こんな簡単なやり方があったのか!
フォロワー11万人の人気インスタグラマーKayokoさんが実践する、無理をしない、ストレスもない、心地よい暮らし方。
『暮らしが整う「片付けない」片付け』(kayoko著/アスコム)より、一部のアイデアをご紹介します。
さっき片付けたのに、
また、おもちゃが
散らかっている!
… 子どもに片付けなさいと言っても全然やってくれないから、仕方なく片付けて掃除もしたのに、また山ほど、おもちゃが散乱してる……。
家事に子育て、そして仕事と、一日フル稼働の女性にとって、可愛い我が子とはいえ、部屋中におもちゃが出しっぱなしだとイライラしますよね。
「まったく、こんなに散らかして!」と、私も何度思ったことでしょう。
ある日、部屋中に散乱したおもちゃを見て、夫がポツリとこう言いました。
「今日もたくさん遊んだね〜」
そうなんです。
確かに、子どもの大切な仕事は「遊ぶこと」。
遊びを通して、楽しいという感覚を覚え、工夫したり、創作したり、たくさんの学びを得て、成長していくものです。
もちろん、せっかく片付けた部屋に、またおもちゃが散乱しているのを見ると、一瞬クラッとします。
でも、「たくさん遊んで楽しかっただろうな」と思えば、気持ちがとってもポジティブになります。
子どもが元気で楽しく過ごしてくれていることが一番。
そこから少しずつ、子どもたちが片付けの仕方を「楽しく」覚えていくためには?
と考えるようになりました。
小学生の娘に「片付けって、整理してからやるの?」と質問されたことがあります。
大人の頭なら、「片付け」という言葉の意味を当たり前のようにイメージできるので、ついつい「片付け」とひと言にまとめてしまいます。
でも、子どもにはちゃんと具体的に何をするのか伝えないと、分かっていなくても仕方がないですよね。
子どもにいきなり「おにぎりを作ってね」と言っても分からないのと同じです。
おにぎりのつくり方を教えるときは、ちゃんと工程を説明します。
最初は一緒にやって見せて、何度か一緒にやっていると、そのうち一人でもできるようになるでしょう。
片付けも、ただ「片付けて」ではなくて、最初は一緒にやりながら具体的に「出して、使い終わったら、元の場所に戻してね」と言い続けることで習慣化できるようになると思います。
ただ、子どもは年齢差によって、理解力が全然違うので、私は年齢に合わせて片付け方を工夫して教えています。
幼少期は楽しさがないと何ごとも続きません。
ゲーム感覚を取り入れて、遊びながら、気が付いたら片付いてる! スッキリ、きれいになるって気持ちいい! をたくさん覚えていってもらいたいと思っています。
大人の片付けでも同じですが、使っているモノ、もう使っていないモノを整理しないと、どんどんおもちゃは増えていってしまいます。
片付けをするとき、使っているモノ(大切なモノ)は右に、使っていないモノは左に、という「分ける」を一緒に続けていくと、だんだん一人でも「分ける」ができるようになり、さらに「使っているモノだけをしまう」ができるようになりました。
×正論 小さいうちは親が片付ける
〇ズボラ 一緒に右と左に分けていく
ただ「自分が遊んだんだから、片付けてね」と声をかけても、それでは楽しそうに感じてくれないので、動きません。
ましてや、初めからすぐに全部できる子なんて、いないと思います。
思い通り片付けてくれなくても、繰り返し片付けを一緒にやっていくことが大切かなと思います。
できれば、小さいうちから、遊びながら整理をすることを覚えておくと、使うモノの優先順位が分かって、将来的にも、やみくもにモノを増やすことはなくなるように思います。
子どもの年齢に合わせて、ゆっくりお片付けの方法を伝えていきたいですね!
書籍では、頑張らないのにキレイに片付く、62の方法が紹介されています。
ぜひチェックしてくださいね。