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公開 2019年05月06日   更新 2022年05月04日

いつもの「母のおにぎり」が、私にとって特別になった日の話

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あの日食べた、握りたての「母のおにぎり」の味…。一生忘れられません。


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こんにちは。5歳双子と2歳末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。

突然ですが、私が今までで一番「おいしい!」と感じた食べ物は…

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小さいころから毎日毎日食べていた、母のおにぎり。

私にとっては当たり前の食べ物だったのですが、それが「特別」になったのは、こんな出来事があったからです。

私の娘が0歳の時のこと

双子の娘のうち1人が非常に重い病気にかかり、入院することになりました。

それは娘にとって、生まれて初めての病気でした。

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その病院では、小さい子どもには親が付き添い入院をしなければなりませんでした。

夫は出張中だったので、双子のうち元気な方の子は母に預け、私が病院で過ごすことになったのです。

病院で処方された解熱剤が全く効かず、娘は連日高熱が続きました。

点滴に繋がれている幼い我が子の姿はあまりに痛々しく、親として何もできない切なさもあり…。私は、心身ともに疲弊していました。

そんな時のことです。

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そのおにぎりの、おいしかったこと。

ずっと冷たいおにぎりやカップラーメンを食べていたので、母のおにぎりがいつも以上においしく思えました。


母は当時パートをしており、そんな中で娘を預かってくれていました。

60歳を過ぎた母には、仕事をしながら0歳児の世話をするのは大変だったはず。

それなのに、私に温かいものを食べさせようと、病院に来る直前に炊きたてごはんでおにぎりを握ってくれたのです。

母のやさしさと共に、私にとって一生忘れられない味になりました。

※ この記事は2024年05月06日に再公開された記事です。

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