うんちの臭いは赤ちゃんの腸内環境によって変わる!?臭いに合わせた対策を紹介
12,236 View赤ちゃんは1日に何回もおむつを替えます。使用したおむつをきちんと処理したつもりでも、においが気になってくること、ありますよね?おむつのにおいを消すにはいろいろな方法があります。おしっこのとき、うんちのとき、赤ちゃんの体の状態によってもにおいが違ってきます。ちょっとした工夫と対策グッズで、おむつのにおいをシャットアウトしましょう。
おむつのにおいの原因は?
使ったおむつは、時間が経つうちに、においが強くなってきますが、どのように処理していますか?
紙おむつは捨て方、布おむつでは洗濯までの処理で、におい対策をすることができます。
おむつのにおいは、おしっこ、うんちでにおいが違いますし、消化器の感染症があるときのうんちは独特のにおいがします。
おしっこ、うんち、それぞれ衛生的におむつを処理して、快適な環境で過ごしましょう。
この記事では、おむつのにおい対策として、使用おむつの簡単な処理方法やにおい対策グッズについて紹介します。
おしっこ、うんち、種類によってにおいが違う
おしっことうんちでは、おむつのにおいが違うと感じたことはありませんか?
おしっこは腎臓で作られますが、うんちは大腸で作られます。
おしっこは、だいたい同じにおい、分解するとアンモニアのにおいです。
赤ちゃんのうんちは、ビフィズス菌により甘酸っぱいにおいですが、離乳食が始まると大腸菌が増えてくるので、大人のうんちに似たにおいがするでしょう。
赤ちゃんの体に何かあると、おしっこもうんちもにおいが変わってきます。
ウィルスや細菌感染があれば、うんちのにおいは腐敗臭のような異臭になります。
毎日何回もおむつを替えていると、その変化に気づきやすいですね。
においは原因がありますので、においに合わせた消臭をしていきましょう。
おしっこのおむつのにおい
健康的な人のおしっこにはあまりにおいがなく、あるとしてもごくわずかと言われています。
特に赤ちゃんは最初は母乳やミルクだけなので、排尿後のおむつはほとんどにおいがないでしょう。
それがしばらく時間が経つとおむつについている尿の成分が分解し、においがしてきます。
アンモニアというにおいの成分の発生によるものです。
トイレでもそのまま流さずにおくと、次につかうときに、おしっこくさい、いわゆるアンモニア臭がすることがありますね。
赤ちゃんの体の状態や、月齢が高くなるにつれて、おしっこのにおいも変わってくることがあります。
いずれにしても、使用したおむつには、ずっとおしっこがついている状態です。
溜めているうちに、たくさんのアンモニアが発生し、においが強くなってきます。
おしっこしたおむつの処理方法は、紙おむつの場合は、おむつの袋に記載されているとおり、おしっこのついた面を中にし、小さく丸めビニール袋に入れます。
なるべく空気は抜きましょう。
その方ががさばらず、空気にも触れなないので、においが密閉されます。
密閉したビニールはしっかり口を閉じて、蓋のついたおむつ専用のバケツの中に入れます。
布おむつの場合は、バケツなどでおむつを振り洗いします。
おむつ専用の蓋つきバケツに洗剤液を入れ、その中に洗ったおむつをつけておき、ある程度まとめて洗濯します。
うんちのおむつのにおい
赤ちゃんのうんちとは、どんなにおいでしょう?
母乳やミルクの頃は甘酸っぱいにおいのうんちと言われています。
これは赤ちゃんの腸には、腸内環境をキレイに保つ善玉菌のビフィズス菌が多いためと言われています。
離乳食が始まると、うんちのにおいも変わってきます。
これは、ビフィズス菌に変わり大腸菌が増えてくるからです。
だんだん大人のうんちに近づいているということですね。
もちろん食べた内容によってもにおいは違います。
うんちによる健康チェックがありますが、赤ちゃんのお腹の状態により、うんちのにおいも違ってきます。
いずれにしてもうんちは時間がたつと乾燥して悪臭・異臭がしてきますので、早くて適切な処理が大切になります。
紙おむつのうんちのときには、固形物をヘラなどでこすり取り、トイレに流します。
その後は、おむつの袋に表記されているとおり、うんちの面を中にしてくるくる丸めテープで留めてビニール袋に入れ、なるべく空気が入らないようにして口をしばります。
ビニールで密閉したおむつは、おむつ専用の蓋つきバケツに入れましょう。
新聞紙などの紙類にくるんでからビニール袋にいれると、消臭効果が高まるとされています。
布おむつのうんちのときは、固形物をトイレに流した後、特にうんちのついている面を振り洗いします。
専用のバケツに洗剤や漂白剤を入れ浸して置き、洗濯します。
おむつはこまめに洗った方が衛生的です。
感染症のときのにおいに注意
うんちの酸臭には2通りあります。
1つめは、甘酸っぱいようなにおいで、これは腸内の善玉菌によるにおいと言われています。
2つめは、鼻をつくような腐った感じの酸臭です。
このような場合には、かぜやその他の感染症などが疑われ、何回も下痢をすることがあります。
どちらのにおいかを確かめましょう。
感染症などが疑われる場合には、うんちのおむつの処理には特に気を付けましょう。
紙おむつの場合は、固形物を取って丸めたおむつを、新聞紙などでくるんでビニール袋に入れると、においが漏れません。
布おむつの場合は、固形物をトイレに流した後、消毒液に浸し、時間をおいて洗濯します。
洗う前に消毒するのがポイントです!
使用後は、おむつバケツの消毒も忘れずにしましょう。
におい対策グッズの紹介
おむつのにおい対策グッズがいろいろと販売されているので、活用してみるのもおすすめです。
使用おむつを入れるビニール袋は、おしっこおむつの場合は、普段使っている20cm×35cmくらいのもので十分です。
うんちおむつの場合は、水分が多いうんちのときは染み出てくることもありますので、見えないように色付きタイプの袋がおすすめです。
おむつ専用の消臭・防臭袋を使うと、においもより安心ですね。
おむつを入れるバケツは蓋つきで、専用のものを準備すると良いでしょう。
おむつバケツに入れる消臭剤もありますし、消臭ポットもたくさん販売されています。
専用のおむつポットを使用する際は、ランニングコストがかかるので、専用カセットの値段もあわせて調べておきましょう。
布おむつの場合は、蓋つきのおむつバケツで、おしっこ用とうんち用を分けた方が衛生的です。
その他に、市販の脱臭剤や消臭スプレーはもちろんのこと、コーヒーやお茶の出がらし、木炭、重曹など、消臭効果のあるものはいろいろあります。
気軽に試せるものも多いので、においにお悩みの方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おむつのにおいはちょっとした工夫で解消!
おむつ処理の基本はこのとおりです。
・固形のうんちはトイレに流す
・使用済みおむつはコンパクトにまとめる
・使用済みおむつはビニール袋・新聞紙・ラップなどでくるむとにおいが逃げない
・おむつのバケツは蓋つきにする
それでもにおいが気になる場合には、消臭スプレーや脱臭剤などのにおい対策グッズを使用するのもおすすめです。
布おむつの場合には、衛生面でもこまめな洗濯を心がけましょう。
お出かけのときには、おむつのゴミ箱が設置されているところもありますので、指定の場所に捨てましょう。
おむつ用のゴミ箱がない場所では、使用済みのおむつは持って帰るのがマナーです。
お出かけのときは、防臭性の高いビニール袋や消臭ポーチなどを持参しておくと安心ですね。
おむつのにおいをシャットアウトし、快適に過ごしましょう。
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