まいどおおきに!
子どもが小学校を卒業するということにビックリしまくった系オカン、さとえみです。
いや〜、時が経つのは早いもので……。
ついこの間入学したと思っていた長女が、この夏小学校を卒業しました(我が家が住むべルギーでは、6月末が学校卒業時期です)。
いわゆる「卒業式」はないと聞いていたのですが 、「それっぽいものはある」ということで……。
卒業式「っぽい」というのが引っかかりますよね。
「卒業式と言っても問題ないんじゃない?」と長女に言うと、「ディプロマをもらうパーティーは、卒業式とは違う」と断言するではありませんか。
(ちなみにディプロマとは、その課程を終了したという証明書のことです。)
すっかり頭がハテナだらけになった私。
その謎を解くべく、その「卒業式っぽいもの」=ディプロマをもらうパーティーへと向かったのでした。
いざ会場に到着してみると、卒業生もその保護者も普段着でとってもラフ。
そしてまず渡されたのが、氷がたくさん入ったバケツでした。
そのバケツにはアルコールフリーのシャンパンとおつまみのようなものが入っており、のっけから日本の「卒業式」とは違う雰囲気です。
バケツを持ちながら卒業生の家族席に座ると、まず卒業生全員が登場するビデオの上映が始まりました。
ビデオは1度もカットされず、音楽に合わせて次々と生徒が現れダンスしては消え……の繰り返しで、このビデオためにたくさん練習したことが伺えました。
なんだかこの時点で、すごく「パーティー」っぽい……!!
次に、生徒が1問ずつ問題を出す形のクイズゲームが行われました。
参加者がスマホで回答していくオンライン形式のもので、自分の回答の正誤だけでなく、どの家族がトップなのかもリアルタイムで分かります。
みんなどんどんヒートアップしていく様子が、これまたパーティーっぽくて……。
校長先生が卒業生に贈る言葉の時間と、ディプロマを渡す瞬間だけはすごく厳かでしたが、 その後はまるで映画さながらです。
みんなで帽子を投げるシーンがあり、その写真撮影でワイワイガヤガヤ。
感動や寂しさで泣くと言う感じは全くなく、修了証書をゲットして嬉しい〜!ワーイ!ヒャッハー!みたいな感じだったのでした。
なるほど、確かに「卒業式」という感じではない。
これはディプロマをもらってワイワイと騒ぐ「パーティー」なんだなぁと思いました。
日本の「卒業式」とあまりにも雰囲気が違うので、私はずっと戸惑ったままでしたが、これはこれで彼ら彼女らの輝かしい未来を迎える場としてふさわしいんだろうと思います。
その後撮った写真やビデオを見返して、これはこれでアリと改めて思った次第です。
とにかく、卒業するみんなおめでとう〜!中学校に行ってもがんばってね。
ほなまたね!
※漫画では省略しておりますが、帽子を投げるシーン以外の全ての登場人物はマスクを着用しております。