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公開 2018年10月28日  

もう頭が出ているのに…分娩台がいっぱい!?我慢ガマンな出産でした。<投稿コンテストNo.30>

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ある日の昼間におしるし→通院→一旦帰宅→その日の夜に入院……。そんな「もふもふうさぎ丸」さんの出産体験談です。今だから思う反省点も、参考になります!


>【第一話】から読む


3人産んだ私ですが、一番印象に残っているのはやはり第1子(長男)の出産です。

今回はそんな長男の出産の時の記憶をつらつらと書きたいと思います。




昼間におしるし→通院→一旦帰宅→その日の夜に入院


ちょうどお昼を食べた後だったと思います。

トイレにいくと下着に鮮血のあとがついていたので、

「これはおしるしじゃないか?」

と思い、すぐに病院に電話をして入院セットとともに向かい診察を受けました。

自分ではかなりドキドキしていたのですが

「初産だし、まだまだかかると思うから一旦帰っていいですよ」

という先生の言葉に拍子抜け。

指示通り帰宅したものの、一人で不安(夫はこのとき出張で明後日帰宅予定だった)なため、100km以上離れて暮らしている義母に電話すると、

「うーん私のときもおしるしがあって、その日に入院したんだよねー。心配だから行くわ」

という返事。

3時間後には駆けつけてくださいました。

(元々実母が他界しているため、義母に産前産後のお手伝いを依頼していたのです。)

そしてその日の夜20時頃でしょうか、お腹が張るようになり、だんだん感覚が規則的(20分→15分→10分)となり、再度病院に連絡をしてそのまま22時過ぎに入院となりました。

入院から19時間後、長男誕生

病室に案内されベッドに横たわるものの、不安とどんどん増す痛みで眠れないまま朝を向かえ、そのまま陣痛との格闘が始まりました。

出産前は「みんな産んでるし陣痛の痛みは耐えられるでしょ!」と軽く考えていた私ですが、陣痛が強くなっていくと

「ごめんなさい!なめてました!」

「世の中のお母さんみんなすごすぎ!」

と声も出ない痛みの中ひたすら心の中で思っていました。

陣痛が引いてまた来る時の絶望感はすごかったです。

お腹に中から外からブスブスと刃物を突き立てられるような痛みから、体中を雑巾絞りのように強く絞られるような痛みなどが次々と襲ってきて、目玉が飛び出すかと思いました。

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ですが合間に駆けつけてくれた夫が私に出された昼食を見て

「あさりの味噌汁か~(貝嫌い)」

と発言したのにプッツリきて、「好き嫌いとかいってんじゃないー!(私はそれどころじゃない!)」と大声で叫びながら昼食を完食したことはよく覚えています(笑)。

声も出ずひたすら我慢をし耐えていた私ですが、18時を過ぎた頃にいきみたい気持ちを我慢できなくなり2~3回いきんでしまったところ、

「パツーン」

と風船の割れるような感覚があり、続いて「バシャッ」と大量の水がでる感覚。

陣痛室で破水をしてしまったのです。

慌ててナースコールを押して診察してもらうと、助産師さんも慌てた様子で「もう頭が出ています!」

なんだってー!

さてこうなると痛みももう筆舌に尽くしがたいレベル!

泣きながら「今すぐここで産ませて!」と叫ぶ私に、助産師さんからの「今分娩室が空いてないから30分待って」との非情な宣告。

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その時の私は本当に獣のように咆哮していたことだけは覚えています。

痛みで時計も見れなかったので本当に30分後かどうかは覚えていませんが、車椅子でやっ
と分娩室に運ばれた時は「やっと出せる・・・」という思いでいっぱいで、分娩台が輝いて見えました。

その後必死にいきんで、分娩室に入ってから20分後の19時10分頃、無事長男誕生。

「嬉しい!感動!」という気持ちももちろんありましたが、「やれやれやっと終わった・・・」という気持ちが強かったです。

そして19時間の分娩でかなり圧がかかったからか長男の頭は天辺に向かって細く長く伸びており「とんがりコーンみたい・・・」と思いました。

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私の出産の反省点は、我慢しすぎたこと

以上が私の初産の記憶なのですが、とにかく我慢しすぎたなーと後になって思いました。

陣痛室で限界を向かえて体が勝手にいきんでしまう前にナースコールを押していれば、泣き喚く前にスムーズにお産できたのではないかと今でも思います。

(余談ですが後陣痛でも痛いのをひたすら耐えてしまい、後から看護師さんに「言ってくれれば痛み止めの薬あげたのに」といわれる始末)

この反省点を生かし、第2子の出産では

「もうだめだと思ったらためらわずナースコールする」

「薬は遠慮せずバンバンもらう」

この2点を徹底し、同じ普通分娩ながら1子の時よりは格段によいお産にできました。

第3子は無痛分娩にしたのですが、これは1番楽だったです。

(なんといっても産後の回復が早かった!)

どんな産み方をしてもお産は尊いもの。

皆さんのお産がよりよいものでありますように・・・。



ライター:もふもふうさぎ丸


※ この記事は2024年11月05日に再公開された記事です。

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連載「第一回 記事投稿コンテスト 『出産』」 #30
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