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公開 2023年07月10日  

【少子化】子育て世帯数、初の1000万割れ。世帯の子ども数は「1人」が最多

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2022年国民生活基礎調査によると、2022年6月2日時点における全国の世帯総数は 5431 万世帯でした。

このうち、18歳未満の「児童がいる世帯」、いわゆる子育て世帯は 991 万 7 千世帯で、全世帯における割合は18.3%。

児童のいる世帯は、調査を開始した1986年以降で初めて1000万世帯を割り込みました。同様に子育て世帯の割合も、過去最少を記録しています。

国民生活基本調査とは、福祉や所得といった国民生活の基礎的事項の調査を目的とした調査のこと。1986年以来、3年ごとに大規模調査を実施。2022年の調査では、約20万4000世帯から得た回答を分析しました。

子育て世帯の約半数が「子どもは1人」


児童のいる世帯である991 万 7 千世帯を児童数別に見ると、最も多いのが「1人」( 488 万 9 千世帯)でした。

これは、児童のいる世帯の49.3%に当たります。

「児童が2人いる世帯」は 、377 万 2 千世帯で割合は38.0%、「3人以上いる世帯」は、125万6000世帯で12.7%)でした。

1986年には子育て世帯が約半数を占めていた


児童のいる世帯は、調査を開始した1986年には1736万4000世帯あり、全世帯の46.2%を占めていました。

1986年と2022年で世帯当たりの児童数を比較すると、「3人以上」は、1986年が16.5%、2022年が12.7%であり、大きな差は見られません。

変化が大きいのが、「1人」と「2人」です。

「1人」については、1986年には35.2%だったのに対して、2022年には49.3%に上昇。「2人」については、48.3%から38.0%に低下しています。

約40年前には「子育て世帯には子どもが2人」が多かったものの、2022年時点では「子どもは1人」のケースが増えています。

参考:
2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html



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コノビー子育てニュース #74
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