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公開 2018年05月25日   更新 2023年04月08日

熱がある子どもを氷水に!?国際結婚を10年続けるために、必要だった1つの言葉

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私たち夫婦は、生まれた国、育った国、性別、年代…どれをとっても共通項がない。このおかげで、早めに「ああ…この人とは分かり合えないのだな…」ということを悟り、今ではすっかりその違いを楽しめるまでになってきました。こうなる過程で夫が言った「ある言葉」に、励まされたような…励まされてないような…。そんな一言を紹介します!


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分かり合える要因がない夫婦

まいどおおきに!さとえみです。

今回は(今回も?)夫婦の話です。

私たちは国際結婚。しかも20歳以上の「年の差婚」でもあります。

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さらに「体格差婚」なので…

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平熱が2度くらい違う「体温差婚」…

血圧が重なることが全くない「血圧差婚」…

途中から「〇〇差婚」って言いたいだけやん!って感じになりましたが、

それくらい共通項のない2人なんです。

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同じ空間、同じ空気を吸っていてもひしひしと感じる別世界。別次元感。

文化が違う、人種が違う、言語が違う…だけとは一線を画す、確かな別人感…!

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それで苦労することは多々ありましたが、

それでも二人きりなら、まだその違いを楽しめる余裕があったように思います。

でも…育児の方針で衝突!

しかし、子どもが絡むと話は別です。

文化が違いすぎて何度血管を切ったか分からない…。

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だって相手は、熱がある赤ん坊を氷水につけるのが常識だったんですよ…?

熱がない時でも、フレッシュな空気は必要だと言って、氷点下の気温でも窓を開けて寝かせようとする文化だったんですよ…!!!

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なんでも「風邪はウイルスが引き起こすもので、寒いから風邪を引くわけではない」のだそうです。

知るかボケェええええええええ!!!!!

もうね、話をしていても本当に平行線すぎるので、彼が勝手に開けた子ども部屋の窓を私が勝手に閉めるということを、数年にわたって行っておりましたよ。

年単位の攻防です。

それでも分かり合えないと、毎年膝から崩れ落ちていましたよ。

それでも…

こんな二人ですが、どんなにケンカして怒っていても「また明日も一緒にいよう」と思っています。

それは、夫のこの言葉のおかげ。

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英語で書くと「Tomorrow is another day」。

直訳すると「明日はまた別の日」という意味ですが、

私たち夫婦はこの言葉を「どんなにケンカしても、寝て起きたら仲直りしよう」みたいな意味で使っています。

これに慣れてくると、ケンカの途中でもふと気持ちが落ち着くようになり…

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話し合いをして分かり合える時もあれば、そのまま分かり合えないままの時もあるのですが、

「それでも明日のために話し合う私たち」と、ポジティブに思えるように。

明日が来ればまた「違う日」になると信じて…頑張ろうと思えたりするのです。

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この「分かり合えない」が、宝物になる未来がくるんだろうなと思いながら

この境地に至るまで、約10年かかっていますが…。

これからもそんな感じで一緒に生きていくような気がします。


こういう気持ちにさせてくれた「Tomorrow is another day」という言葉に感謝しながら、話の結びとさせていただきますね。


ほなまたです!

※ この記事は2024年10月24日に再公開された記事です。

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