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公開 2020年10月16日  

引き受けたPTAの役割を、どこまでやるのか。その「温度差」の裏側にあるもの #20

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秋祭りに向けて、準備がどんどん本格化してきた杏奈。仕事との両立は大変でありながらも、引き受けた以上は委員長として頑張ろうと奮闘するのですが……?とげとげ。さん作、連載『「小1の壁」のむこうに』第20話。


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20話 温度差

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小学校の保護者たち。

その共通点は「同じ学区に住んでいて、子どもが同じ小学校に通っている」ということだけだ。


基本的に共働き家庭が中心の保育園と、パート勤務や専業主婦家庭が多い幼稚園とでは、時間概念やライフスタイルが異なることも少なくない。

さらに、保育園も幼稚園もその園ごとのカラーがあり、特に「親の行事参加」に関しては、関わりの度合いが本当にさまざまだ。


それぞれのライフスタイルに合う環境で数年間を過ごした後、小学校という新たな世界に飛び込むと、物事の進め方のスタンスに周囲との“温度差”を感じることもある。

PTAは、それが顕著に現れる場のひとつだ。


どうしてこんなことに手間と時間をかけるのだろう。

どうして効率を考えないのだろう。

どうして同じタイミングで作業してくれないのだろう。

どうしてこういう方法で他人に“お願い”をするのだろう。


これまで身を置いてきた環境も違うし、家庭ごとの事情や考え方も違う。

そうした中でひとつのものを作り上げていく時は、スタンスの違いがどうしても見えてしまうものだ。


自分と違うやり方に出会った時、ふわっとわいてくる「違和感」の背景には、正しい/間違っているという尺度だけでは決してはかれない、それぞれの“正義”があるのかもしれない。


杏奈が中心となり、どうにか仕事と両立しながら進めてきた秋祭り。

いよいよ本番を迎えることになって……?

次回は10月23日(金)7時更新予定。どうぞお楽しみに!

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秋祭り前日。

準備も大詰めになり、委員長を務めてきた杏奈にとって、慌ただしい時間が過ぎていく。

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今までそれぞれのグループで準備してきたことが、ひとつに融合する瞬間がやってくる。

そしてその頃、レイナの話に心を痛めていた典子は……

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※ この記事は2024年11月10日に再公開された記事です。

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連載『「小1の壁」のむこうに』 #20
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