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公開 2023年01月27日  

子どもの語学学習の「ゴール」をどう考える?国際結婚の我が家で大切にしたこと

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「どこまでやるか」という考え方を、ちょっと変えてみたのです。


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まいどおおきに!

子どもの日本語教育は常に手探り状態系オカン、さとえみです。

ベルギーで育てている我が家の三姉妹も大きくなり、個々の性格や向き不向きが分かってきた頃。

海外子育ての中でがんばってきた日本語教育について、そろそろ「最終的にこうなっていたらゴール!」というものを設定したいと思い始めました。

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「やれた方が良いこと」を決める前に「やれなくても良いこと」を決めた。


ゴールを決めた方が良いとは思ったものの、パッと「ここまで!」という目安が思い浮かばなかったオカン。

逆に「これだけは絶対にやらない」というものを決めて除外していけば、残ったものが我が家の三姉妹に必要な日本語能力なのではないか?という仮説にたどりつきました。


よくよく考えれば……昔は必死に覚えたけれど、今日本語を使っていく上であまり役に立っていない知識もあります。

真っ先に思い浮かぶのが、漢字の書き順。

小学校低学年のうちは、漢字の書き順自体がテストに出ていたので必死に覚えましたが、今となってはほとんど必要ない知識です(※あくまで個人の感想です)。

そして、古文や漢文。

日本の現代文だけで四苦八苦している様子を考えると、これは子どもたちが興味を持ったときに自発的に勉強すれば良いという結論に達しました。

また、日本語をコミュニケーションツールだと捉えた場合、我が家の3姉妹のコミニケーションの相手は、同年代の日本人であることが多いと想定されます。

そうであれば、若い人が使わなさそうな表現やことやざ、慣用句といったものも、今は急いで学ぶ必要はないと思いました。

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若い世代の人が使う言葉であっても、 漢字の画数が多い場合は?

使い道のパターンが少ないのに難しい漢字は?


……熟考した結果、どちらも「無しでよいだろう」という結論に達しました。

こうした漢字を練習するために時間を使うくらいなら、日本のアニメを1本でも多く見た方が、日本文化への造詣が深くなるのではないか?と思ったのも理由のひとつです。

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大人になってからというもの、「日本語を書く」という機会が劇的に少なくなりました。

書く必要がある場合でも、手本を見たり、人に聞いたり、インターネットで調べたりすれば良いですし、間違っていれば訂正すれば良い。

そう思うと、「漢字を暗記していること」にどれほどの重要性があるだろう?と考えてしまいます。


もちろん、そのためには分からないことを調べる力や、他の人に聞くというコミュニケーション力が必要です。

我が家の三姉妹にとっては、そちらの力の方が重要なのではないか?と思うようになりました。


そんなことを考えていると……日本語って…… 言語ってなんやったっけ?

何も答えの出せぬまま、ボーッと子どもたちに漢字プリントを渡すオカンの一丁出来上がりです……。


ほな……またね……。(ボーッ)

※ この記事は2024年11月26日に再公開された記事です。

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