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公開 2019年07月23日   更新 2019年07月24日

「僕、女の子のアニメは見ない」息子の悩みに母が伝えたかったこと

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「男の子だから女の子のアニメは見ない」
息子から突然打ち明けられた悩みに対して、私は…。



コノビー編集部の選りすぐり!何度でも読みたい、名作体験談。

コノビーライター、ミューさんのエピソードをご紹介いたします!


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昔は、こどものために自分の趣味も仕事さえも後回しにできるということが、出産をする覚悟なのだと思っていました。

実際、ソファに腰を据えてお酒を飲みながら映画を楽しむこともなくなりましたし、休日のたびに行っていた気ままな散歩もとんと行っていません。

仕事も子育てを優先して転職し、就職当初の展望も追うのはやめてしまいました。



それでも子育てに慣れてきた現在、夜の自由時間が取れなくなった代わりに朝の雑多な時間の中で好きなものを楽しむ習慣があります。

1番好きなジャンルのものではありませんが、ストーリーのわかりやすい映画だったり、耳で聞きやすい邦画や日本のドラマ、今まで見向きもしなかったジャンルを観ています。


そうしてその週に観た映画や、こどもと一緒に観た戦隊ヒーローものの可笑しさまで職場で楽しく話題にしています。

そうすると、語り好きの自分はまったく変わっていないことに気づいて、すこしほっとするのです。


休日の出来事も、スマホの写真フォルダーもこどもでいっぱいで、”こどもを生んで自分は変わった”と思いますし、毎日にいっぱいいっぱいで大好きな洋画の世界に浸かることは難しくなりました。

ときどき喪失感を感じることもありますが、人との会話のなかで、自分の中の変わっていない部分や、新しい出会いを楽しんでいる自分を確かめることで安心できることがあります。

まだまだわたし頑張れるなあ、と。

これからもどんな形でも好きなものに接していたいと思いますし、今できることを自覚的に楽しむことがわたしの日々の生活のエネルギー源になっています。


ライター:ミュー 
執筆:2022年8月26日

※ この記事は2024年10月05日に再公開された記事です。

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