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公開 2021年07月13日  

からかわれない?心配しすぎる親心は、奇抜なメガネにイイネ!と言えなかった。

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学校の視力検査の結果、メガネをかけることが決まった小3の息子。ランドセルの色はよく話題になりますが、メガネの色ってあまり話題になりませんよね。そのせいか、選ぶときに家族で揉めに揉めました…。


三者引かずの色決めバトル


学校の視力判定の結果、メガネをかけることが決まった息子。

両親ともに目が悪いとはいえ、さすがに小3は早いな……と、ショックを受けながらも家族でメガネ屋さんへ。

メガネ売り場の子どもコーナーへ行った息子は、試しに水色のメガネをかけ始めました。

水色が好きで、筆箱も靴も水色の息子。

当然メガネも水色が気に入り、「これがいい!」と即決。

すると、すかさず夫が「メガネは黒しかない」と言い始めました。

たしかに息子が選んだ水色は、蛍光色のようで、目立つ水色。

それでも本人が好きでもない黒もどうかと思い、私は「水色が好きなら、こっちの青はどう?」と濃い青色を勧めました。

しかし夫は「メガネは黒しかあり得ない」と断言。

息子は水色、夫は黒、私は青で、三者引かない状況になりました。


それぞれの理由は?


黒一択の夫に理由を聞いたところ、「メガネをかけたら、からかわれる。息子は繊細な性格だから、いじられて落ち込むのが心配。それにメガネは黒に決まっている」という考え。

そう言われて学生時代、自分や友人がかけていたメガネの色を、思い出しました。

たしかに黒や茶色が多かったかもしれない……。

でも今は昔と違い、ランドセルもカラフル。

息子に「周りでメガネをかけている子の色は?」と聞くも、「分からない。クラスに1~2人いたと思うけど……覚えてない」とのこと。

意外と気にしていないと、覚えていないものですよね。

「ランドセルもカラフルで、自分の好きな色を選ぶ時代だし。メガネはどうなんだろうね?」と言いましたが、「わざわざメガネで個性を出す必要はない」とやはり夫は曲げません。

隣では息子が「絶対水色!水色しかかけない!」と怒っています……。

それでもメガネをかけてからかわれたり、いじめられることが1番心配な気持ちは、夫婦ともに同じでした。

ただ、「結局メガネをかけて、周りに何か言われることが変わらないなら、自分の好きな色のメガネの方が、本人も頑張れるのでは?」というのが私の意見。

正直、夫が選んだ黒も真っ黒なため、割と目立っていたのです。

本人にメガネの色の順番を付けてもらったところ、「1位は水色、2位は青。黒は絶対いや!」とのこと。

話がまとまらず、一旦、夫だけ、他の店も見に行くことになりました。


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いずれ買い替えることは間違いなし


息子と2人になり、「本人の好きにはさせてあげたいけど、さすがにこの水色は蛍光色っぽく、フレームも厚めで目立ち過ぎる……」と悩んだ私。

3人とも話が一方通行で、どこから話を持ってくれば、収まりがつくのか、途方に暮れました。

そこで「すぐに大きくなるから、メガネもすぐ買い替えることになるよ。

今回ははじめてのメガネだから、周囲の反応が分からなくて難しいんだよね。からかわれて、嫌な思いをするのが心配。

とりあえず暗めの青で周囲の反応を見て、今度買い替えるときは、好きな色を選んでみるのはどう? 

すぐに大きくなるし、大人になれば、自分の好きに色を選べるよ」と話すと、長男は青で納得してくれました。

夫に青に決めたことを伝えると、どうしても黒を嫌がる息子に夫も折れ、青に決まりました。


メガネがお気に入りの長男


家に帰ると、新しいメガネをかけたり外したり、丁寧に拭いたりしている長男。

大人としては、メガネは煩わしいものと思っていましたが、本人にとっては「自分のもの」という感覚が嬉しいよう。

「自分のゲーム機」「自分の自転車」「自分の机」と同じように、「自分のメガネ」には特別感があるようです。

その様子を見て、やっぱり黒にしなくてよかった、いずれ水色をかけさせてあげたいと思いました。

気になる学校での反応は、好きな子に「メガネをしている顔もカッコイイ」と言われたようで、喜んでいました(笑)

心配していたいじめや、変な声かけも、今のところない模様。

思えば私自身も、学生時代はメガネをかけていましたし、メガネをかけていた友人もいましたが、メガネが原因でいじめられているのを見たことはありませんでした。

心配し過ぎかなと思いつつ、やっぱり心配してしまうのが親というもの。

子どもの意見を尊重したいとおもいつつも、長男が欲しがった水色のメガネに「それイイネ!」と言えなかったことを、覚えていたいと思います。

何色のメガネをかけていても、本人が自分に自信を持てるよう、普段から長男と接していきたいなと思います。



※ この記事は2024年11月08日に再公開された記事です。

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