下記では、出生から1年間の赤ちゃんの成長目安を月齢ごとに解説します。
ただし、赤ちゃんの成長スピードには個人差があるので、下記の内容に沿っていなくても気にしすぎる必要はありません。
赤ちゃんの成長目安|生まれてから1年間の発育、体重・身長の変化とは?
9,703 View出生から1年間の赤ちゃんの成長は目まぐるしく、パパママは育児に奔走することでしょう。1歳になるまでの赤ちゃんはどのように成長し、赤ちゃんとどのように接したら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。今回は、出生から1年間の赤ちゃんの発育やお世話のコツについて解説します。出産を控えている方や、赤ちゃんを子育て中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
生まれてから1年間の赤ちゃんの成長目安
生後1ヶ月の赤ちゃん
生後1ヶ月の赤ちゃんは、ふっくらとした赤ちゃんらしい見た目が特徴的です。
首がすわるのはまだ先ですが、首元に少しずつ力がついてきたり、足をバタバタしたりなど、活発な動作を見せる子もいます。
このころは昼夜の感覚がなく、夜中に何度も目を覚ましてしまう子が多いです。
生後2ヶ月の赤ちゃん
生後2ヶ月になると、動いているものを目で追う「追視」が始まります。
首の筋肉もしっかりしてくるため、頭を上下に動かして、気になる対象物を目で追いかけるようになるでしょう。
また声帯が発達してくるので、泣き声とは異なる「アー、ウー」といった声を出すようになります(クーイング)。
パパママがあやすと笑ったり、声を出して喜んだりして、次第に感情表現が豊かになるでしょう。
生後3ヶ月の赤ちゃん
生後3ヶ月ごろになると、首がすわる子も出てきます。
また、自分の手をまじまじと見つめる「ハンドリガード」をするようになり、手足が自分のものであると認識します。
このころになるとだんだん昼夜の区別ができ始め、夜にまとまって3~4時間ほど寝てくれるでしょう。
赤ちゃんの生活リズムを整えるために、昼間に太陽の光をいっぱい浴びさせたり身体を動かしたりして、夜ぐっすりと眠れる環境を作ってください。
生後4ヶ月の赤ちゃん
生後4ヶ月の赤ちゃんは、うつ伏せの状態で両手を使って、上半身をしっかり支えられるようになります。
また視覚や感覚の発達に伴い、周辺にあるものを手で取って口に持っていき、何でもなめる動作をします。
口でなめることによって、触り心地や質感を確かめているのです。
このころの赤ちゃんは夜眠る時間が長くなってくるため、夜間の授乳頻度が減少する傾向にあります。
生後5ヶ月の赤ちゃん
生後5ヶ月になると、寝返りをする赤ちゃんが増えます。
寝返りができれば、赤ちゃんの動ける範囲がぐっと広くなるため、転倒など事故の危険性が高くなる点に注意しましょう。
ベビーベッドなどから落ちないよう、柵を設けるなど対策をしてください。
また首がしっかりすわるこのころには、離乳食を開始する子も多いです。
ただし、離乳食開始といっても、まだ主要な栄養源は母乳やミルクであることに変わりありません。
いつもの授乳の1回を離乳食に置き換えて、赤ちゃんの様子を見ながら焦らず進めていきましょう。
生後6ヶ月の赤ちゃん
生後6ヶ月になると、お座りを身につける子が出てきます。
お座りをすると視界が一気に広がり、周りにあるものに関心をもつようになるでしょう。
気になるものは何でもなめたり口に入れたりするので、赤ちゃんの周辺に危ないものを置かないようにしてください。
また、6ヶ月の赤ちゃんの中には、人見知りが始まる子もいます。
赤ちゃんが人見知りをするのは、パパママ以外の知らない人に対する恐怖心が生まれるからです。
心の発達における重要なプロセスなので、慌てずに対応しましょう。
生後7ヶ月の赤ちゃん
生後7ヶ月の赤ちゃんは、お腹を地べたにつけた姿勢で這うようにして動く「ずりばい」をします。
また、このころパパママの悩みの種となるのが、夜泣きです。
この現象は子どもの脳が発達することで、日中経験した刺激が蘇って、夜眠れなくなることなどが原因とされています。
夜泣きは月齢が進むにつれて収まっていくので、気長に付き合っていきましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃん
生後8ヶ月になると手指がさらに器用になり、小さいものを指の先端でつまんだり、右手から左手に持ち替えたりすることが可能になります。
またハイハイを身につける子も出てきて、移動範囲がぐっと広がるでしょう。
ハイハイをして移動範囲が広くなると、赤ちゃんが床に落ちているものを誤飲するリスクも高くなります。
とくにコインや洗剤、タバコ、化粧品などは非常に危険であるため、赤ちゃんの手の届く範囲に置かないよう注意しましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃん
生後9ヶ月になると、つかまり立ちをする赤ちゃんもいます。
つかまり立ちやハイハイを習得した赤ちゃんは、関心のある方向に自分で行って、おもちゃなどでひとり遊びをするようになるでしょう。
また離乳食にも慣れてきて、食べる量が増加してきます。
赤ちゃんの食欲や慣れ具合に応じて、離乳食の頻度を1日3回に増やしても良いころです。
生後10ヶ月の赤ちゃん
生後10ヶ月になると、周りの人が話す言葉をたくさん頭にインプットして、単純な言葉を理解するようになります。
早い子だと「マンマ」「ブーブー」など初めての言葉を発するようになるでしょう。
またつかまり立ちに慣れてくると、家具などにつかまりながら、つたい歩きを始めるケースもあります。
つたい歩きを身につければ、サポートがなくてもひとり歩きできるようになるまであと少しです。
生後11ヶ月の赤ちゃん
生後11ヶ月にはさらに手先が器用になり、クレヨンを持ってなぐり描きをするなど、指先に力を込めるような動きができるようになるでしょう。
離乳食をあげる際、パパママがスプーンを持っている手に、手を添えてくる子もいます。
また生後11ヶ月の赤ちゃんは好奇心旺盛で、大人の話し方や動きに興味を持ち、動作や発音などを真似するようになります。
ただし、真似が始まる時期は赤ちゃんによって異なるので、この時期に真似をする様子が見られなくても心配しすぎる必要はありません。
生後1歳0ヶ月の赤ちゃん
生後1歳0ヶ月では、早い子だと自分で立ち上がってひとり歩きができるようになります。
2本の足で歩けるようになると、行動範囲がさらに広くなります。
家の中や公園などでパパママが一緒に歩くと、喜んでもらえるでしょう。
またこの時期になると、リズムや音楽に合わせて身体を動かすようになります。
赤ちゃんはリズム遊びが大好きです。
音感や運動能力だけでなく、自己表現力や集中力、社会性などを育むことにつながる大切な遊びなので、親子で楽しみましょう。
生後1歳0ヶ月になると、離乳食は完了期に入ります。
食事の合間には、果物やいも類などのおやつを加えてみましょう。
参考:東京都「0歳児から 2歳児の発達過程」
参考:厚生労働省「2 乳児・小児」
参考:厚生労働省「2019年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究」
参考:厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」
生まれてから1年間の赤ちゃんの体重・身長の変化は?
出生からの1年間は、人生最速のスピードで身体が大きくなります。
下記では、出生から1年間の体重・身長の推移について男女別に解説します。
男の子の体重・身長
男の子の体重・身長の変化は、下記のとおりです。
女の子の体重・身長
女の子の体重・身長の変化は、下記のとおりです。
参考:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査 Ⅱ 調査結果の概要」
赤ちゃんの成長が目安より遅い・早い場合も心配しすぎないで!
今回ご紹介した発育や体重・身長の数字は、あくまで目安として捉えましょう。
赤ちゃんの成長には個人差があり、成長スピードは人それぞれです。
たとえば同じ月齢の赤ちゃんでも、ハイハイをするタイミングや言葉を発するタイミングは大きく異なります。
とくに初めて子育てをするパパママは、我が子の成長がほかの子よりも遅れていたら、不安に感じるかもしれません。
しかし、成長の早さが異なるからといって、必要以上に悩むことはないのです。
それでも気になる場合は、自治体の育児相談窓口や家庭支援センターなどで、専門家に相談してみましょう。
定期健診の際に、小児科の先生に聞いてみるのも良いですよ。
子育ての悩みはひとりで抱え込むのではなく、しっかり周りに頼ることが大切です。
参考:内閣府「保育所保育指針 解説書」
参考:厚生労働省「お母さんと子どものコミュニケーションのために-0~3歳までのお子さんのお母さんへのヒント集-」
まとめ
今回は、出生から1年間の赤ちゃんの成長について解説しました。
赤ちゃんは生まれて1年間で、心も身体も驚くほど成長します。
初めての育児だと戸惑うことも多いですが、今しか見られない我が子の成長を楽しく見守りましょう。
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