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公開 2023年01月30日   更新 2023年11月09日

「おにご」って…何?令和っ子の”多様化する外遊び”に驚愕!!

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我が家には小学校4年生の男女の双子がいます。双子たちが発するなぞの言葉「おにご」「おにご」とはいかに…??


『おにご』ってなに…??


我が家には小学校4年生の男女の双子がいます。

先日、学校行事のため4時間授業の日がありました。


4時間授業の日は、午前中のみの授業で給食を食べたら下校できます。

双子たちの通う学校では、4年生になってからは、5時間授業が当たり前。

もうすぐ5年生ということもあり、いつの間にか6時間授業の日の方が多くなってきました。


そのため「4時間授業」というのは、双子たちにとってはレアな日。

息子は4時間授業の日の放課後、お友達と公園で遊ぶ約束をしているようでした。

普段はお互いに習い事があったり、なかなか思う存分遊べないことも増えてきたので、とても楽しみにしている様子。

そんな中…ある日の放課後のこと、双子たちの会話が聞こえてきました。


娘:4時間授業の日、公園に行ったら何する予定?

息子:うーん。たぶん『おにご』!

娘:『おにご』かー。じゃー私も一緒に行こっかな〜。

母:(お・に・ご…?)


耳馴染みのない言葉。

でも、普段なかなか外に遊びに行かない娘すら、公園に行こうと思わせる『おにご』。

「ねぇ…『おにご』ってなに?」と聞いてみると、双子たちはそんなことも知らないの?といった顔で「『おにごっこ』にきまってるじゃん!」と声を揃えて返してきました。

公園で遊ぶもので、『おにご』なので、もしかしたら『おにごっこ』かな〜と思ったものの、私が子どもの頃は『おにご』なんて言い方はなかったので。

今どきの小学生は『おにごっこ』も略すのか〜。

正直「おにごっこの『っこ』」しか略されていないので、『おにごっこ』でよくない?と思いながら、双子たちに話を聞きました。


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びっくり!!『おにご』のバリエーション!


すると、『おにご』の中にもバリエーションがあることがわかってきました。

普段外でどんな遊びをしているのか聞いてみると……

・バナナおに
・電子レンジおに
・氷おに
・変わりおに
・ドロケイ(ケイドロも含む)
・ボールおに
・色おに
・サメおに
・フエおに


出てくる出てくる『おにご』のバリエーション。

私もかろうじて、氷おに、色おに、ケイドロはついていけます。

氷おには、おににタッチされると固まってしまうおにごっこ。

色おには、おにが言った色に触れば、おにはタッチが出来なくなるおにごっこ。

ケイドロは、警察と泥棒の2チームに分かれて警察が泥棒を捕まえるおにごっこ。

ここまでは双子と同じ理解でした。


ケイドロ派(母)か、ドロケイ派(娘)の論争も生まれたのですが、地域差などもあるのでゲームとしては同じだよね。

ということで折り合いをつけながら…気になるのが「バナナおに」や「電子レンジおに」です。

名前からして、どんな遊びなのか想像できません。

もう少し詳しく聞いてみると、

「バナナおに」は、おににタッチされると、両手を上げてその場でバナナのように固まらなければならないゲーム。

まだタッチされていない仲間に片方ずつ皮をむいてもらえる(実際は片手ずつ手を下ろす)と復活して動けるようになるゲームだそうで…。

聞いている限り、氷おにがアレンジされたもののようでした。


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『電子レンジおに』??


電子レンジおにも、おににタッチされると、やはり固まってしまう。

でもここからがポイントで、タッチされていない仲間が2人一組になり、固まってしまった子を囲みながら頭の上で手をつなぎ、囲ったまま手を下ろすことができたら解凍成功。

(どうやら解凍する際には「電子レンジでチン!」という掛け声もあるそうで…)

友達に助けてもらえると、動けるようになるというのです。

こちらも、やはり氷おにがアレンジされたもののようで、バナナおによりも、仲間の救出はハードなゲームのようでした。


そんな中で面白かったのが、『変わりおに』。

「変わりおにって何?」と聞くと、おににタッチされたら、おにが交代する遊び、と説明されました。

「え?それって普通のおにごっこじゃない?」というと、「いや、『変わりおに』」と言うのです。


なんど聞いてみても、オーソドックスなおにごっこ。

のようなのですが、あえてのネーミングがあったとは…。


しかし、いろんなバリエーションがあるんだな〜。

バリエーションがありすぎて、普通のおにごっこをあえて分かりやすくネーミングしているのか…?

どこのだれが生み出しているのかわからないですが、時代に合わせて、変化なのか、進化なのか、遊びが変わったり、呼び名が変わったり…面白いな〜と思いました。


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気になる『おにご』


保育園のころは使わなかった『おにご』という言葉。

友人たちに『おにご』って知ってる?と聞いてみたところ、小学生のお子さんがいる家庭では、親世代は『おにご』というフレーズを使ったことはないが、子どもたちは『おにご』って言ってる!!という反応が大半でした。


だいたい、小学校1〜2年生で使い始めるようです。

きっと小学校の中で脈々と使われ、校庭や公園で伝承されている言葉なんだろうな〜。

もしかしたら地域差もあるのかもしれませんが、子供たちの中で広がる言葉。

まだまだ他にも知らない小学生ワードがあるかもしれないので、小学生のうちに双子と会話しておきたいな〜なんて思っています。


※ この記事は2024年11月29日に再公開された記事です。

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