結婚生活を送るうえで、パートナーとお金の価値観が合うかは、とても重要です。
また、日々の家計管理を夫婦でどう行うかのすり合わせも大切ですね!
今年6月に発表された「令和夫婦のお金の価値観調査」の内容から、お金に関する夫婦のリアルな意見をご紹介します。調査対象は、直近3年で結婚した20〜30代の男女426人です。
「ふたりのお金をどのように管理したいか」を聞くと、「生活費と個人の支出もまとめて管理したい」(46.0%)が最も多く、「ふたりの生活費のみ共同で、個人の支出はそれぞれ別で管理したい」(43.9%)がわずかな差で続きました。
一方で、「ふたりの生活費も個人の支出も別で管理したい」の回答率はわずか9.6%と、財布を完全に分けたいと思う夫婦は稀であることがわかります。
「実際に行なっているお金の管理方法」を質問すると、最多回答は「ふたりで管理している」(47.9%)、「女性側が管理している」(23.9%)と「男性側が管理している」(22.5%)がほぼ同率で続きました。
家計管理に関する価値観について質問すると、1位は「現金よりもキャッシュレスで管理したい」(45.8%)、2位は「何にどれくらい使ったか正確に管理したい」(30.5%)、3位は「どちらかに管理の負担が偏らないようにしたい」(28.6%)でした。
何にどれだけのお金を使ったかを把握しやすいため、キャッシュレス決済を好む傾向を見てとれます。
■回答者のコメント
「ふたりともクレジットカードかQRコード決済を普段使いしている。現金をあまり持ち歩きたくないので、二人の支払いもキャッシュレス。管理もカード履歴を見て計算するようにしている」(20代・女性)
「ふたりのお金だから、ふたりで管理したい。お金のことで揉めたくない。」(20代・女性)
調査対象の426人中、186人が「適切な家計管理方法が見つかっていない」と答えています。「家計管理の難しさ」を聞くと、最多回答は「どのように支出を改善すればいいか分からない」と「家計管理に時間がかかる」(ともに30.1%)で、次点は「家計簿をつけるのが続かない」(28.5%)でした。
「外食頻度が高く、なんとなく使いすぎている気がしますがどれくらい節約できるかわからない。二人に適した家計管理方法もわかりません」(20代・女性)
「私が家賃、妻が生活費、外食費を支払っています。支出が半々になるようにしたいのですが、妻の支出を事細かに把握していないので、なんとなく自分ばかりが払っているような気もしています」(30代・男性)
参考:
株式会社スマートバンク「令和夫婦のお金の価値観調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000080496.html