先日、江崎グリコから発売されたばかりの国内初の乳児用液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」。
これまでは、日本国内において乳児用の乳・乳製品は「調製粉乳(粉ミルク)」しか認められていませんでした。
しかし、熊本地震の際にフィンランドの企業から乳児用液体ミルクが無償提供され、大いに役立ったこと、また育児支援や男性の育児参加を促す観点からも乳児用液体ミルクへの期待は高まる一方。
そしてようやく乳児用液体ミルクの製造販売基準が設定され、このたびの発売にいたりました。
乳児用液体ミルクがついに解禁!子育てはどう変わる?
44,368 View乳児用液体ミルクってどんなもの?災害時用?日常使いもできる?粉ミルクと併用することで、ママの育児負担軽減にも役立つ乳児用液体ミルクについて紹介します。
気になる乳児用液体ミルクってどんなもの?
普段の育児に、用途に応じて乳児用液体ミルクが便利!
夜中の授乳に使いやすい乳児用液体ミルク
赤ちゃんが泣いてるときもすぐに用意できる乳児用液体ミルク
ついに解禁!江崎グリコの乳児用液体ミルク
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の特長
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の特長は、
・調乳不要(お湯がいらない)
・無菌状態でパック詰めされている
・パックから哺乳瓶などに移し替える際は付属のストローを使うので衛生的、かつハサミなどの道具がなくても開封ができる
・温めなくても赤ちゃんに与えられる
・未開封であれば常温で半年間保存可能
・アイクレオの粉ミルクと同じく母乳に近い栄養成分(脂質・炭水化物・ナトリウム)
という点が挙げられます。
また、もうひとつ「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の大きな特長として、その白さがあります。
海外の液体ミルクの中には黄色っぽいものや薄い茶色のもありますが、江崎グリコは独自の超高温殺菌技術を開発し、牛乳に近い白い色の乳児用液体ミルクの製造を可能にしました。
5割以上が使ってみたいと答えた「乳児用液体ミルク」
乳児用液体ミルクの日本での製造・販売解禁の法令改正前後において、乳児用液体ミルクの認知率や使用意向率を調査したアンケートがあります。(※1)
それを見ると、法令改正前で「知っている」と答えた方が31.3%に対して、改正後では37.5%と増加。また、製品情報を伝えて使用意向を調査したところ、法令改正前で「使ってみたい」と答えた方が51.8%に対して、改正後で54.5%とこちらも増加という結果に。
使ってみたいシーンとしては、外出時の授乳がトップで、次いで災害時、家族に赤ちゃんを預けて授乳してもらう時と続きました。
いざという時やママの手が回らない時などに活用したい、と考えているパパママが多いことがわかります。
※1 出典:江崎グリコ株式会社「乳児用液体ミルクに関する調査(2018年7月)
ママ以外も授乳に携われるメリット
調乳や温度調整不要な乳児用液体ミルクなら、パパでも授乳がしやすくなります。
授乳を通して親子の絆を深めたり、普段育児を頑張っているママに改めて感謝の気持ちが芽生えたり。
積極的に育児にかかわることで、パパもきっとこれまで以上に家族への愛情を深めてくれるでしょう。
授乳を家族にお任せしやすくなることで、ママの自由時間が増えるというメリットも。
子育てから少し離れて体を休めたり、心のゆとりを取り戻したり、ママの心身をリフレッシュすることに繋がります。
粉ミルクとともに乳児用液体ミルクもうまく活用して、家族で育児をシェアしていけるといいですね。
イラスト:こたき