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公開 2019年07月31日   更新 2022年07月27日

「いざという時、人は…」子どもの頃に海でおぼれた経験から学んだ、大切なこと

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海は無限大に怖い…。怖いんや…。


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子どもの頃、海に行った時のこと

まいどおおきに!さとえみです。

皆サマー、夏ですね!夏休みですね!

我が家もさっそく、海でちゃぷちゃぷしてきました。

…苦い思い出をかみしめながら。

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それはオカンが子どもだった頃、父方の田舎に行って海で遊んでいた時のお話です。

我が家には浮き輪がなかったものですから、誰かが忘れたビーチボールにつかまってプカプカ浮いていました。


当時の私は、泳ぎ方を多少は知っていたものの、プールよりも長い距離を泳いだことがありませんでした。

そして、プールにはある「底」が海にはないことが、とても不思議で面白かったのを覚えています。

そうこうするうちに…

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「足が…底にとどかな〜い!」と言ってキャッキャと笑っていたので、周りの大人には「機嫌よく遊んでいるな」と思われていたことでしょう。

大人ではないけれど幼児でもなかった年頃で、「ある程度は放っておいても大丈夫」と認識されていたんじゃないかと推測します。


でも…私は「足とどかな〜い」と言いながら、沖に流されていきました。

パッと見は、さっきの「機嫌よく遊んでいるな」状態のままです。

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焦って力んでしまったがために、ビーチボールが腕からすっぽ抜けました。

でも、その瞬間まで、誰も私が「岸に戻りたくても、戻れない状態」だということに気付きませんでした。


がぼがぼがぼ…。


海で溺れたことがある人は知っているでしょう。本当の「しょっぱい」を。

空気の代わりに海水が無表情に入ってくる…喉の奥にはりつく、あの圧倒的な塩気です。

大阪人はしょっぱいことも「からい」と言ったりしますが、喉いっぱいに入ってきたあの時の海水は、本当に「からかった」のでした。

その時、私がとっさに口にした言葉は…?

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苦しい、苦しい、苦しい…。

そんな時に私が発した言葉は、「たすけて」ではなく「足がとどかない」でした。

それまで一定のリズムで「足とどかない」を言っていたので、それ以外何も言えないという、まさに“壊れたレディオ”状態。

我ながらアホやなとは思いますが、人間いざパニックになると、そうそう適切な言葉が出ない。たとえ、ある程度の年齢になっていても。

私はこの時、それを身を持って学習したのです…。

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結論から言うと、私は生きていました。

溺れているのを地元の人が発見して、助けてくれたのです。


その時の恐怖の記憶は、今でも鮮明。

同じ「からさ」を子どもたちには味あわせたくないなぁ〜と思いながら、海を眺めています。

みなサマーにおかれましても、海や川、山などの夏のレジャーに出かける際は、常に「万が一のことがあるかも…」と意識してお出かけただければと思います。

たとえ、子どもがある程度大きくなっていても。



ほなまたね!

※ この記事は2024年07月29日に再公開された記事です。

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