昨今若い女子の間で飛び交っている「ヌン茶」という言葉を知っていますか?
実際SNSで検索してみると、「大学の友達とヌン茶の予定入れた」「ヌン茶しばきたい」などといった投稿が見られます。
果たして「ヌン茶」がどのような行為を指しているのか、さっそくチェックしていきましょう。
まず「ヌン茶」とはアフタヌーンティーを略した言葉で、数段のプレートに乗ったスイーツや軽食をお茶と一緒に楽しむこと。
元々はイギリスの文化で7代目ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが夕食までの間の空腹を凌ぐために、お茶の時間に軽食を取ったのが始まりといわれています。
ちなみに「ヌン茶」に行くことは「アフタヌーンティー活動」を略して、「ヌン活」と称されることも。
SNSではアフタヌーンティーを楽しむ女性を指す「ヌン活女子」といったワードも誕生していました。
日本でも様々なホテルやカフェでアフタヌーンティーが提供されており、女子会の行き先に選ぶ人も少なくありません。
メルヘンな形のスタンドに色とりどりのスイーツなどが乗った見た目がSNS映えすると女子の心を掴み、Instagramの「#ヌン茶」タグでは2000件を超える写真が投稿されていました。
流行のきっかけとしてはコロナ禍も関係しているらしく、夜の外出や飲酒が制限される中で昼間に楽しめるアフタヌーンティーに注目が集まったと言われています。
ただ食事を楽しむだけでなく、おめかしの場としてもヌン茶は活躍しているよう。SNS上ではドレスコードに合わせて髪色を変えたり、きれいめのドレスを新調している人もいました。
ほかにもふわふわのヘアメイクをしたりと、普段と違う恰好をすることで一層英国風の空間を楽しんでいるようです。
またオタクの間でもヌン茶は注目の的に。ファンシーなスタンドが推し活の際のフォトスポットとして人気が高く、スイーツと一緒に好きなキャラのアクリルスタンドなどを映した写真もたくさん投稿されています。
ほかにもネット上では「職場の人達とヌン茶行ってきた」「旦那が記念日にヌン茶連れて行ってくれた」などの声が見られ、色々な食事の場面でヌン茶をチョイスする人も増えてきているようでした。
基本的には洋風のケーキや軽食が主流のヌン茶。しかし最近では中国茶&中華系スイーツを楽しめるものや、和菓子を中心に構成した和風系のヌン茶サービス少なくありません。
中にはスタンドに寿司を乗せた「寿司アフタヌーンティー」などの変わり種も登場しています。
さらに友達同士で行くイメージの強いヌン茶ですが、お一人様向けのサービスを展開している店も。
休日の過ごし方に迷ったときは、流行りの「ヌン茶」でちょっぴり贅沢な気分に浸ってみてはいかがでしょうか?