週末に仕事がある夫。
私と6歳の娘、3歳の息子の3人で、電車で1時間ほどの距離の義実家に泊まりにいくことがよくあります。
先日も3人で泊まりに行く予定を立て、義父母も楽しみに待ってくれていました。
しかし、前日から私だけが高熱。
とても子ども達を連れて義実家へ行けそうもありません。
今の状況を義母に連絡して、延期してもらおうとしたところ、「じゃあ、私が明日玄関まで行って2人を預かるから、ゆっくり休んだらいいよ!」と。
この上ないありがたいお言葉!
翌朝、義母が家まで迎えに来て、子ども達2人だけのお泊りデビューをすることに。
それぞれのリュックに着替えや好きなお菓子・おもちゃを入れ、準備をし始めました。
子ども達も状況を理解してくれていて、初めての子ども達だけでのお泊りにウキウキ。
ちなみに私は、想像もしていなかったお一人様時間が持てることに楽しみもありつつ、正直不安と寂しさもありました。
娘が産まれて6年。
いつも私の周りには元気に動き回る子ども達がいてくれました。
たった1日なのですが、無事元気に帰ってきてくれるのか、私がいないと起きてしまう息子は大丈夫かなど、いろんな不安な気持ちが押し寄せました。
子ども達だけで初お泊り!寂しくて泣いたのは予想外な人物…?
16,923 View私の体調不良により、急遽1年生の娘と3歳の息子だけで義実家にお泊りすることに。
ママにべったりな息子が愚図らないかだけが心配でしたが、実際に寂しがったのはなんと…!
私の体調不良で、急遽子ども達だけのお泊りに!
寂しがったのは、3歳の息子ではなく6歳の娘
泊りに行く前日の夜のこと。
夜中になり皆が寝静まったころ、娘が急に起きて大泣きし始めました。
6歳の娘の夜泣きはとても久しぶり。
怖い夢でも見たのかなと思った私は、とりあえずお茶を飲ませて理由を聞くことにしました。
すると、「明日、ママも一緒に行ってほしい」と泣きながら話す娘。
状況は理解できているものの、どうしても寂しい様子でした。
しばらくしくしく泣きながら、「寝る前の絵本、読んでくれる人いないもん」「夜中に怖い夢みたら誰にギューすればいいの?」など、なんとも可愛い言葉がポロリ。
想像力が豊かな娘は、日ごろから感受性が強く、テレビアニメを見て感動で泣くこともしばしば。
私がいない夜を想像して不安になってしまったようでした。
娘が赤ちゃんの頃大好きだった子守歌を久しぶりに耳元で歌いながら、背中をトントンして添い寝してみることに。
少し安心したのか、スッと寝てくれました。
まだまだあどけない娘の寝顔を見ながら、娘にとってはママがいないお泊りは大冒険なのだと感じました。
小さな手のひらにニコちゃんのおまじない
翌朝、娘はケロッとした様子。
けれども心の底では少し不安もあるのかなぁと思った私は娘を呼び寄せました。
「手のひらを出してごらん。おまじないをしておいてあげるね。」
まだまだ小さな娘の手のひらに、私の指でニコちゃんマークを描きました。
そして、娘とパクっと食べる仕草をして、「これで大丈夫!!寂しくなっても、お腹の中にニコちゃんがいるよ♪ ママも2人がいなくて寂しくなったら、ニコちゃんに守ってもらうね。」と伝えておきました。
娘の反応はというと、昨夜の大泣きが恥ずかしかったのか「もう大丈夫ー!!」とはにかみ笑顔で走っていきました。
自信につながった初めてのお泊り
その後、義母が迎えにきてくれ、子ども達は笑顔で出発!
義母にはこっそり昨夜の娘の話をメールしておきました。
「了解!たくさん遊ばせて、夜はぐっすり眠れるようにするね。」と頼もしい言葉。
実際に義母の計画通り、眠る直前まではしゃいで夜中も起きることはなかったとのこと。
おまじないのニコちゃんの出番も無かったようです。
2日間たっぷり遊んで翌日の夜に帰宅。
ソワソワしながら待っていた私とは正反対に、たくさん遊んで満足した表情の子ども達。
娘はとびきりの笑顔で「ばあちゃん家まで連れて行ってくれたら、もうママなしでも泊まれるで!!」と話してくれました。
私はどちらかと言えば、3歳の息子が愚図らないか心配だったのですが、寂しがったのは6歳の娘。
日頃、「もう小学生なんだし・・」と思ってしまいがちでしたが、年齢など関係なくまだまだフォローが必要だと痛感しました。
ちなみに息子はこの2日間自分でリュックを背負い、抱っこをせがむこともなく、お姉ちゃんの手をひいてよく歩いたそうです。
日頃の甘えた息子からしたら、想像もできない姿!
出発前に「ちゃんとお姉ちゃん守ってあげてな」と何気なく言った私の一言をしっかりと聞いてくれていたのだと思います。
いつまでも赤ちゃんだと思っていた息子も、立派な男の子へと成長していたことに驚きました。
私の体調不良で急遽子ども達だけの帰省になってしまいましたが、子ども達も私も成長の機会となりました。
あっという間に子ども達は大きくなってしまうんだろうなと、嬉しくも少し切ない気持ちに。
子ども達の成長の様子をしっかりと目に焼き付けていこうと思います。
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