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公開 2021年07月22日  

げっぷの出し方、これで大丈夫?簡単な出し方のコツ、出ない時の対処法は?

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授乳のあとに行う「げっぷ」。なかなかげっぷが出ず、「させ方が間違ってるの?」と不安になることも少なくないでしょう。また、「授乳の度にげっぷは本当に毎回必要なの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、げっぷの出し方のコツや抱き方、いつからいつまでげっぷが必要か、出ないときの対処法など、詳しく紹介します。


目次 赤ちゃんにげっぷをさせる理由とは?
赤ちゃんのげっぷはいつからいつまで?
げっぷの回数の目安
簡単なげっぷの出し方のコツ
げっぷが出ない時はどうする?
吐いてしまった場合
げっぷを出させるのはいつまで?

赤ちゃんにげっぷをさせる理由とは?

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赤ちゃんにげっぷをさせるのは、お腹の中の空気を出してあげるためです。

大人でも、たくさん食べたり飲んだりしてお腹が苦しくなると、げっぷをします。

赤ちゃんは大人と違い、自力でお腹の中の空気を出すことができないので、お世話する人がげっぷをさせてあげる必要があるのです。


特に新生児は授乳のとき、ミルクや母乳と一緒にたくさんの空気を飲み込んでしまいます。

空気がお腹の中に入ったままだと、胃に入ったミルクや母乳が逆流しやすく、空気と一緒に吐いてしまうことがあるため、げっぷをさせて、ミルクが胃の中でしっかり消化できるようにしてあげましょう。


また、空気で赤ちゃんの小さなお腹が圧迫されてしまうと、赤ちゃんは苦しく、不快になります。

赤ちゃんに気持ちよくご機嫌でいてもらうためにも、げっぷをさせて圧迫感を取り除いてあげましょう。


赤ちゃんのげっぷはいつからいつまで?

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授乳後には毎回、赤ちゃんに「げっぷ」をさせますよね。

すぐ出てくれれば良いですが、なかなか出ないと大変です。

それでは、赤ちゃんにげっぷが必要なのは、いつからいつ頃まででしょうか?


赤ちゃんが産まれてからしばらくは、大人がげっぷをさせてあげる必要がありますが、次第に赤ちゃんがミルクや母乳の飲み方が上手になっていくと、げっぷをしなくてもお腹が張らなくなってくることが多いようです。


そして、生後3~4ヶ月頃になると、げっぷが出ないことも増えてきます。

さらに、生後5~6ヶ月頃になって、首がすわったり寝返りができるようになり、赤ちゃんの動きも活発になってくると、お腹の空気も自然と排出されるようになるため、げっぷが不要になってきます。


げっぷには個人差があり、赤ちゃんによって違いますが、授乳後に赤ちゃんが苦しそうでなければ大丈夫でしょう。


げっぷの回数の目安

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げっぷの回数は、赤ちゃんの体質、ミルクや母乳の飲み方などによっても変わります。

1回のげっぷで「げふ~」とすべての空気が出ることもあれば、1回げっぷをしても、まだお腹に空気が残っている場合もあります。

神経質になりすぎる必要はないですが、赤ちゃんが不快そうであれば、少し長めに背中をさすってあげて、数回出してあげましょう。


げっぷのタイミングは、「授乳直後」といわれていますが、授乳の途中でさせても問題ありません。

母乳の場合で、おっぱいの左右を変えるタイミングなどにげっぷをさせるのも良いでしょう。


簡単なげっぷの出し方のコツ

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げっぷの出し方にはいくつか方法があります。

1つやってみてげっぷが出なくても、他の方法を試してみるとげっぷがうまく出せることも。

楽な方法を試してみましょう。


縦抱きにする


赤ちゃんを縦抱きにしてげっぷをさせる方法です。


まず、赤ちゃんがミルクや母乳を吐き出してしまっても良いように、肩の上にガーゼを乗せ、その上に赤ちゃんの顔がくるように抱き上げます。

赤ちゃんが肩にもたれるようにし、お尻をしっかりママの手で支えながら、逆の手で赤ちゃんの背中を下から上にやさしくさすったり、トントンとやさしく叩いてあげてげっぷを出させてあげましょう。


首がすわっていない赤ちゃんは、特に首がぐらつかないように気をつけましょう。

空気をお腹の中から口の方へ出すようなイメージで、背中から脇腹あたりをさすり上げたり、リズムよくトントンと軽く叩いてあげるようにします。

げっぷの音が聞こえやすいので、げっぷが出たかどうかママも比較的わかりやすい方法です。


座って赤ちゃんを支える


赤ちゃんを座った体勢にして、げっぷさせる方法です。


まず、膝の上に赤ちゃんを横向きに座らせてしっかりと支えます。

次に、赤ちゃんの胸の方から腕を入れて、手のひらで脇の下をしっかりと支えます。

赤ちゃんは少し前かがみに座ったような形になります。


そして、反対の手で赤ちゃんの背中や脇腹をさすったり、叩いたりしてあげてげっぷをさせます。


うつ伏せにして背中をさする


赤ちゃんをうつ伏せの体勢にして、げっぷをさせる方法です。

太ももの上に赤ちゃんをうつ伏せで寝かせ、背中を下から上にさすったり、軽くトントンと叩いたりします。


赤ちゃんをうつ伏せにさせる場合、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを上げないために、うつ伏せのまま長時間おいたりそのまま眠らせたりしないよう、注意が必要です。


向かい合わせにして背中をさする


赤ちゃんを座らせてげっぷをさせる方法です。


まずは赤ちゃんと対面になるように、太ももの上に赤ちゃんを座らせます。

そして片手で、赤ちゃんの首から後頭部をしっかり支え、もう一方の手で背中をやさしくさすったり、軽くトントンと叩きましょう。

赤ちゃんの顔が見えやすいので、安心です。


げっぷが出ない時はどうする?

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げっぷが出ないからといって神経質になりすぎたり、焦ったりする必要はありません。


赤ちゃんのげっぷの出やすさには個人差があります。

また、ミルクや母乳の飲み方にも個性があり、まだうまく飲めない赤ちゃんもいれば、授乳時の空気のすすり込みが比較的少ない赤ちゃんもいます。


げっぷの姿勢をいくつか試してみても5分以上出ないときには、赤ちゃんを横向きに寝かせてしばらく様子を見ましょう。

寝かせるときは、赤ちゃんが吐き出したミルクや母乳を気管に詰まらせることのないよう、平らな布団の上に横向きに寝かせます。


げっぷをせずに赤ちゃんがそのまま寝てしまっても、赤ちゃんが苦しそうでなければそのままで大丈夫。

頭の方が少し高くなるように調整すれば、お腹から空気が出やすくなるでしょう。


基本は、授乳後にげっぷをさせますが、そのときにげっぷが出なかったとしても、赤ちゃんは吐き戻しをしたり、泣いたり、おならをしたりしてお腹の空気を外に自然に出すことがあります。

過度な心配は必要ありませんが、いろいろな方法を試してみても出ない場合は、医療機関に相談してもいいかもしれません。


また、げっぷが出ずに赤ちゃんの機嫌が悪くて泣くのが続く、お腹がすごく張っているなどの場合は、胃が上後方にねじれてげっぷが出しにくくなる「胃軸捻転症」になっている場合もあります。

赤ちゃんの胃は、まだ固定されていなくて動きやすいので、上後方にねじれて食道を圧迫し、げっぷが出しづらくなっているというものです。

心配な場合は小児科を受診しましょう。


吐いてしまった場合

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飲んだミルクや母乳を多少吐き戻したり、大量に吐いたりしても、吐いた後に赤ちゃんが元気で機嫌が良ければ大丈夫です。

吐き戻ししやすい体質の赤ちゃんは、乳児健診のときなどに体重の増え具合を見て、少しずつでも増えていれば問題がないことが多いです。

ただ、授乳のたびに噴水のように激しく吐く、何度も吐く場合には、「肥厚性 幽門 凶狭窄症(ひこうせい ゆうもん きょうさくしょう)」という病気の可能性もあるため、小児科を受診しましょう。


げっぷを出させるのはいつまで?


お腹の空気が自然に排出できるようになる、生後5~6ヶ月頃までは、大人がげっぷをさせてあげましょう。


げっぷの出方には赤ちゃんの個性があります。

上手にげっぷが出れば一安心ですが、「げっぷが出ていない」からと神経質になりすぎなくても大丈夫です。


また、げっぷをさせたときに吐いてしまうからといって、げっぷをさせないのは逆効果。

吐き戻しをしやすい赤ちゃんほどげっぷをしておかないと、後から勢いよく吐いてしまうこともあります。


大人でもお腹に空気が溜まると苦しいものです。

赤ちゃんが、食欲も満たされ、おむつも汚れておらず、抱っこしても泣くという場合には、お腹に空気が溜まって不快なのが原因かもしれません。

毎回授乳のあとにげっぷをさせるのは大変ですが、赤ちゃんのかわいいげっぷ、豪快なげっぷが聞けるのは新生児~生後5、6ヶ月までのわずかな期間だけ。

今だけしか見れない赤ちゃんの瞬間を楽しむような気持ちでいると良いでしょう。


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