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公開 2020年05月03日  

自宅での旅行ごっこに、娘が大フィーバー!普段のお出かけより喜んだワケは?

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外出自粛で初めて気づいた、大人と子どもの楽しいは違うこと。


外出自粛を娘はガマンできる…?


うちの娘は、活発なタイプ。

これまで、彼女の遊びたい欲求を満足させるため、休みのたびにいろいろな場所へ連れていきました。

週末は近隣にあるレジャー施設や公園に、長期休暇は海や川でキャンプ!

雨の日でもショッピングモールや屋内遊具施設など。

退屈しないよう、時間もお金もかけてきました。



しかしこの春、新型ウイルスの流行によって私たちの住む地域に外出自粛要請がだされたのです。


普段、外出の予定のない週末は、夫婦で交替で娘の相手をしています。

お互いに美容院にいったり家事をしたりと、自分たちの時間を確保していました。


けれど外出自粛になってからは、朝から晩まで家族全員で自宅で過ごすことに。

さっそく家事を済ませ、手持ちぶさたになった私は、遊んでいる娘と夫の輪に加わることにしました。


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親子3人のごっこ遊びが大盛り上がり!


ごっご遊びが大好きな娘。

いつもお母さんごっこやお店屋さんごっこなど、さまざまなごっこ遊びを提案してきます。

その日は旅行ごっこで、行先は沖縄です!

沖縄のガイドブックを手に夫と2人でどこへ行くかを相談しています。

「ママも連れてって~」と、声をかけると驚いた様子の娘。


「え?ママも行くの!?」嬉しいサプライズに満面の笑みです。


「じゃあみんな用意して~」娘の号令のもと私たちは荷物の準備を始めました。



夫も私もリュックサックやバックにオモチャの食料やガイドブックを詰め込みました。

沖縄へは船で行くそうです。

みんなでバックを持ってリビングをぐるぐる歩き、港へ向かいます。


「ついたわ!さあ乗りましょう」

娘と夫が船と称したソファの上に先に乗り込んだのを見て、私はいたずらを仕掛けました。

「ブーーー!!あ、船が出発してしまう!」

そう叫んだ私は、とてつもない小股でソファめがけて小走りし、娘のほうへ手を伸ばして助けを求めます。



「〇〇ちゃん待ってー!」

「ママ!はやく!」



ソファの船にすでに乗り込み、真顔で焦る娘は、私の手をとろうと必死です。

「急いでー!」

ブー!と叫びながら私はソファに飛び乗りました。

「あー、よかった、間に合った!!」娘が抱きついてきました。



沖縄につくと今度はレンタカー乗り場へ向かいます。

「ホテルまで誰が運転する?」

「じゃあ私がするわ」と、手を上げる娘。


ふたたびソファに腰かけ空中のハンドルを握ります。

夫はガイドマップを手に道案内をはじめました。

「このホテルだよ」

ダイニングのカウンターまで行きチェックインをするマネをします。

が、すぐに戻ってきて「〇〇ちゃん大変!予約されていないって!」と夫。


娘の顔色が変わります。


「〇〇ちゃん、ちゃんと予約した?」

「うん、したよ」


わざとらしくガイドブックをのぞき込む夫。

「あ、間違えてた、となりのホテルだった~、ごめんごめん」と、そんなこんなでホテルに到着です。



翌朝は朝からシュノーケリング!

リビングの海を3人でふわふわとさまよい、モリで魚を突いたり、深くまで潜って深海魚に出会ったり…。

その後は娘が提案した聞いたこともないお祭りに行き、ようやく帰路へ。


家の時計を見ると遊び始めてから、なんと3時間近く経過しています。


どこへも連れていってあげられない罪悪感から父も母も頑張った、娘との旅行ごっこでした。


今までで1番楽しかった!と娘



その夜、お風呂に入っていると娘が意外なことを言ったのです。

「あ~、きょう、めちゃめちゃ、たのしかった~!」

「そうなの?よかった」


「あ~思いだしただけでもたのしい~!」

少し驚きました。

アクティブな彼女が長時間のお家遊びにそんなに満足したのか…と。



さらに次の日も…。

「きのう、たのしかった~!子どもになってからの遊びで1番たのしかった~!」



これまで、本物の旅行では念入りに計画し、お金のかかる場所も含め様々なところへ連れて行きました。

まさか自宅での、ごっこ遊びの旅行が1位になるなんて…と、すっかり拍子抜けです。


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大人と子どもの楽しいは違う!


親としては、休日には普段は行けないような場所に連れていってあげたいと思うもの。


頑張って計画したからには楽しまないと!と、旅先ではいつもスケジュールにしばられバタバタ過ごしていた気がします。


それが娘にとってはあまり楽しくなかったのかも…。


人気の場所へ行くことより「親子で向き合って本気で遊ぶ」ことを、娘は求めていたのかもしれません。


夏には旅行に行ける!と信じて、現地での過ごし方を今から考えておきたいと思います。


※ この記事は2024年11月27日に再公開された記事です。

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