【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?のタイトル画像
公開 2023年05月01日  

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?

53,657 View

イヤイヤ期の子どもとどう向き合う? 初めての集団生活で親ができるサポートは? 自己肯定感を高める親の接し方は? 2歳前後の子どもとの関わり方で意識したいことを、幼児教育のプロであるバイリンガル幼児園Kids Duo International(KDI)の小野木文香先生と服部麻衣先生に教えていただきました。

イヤイヤ期で悩みの多い2歳児育児。プロならどうする?

自我が芽生え始め、自己主張が強くなる2歳前後の子ども。
少しずつ家族以外の人と接する機会や遊ぶ機会が増え、周囲の子どもたちとの関わり方も親としては気になるタイミングです。

できるだけ子どもの気持ちに寄り添いたいけど、イライラや焦りから、親としてどうやって向き合えばいいのかわからない。

そんなママたちに、幼児教育のプロであるバイリンガル幼児園Kids Duo International(KDI)の小野木文香先生(KDI教務責任者兼KDIセンター南園長)と服部麻衣先生からお聞きした2歳児育児のヒントをお届けします。

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像1
左:小野木 文香先生 右:服部 麻衣先生

魔の2歳児とも呼ばれるイヤイヤ期。
この時期に大切な親の関わり方を知ることは、子どもの自己肯定感を高めることにもつながりそうです。

子どもと「一緒に」を大切に。2歳児で育てたいのは「頑張る力」

見方を変えると、「困ったな」は「こんなに成長したんだ」に

--魔の2歳児とも呼ばれるこの時期。育児疲れも感じやすいタイミングですが、親としてはどのように子どもと向き合えばいいでしょうか?

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像2

小野木先生:
子どもの「イヤ」は、明確な意思表示。
具体的ではなくても「こうしたい、やってみたい」という思いや意思がはっきりしているからこその「イヤイヤ」なんです。
親としては困ってしまいますが、そこは「この子も成長したんだな」と、まずはポジティブに捉えてみてはいかがでしょうか。

服部先生:
「イヤイヤ」が続くと、どうしてうちの子だけが…と不安に感じる保護者さまも中にはいらっしゃるのですが、「イヤイヤ期」はどんな子どもも通る道。
「うちの子だけ」と心配しすぎずに、子どもに寄り添う気持ちを大切にして乗り越えてほしいです。

小野木先生:
そうですね、寄り添う姿勢はとても大事ですよね。
たとえば「早く行くよ」「ヤダ!」、「早く食べなさい」「イヤ!」といった親子のやりとりがあったとします。
頭ごなしに「早く!」と言われたら、子どもからすると自分の気持ちを否定されたように感じてしまうもの。

こういう場合の寄り添いのヒントとしては、今日のスケジュールをあらかじめ伝えておくこと。
そのうえで、前もって「そろそろ帰る時間だから行こうね」「このあと●●があるから、ご飯食べちゃおうね」と理由も添えて促してあげてみてください。
親子でスケジュール確認をしておくことで、親としても突発的な「早く」を言わなくて済むようになり、子どもも「早く」の理由が納得できるようになります。

服部先生:
2歳の子どもたちはまだまだ発達途中なので、どうして「イヤ」なのかをうまく説明できないことも。
親が「どうしてわかってくれないの!」と思っているように、子どもも「ママはわかってくれない」と葛藤しています。
「そうだよね、イヤだよね」と、親が子どもの気持ちを言い換えてあげることで響く場合もありますよ。

初めての集団行動。親が気を付けることは?

--だんだんお友達と過ごす時間やグループで遊ぶ機会も増えてきます。イヤイヤ期でも、ルールを伴う集団行動はできるものでしょうか?

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像3

小野木先生:
お友達と過ごす中で、おもちゃを貸さない、わがままを言うなどの自己主張が強くなるのは、自分を守るためでもあります。
お友達がどんな子なのかがわかってくるにつれ、一緒に遊ぶことの楽しさもわかってきます。
子ども同士でいきなり仲良くなるのは難しいので、まずは親が相手の子どもや親に声をかけて、距離を少しずつ縮めていけると良いと思います。

服部先生:
子どもの遊び方や周囲との接し方は個人差があります。
親や先生が遊び方の見本を見せてあげて、集団遊びのルールを覚えていってもらってはどうでしょうか。おうちで、親子でおままごと遊びをしておくのもよいと思いますよ。

小野木先生:
2歳になれば、耳から入ってくる情報もだんだん理解できるようになってきます。
「これはあなたのおもちゃ、これはみんなで遊ぶおもちゃ」というように、遊ぶ前にルールを子どもと一緒に決めておく。
そんなコミュニケーションを増やしていけるといいですね。

服部先生:
事前に伝えておくことで、「ママが最初に言ったこと覚えてる?」と、何かトラブルがあったときに立ち止まって一緒に考えるきっかけを作ることもできるんですよね。
忘れていたとしても、「どうするんだっけ?」と聞いてあげると、自分で考えて思い出す子もいます。

まわりと比べず、その子の成長をほめて伸ばす自己肯定感

--子どもに要求するのではなく、「一緒に」という姿勢も大事ですね。

小野木先生:
やらせるんじゃなくて、親も一緒にやってみる。
それで子どもができたなら「できたね、すごいね」とほめてあげる。
ほめることはその子の自信や自己肯定感を高めることにもつながります。

服部先生:
今日ママと決めたことができた、お友達と一緒に遊べた。
小さなことでもちゃんとほめてあげることで、それが達成感や成功体験になり、その子の中にずっと残っていくんですよね。

--2歳ごろの親の関わり方次第で、その子の自己肯定感をもっと伸ばすこともできるということでしょうか。

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像4

小野木先生:
自己肯定感は、幼少期から少しずつ積み上げていくもの。
集団生活が始まると、よその子と比べがちで、親としては子どものできないところが気になってしまうかもしれません。
そうではなく、子どもの好きなこと、夢中になることに目を向けてあげてください。
子どもの「できた!」「ママ見て」の声に応えてあげることで、自己肯定感は高まっていきますよ。

2歳で身につける「自分力」は「頑張る力」

--Kids Duo Internationalの教育理念では、子どもたちの「自分力」を伸ばすことを大切にしています。これは自己肯定感ともつながる部分でしょうか?

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像5

小野木先生:
自己肯定感は、Kids Duo Internationalが考える「自分力」に含まれるものと言えます。
当園のカリキュラムでは、思考力、集中力、実行力、理解力などその子に必要なさまざまな力を育てていくことを大切にしています。

発達段階に応じて身につけたい自分力は違いますが、2歳頃であれば、チャレンジする気持ち=「頑張る力」が大事だと思います。
心も体も大きく成長する2歳前後。このときに、「やってみよう!」と思い実行できる力がつくと、その後、いろんな力を伸ばすことができます。
Kids Duo Internationalでは、子どもたち自身の手で自分が輝くための「宝石」を見つけていける、そんな指導を目指しています。

--Kids Duo Internationalが考える「こんな子どもに育ってほしい」というイメージがあれば教えていただけますか?

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像6

小野木先生:
これからのグローバル時代では英語力は欠かせません。
しかし、ただ英語が話せるだけではなく、日本の文化や習慣も理解した上で、英語力も磨いていかなければ、グローバルでは通用しないと考えています。
Kids Duo Internationalが掲げるバイリンガル教育では、世界で活躍する未来の子どもたちを育てることを目標としています。

服部先生:
英語も大事ではありますが、日本人としての素地をしっかり身につけておくことも大事。
Kids Duo Internationalでは、さまざまな背景を持つ先生がおり、日本にいながら異文化に触れることもできます。
日本のことを学びながら、世界のことも学べる環境が整っており、自然と広い視野も養えると思います。

小野木先生:
それから、自分の強み、自分の武器をわかっている子どもにもなってもらいたいです。

強みや武器は自信に、自信は積極性にもつながります。
そこで自分だけが前に出て発信し続けるのではなく、相手のことも考え、周りの声にも耳を傾けられる人になってもらいたい。

英語、知育、運動などのカリキュラムに加えて、音楽や絵画、遊びや給食など、園生活全体を通してそんな子どもを育てていきたいと考えています。

--小野木先生、服部先生、貴重なお話をありがとうございました!

「自分力」を育てるバイリンガル幼児園Kids Duo International

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像7

Kids Duo Internationalは、2歳から日本語と英語の「バイリンガル教育」を受けられる幼児園。
園の中では、日本語による知能教育や運動指導、生活学習もしっかり行いつつ、英語を手段として取り入れたイマージョン教育を採用。
園内で過ごす時間の中で自然と英語に触れることができる環境を整えています。

Kids Duo Internationalは2歳~6歳までのクラスを用意。入園から4年間で3,800時間以上もの英語のシャワーを浴びることができます。また、幼稚園以上の幼児カリキュラムを実施しながら、保育園と同じ長時間保育(延長保育あり)にも対応している点も魅力。

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像8

その他、
・バスの送迎あり
・幼保無償化対象園
・PTA活動なし
・園内での習い事実施
といった、共働き世帯にとっては、非常に嬉しい特徴があります。

全国に14か所で展開するKids Duo International。ただいま24年度入園募集中

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像9

現在、Kids Duo Internationalは全国の8都府県14エリアで開園。

東京(三鷹・池上・国立・東雲)
神奈川(センター南・青葉台)
埼玉(武蔵浦和)
千葉(おおたかの森・新浦安・市川)
愛知(名鉄星ヶ丘)※2024年4月開園予定
大阪(豊中)
兵庫(西宮北口)※2024年4月開園予定
福岡(福岡アイランドシティ)※2024年4月開園予定

来年度(2024年度)に向けた、各園の募集園児人数や送迎バス対象エリア、園での過ごし方やカリキュラム内容、入園方法などを説明する合同オンライン説明会が、2023年5月27日(土)に開催されます。
※愛知(名鉄星ヶ丘)、福岡(福岡アイランドシティ)を除く

Kids Duo Internationalにご興味のある方は、無料オンライン説明会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
※2024年度向け合同オンライン説明会のお申し込みは締め切りました。ご了承ください。

【専門家が解説】2歳から始める幼児教育。たくさんの成功体験で育む「自分力」って?の画像10
Q1. 「Kids Duo International」を知っていましたか?
Q2.「Kids Duo International」について、魅力に感じた点を教えてください(複数回答)
Q3. 記事を読んで、「Kids Duo International」の説明会に参加してみたいと思いましたか?
Q4.記事の中で印象に残っている内容や、記事の感想を自由にご記入下さい。

ご協力ありがとうございました!

53,657 View / 2023年05月01日公開

Share!