージェントの利用の流れ

ハイクラス向けの転職エージェントの主な利用の流れは以下の通りです。エージェントによって、若干の違いはあるものの、エージェントを利用したことがないという人は参考にしてみてください。
| 利用の流れ | 内容・ポイント |
| 1.登録 | オンラインで連絡先や経歴、スキルなどを入力 |
| 2.初回面談 | エージェント側の担当と面談し、転職の目的や希望条件などを伝える。経歴やスキルの棚卸し、条件の整理などを事前に行っておくとスムーズ |
| 3.求人紹介 | 転職者に最適な求人があった場合、エージェントの担当者が求人を紹介。ハイクラス向けの求人は競争率が高いため、少しでも気になるなら積極的に応募するのがおすすめ |
| 4.書類選考・面接 | 企業に提出する書類の添削や、面接対策もエージェントの担当者に依頼するのがおすすめ。企業側が求める人物像などを踏まえたうえで、具体的なアドバイスがもらえる |
| 5.内定 | 内定後、エージェントによっては年収交渉の代行サービスも。また、入社後のフォローアップをしてくれるエージェントもある |
ハイクラス向け転職サイトの利用の流れ
転職サポートが受けられる転職エージェントとは違い、求人掲載やスカウト待ちが主になる転職サイト。オンラインで必要事項を入力して登録するのは、転職エージェントと同じですが、その後は自ら求人をチェックして応募する、スカウトを待つ、といった流れになります。
ただし、サイトによっては自己応募に制限がかかるケースもある、という点には注意しましょう。また、基本的には転職サポートは受けられないため、書類の添削や面接対策をお願いしたい場合は、スカウトをくれたヘッドハンターやエージェント経由で応募する必要がある点も覚えておいてください。
まとめ
ハイクラス層におすすめの転職エージェントや転職サイトについて詳しく紹介しました。管理職としてのマネジメントスキルや高い専門性を有するハイクラス向けの求人は、高年収、好待遇のものが多い一方、競争率も高いため、中には「転職が難しい」と感じる人もいるかもしれませんね。
このため、転職活動をするなら、ハイクラス求人に特化した転職エージェントや転職サイトの利用は必須と言えるでしょう。ぜひ今回の記事で紹介した内容を参考に、自分自身に最適な転職サービスを探してみてください。
(構成・文:ママテナ編集部)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
