転職サイトへの登録が会社にバレる可能性はある！
転職活動の際、利用する人も多い転職サイト。登録時に使い方を誤ると、現在勤務する会社に登録がバレる可能性はあります。
これは転職サイトでは、求人を出す会社側が転職者の情報を閲覧できるシステムになっているから。氏名などの個人情報が公開されていなくても、記載されている具体的な情報から個人が特定されてしまうというわけです。
ただし、転職サイトでは勤務先に登録がバレるリスクを減らすために、特定の企業をブロックする機能を備えていることが一般的。そのほか、今回の記事で紹介するバレる理由と対処法をしっかりと押さえておくことで、身バレを防ぐことができます。
転職サイトへの登録が会社にバレるのはどんなとき？4つの理由と対処法
ここからは転職サイトへの登録が会社にバレるケースについて、4つの理由と対処法を具体的に解説していきます。転職サイトには登録したいけど、バレるのが不安という人はぜひ、参考にしてみてください。
【理由①】スカウト機能からバレる→スカウト機能のOFFや転職エージェントの利用を！
多くの転職サイトには、企業の採用担当者からのオファーが直接届く「スカウト機能」が備わっています。
スカウト機能は、企業の採用担当者が転職者の登録情報をチェックし、気になる転職者にオファーするという仕組み。氏名や連絡先など個人を直接特定できる情報は閲覧できないものの、年齢、最終学歴、職務経歴、スキルなどの情報は公開されることが多いため、ここからバレてしまう可能性は十分あり得ます。
心配な場合は公開される情報を制限する、スカウト機能そのものをオフにするなどの対応を実施しましょう。また、転職サイトのスカウト機能よりも身バレの可能性が低い転職エージェントに登録するのもおすすめです。
転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーから自身の経歴やスキルに合った求人を紹介してもらう仕組み。求人を出す企業は基本的にエージェント側から転職者を紹介してもらわない限り、個人情報を知ることはないため、転職サイトよりは安心して使いやすいでしょう。
なお、ママテナでは女性におすすめの転職エージェントについて詳しく紹介した記事も公開中です。各エージェントの利用者の口コミなども掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【理由②】職務経歴書からバレる→個人が特定できる記載は避けよう！
転職サイトでは転職者が職務経歴書をアップロードするのが一般的。ただ、この職務経歴書の内容から個人が特定されてしまう恐れもあります。特に具体的な商品名、プロジェクト名、部署名、職務内容などを書きすぎると、バレるリスクが一気に高まる点に注意しましょう。
基本的に、職務経歴書には具体的な商品名やプロジェクト名などは入れず、概要だけを書くなど、抽象的な記載にとどめるのがポイント。また、実績についても「社内表彰でトップ賞を受賞」などの一般的な記載にする、「売上達成率約120%」など数値にある程度の幅を持たせる、といった対応をとるのがおすすめです。
【理由③】関連会社からバレる→ブロック設定は勤務先＋関連会社も忘れずに！
多くの転職サイトに備わっているブロック機能。特定の企業に対して、自身の経歴を非公開にする設定で、在職中に転職活動をする人の多くは、現在の勤務先をブロックするでしょう。
ただし、ここで注意したいのが関連会社や取引先です。公開されている情報を関連会社や取引先の採用担当者が偶然発見し、勤め先に転職活動についての情報が漏れてしまうという事態も十分あり得ます。
転職サイトに情報を登録するときは、現在勤める企業だけでなく、子会社やグループ会社、取引先なども含めてブロックしておくことを忘れないようにしましょう。
また、転職サイト登録時に、ブロックしたい企業が転職サイトに未登録の場合、ブロック設定はできませんが、転職者の登録よりも企業側の登録が遅かった場合は、情報が閲覧できてしまう恐れもある点に注意しましょう。
ブロックしたい企業の登録有無についてはこまめに確認しておくとよいかもしれません。
【理由④】会社PCからの利用でバレる→社外で自分の端末からアクセスしよう！
現在の勤務先から貸与されたパソコンやスマートフォンで転職サイトにアクセスするのもやめましょう。会社の端末はあくまで業務上の利用のために貸与されているもの。セキュリティ上のリスクを回避するためにも、会社側が利用状況を監視しているケースもあります。
身バレを防ぐためには、必ず私物のパソコンやスマートフォンを使って、転職サイトにアクセスするようにしましょう。
また、私物の端末だからと言って、社内で会社のWi-Fiに接続して閲覧していると、そこからアクセス履歴がバレたり、うっかり他の人に画面を見られてしまったりといった恐れも。
転職サイトをチェックするときは、私物端末の利用に加えて、社外での閲覧も徹底してください。
