2023年は、数年ぶりに行動制限がない夏休みを迎えます。
小学生の自由研究の題材に何か変化はあるのでしょうか。
休日の遊び予約サイトを提供するアソビュー株式会社が今年7月に発表した「2023年夏休みの自由研究テーマランキング」から見ていきましょう。調査対象は小学生の子どもを持つ保護者4268人でした。
「2023年に取り組む自由研究のテーマ」の1位は、「ものづくり・図画工作」で、前年に引き続きトップに選ばれました。つくる内容を具体的に聞くと、貯金箱やおもちゃのほか、家具や小物のDIYなどが挙がりました。
2位は「生物観察」。
カブトムシやクワガタムシのような夏の虫や、魚、葉っぱなどの観察のほか、恐竜についての調査といったコメントが寄せられました。
3位は「化学・科学実験」。
水と氷、電気などの実験をするようです。
これら3つの項目は前年と同じ順位であることから、自由研究の定番テーマと言えます。
一方で、「工場見学」(9位→6位)や「職業体験」(14位→10位)は前年よりも順位を上げました。
行動制限がない夏休みであることから、外出をしたり、人に会ったりして取り組む自由研究テーマの人気が上昇しています。
「自由研究をきっかけにしたお出かけ」の調査結果を見ると、「2022年の夏休みはお出かけをしなかった」の回答率が66.1%に上っていました。
しかし、「2023年はお出かけをする」は20.6%、「必要があればお出かけをしたい」が65.2%と、85.8%が「今年の夏には外出する」意欲を示しました。
「夏休みの自由研究の進め方」を質問したところ、「全て子ども自身で取り組む」(11.7%)は約1割にとどまっており、親や周りの大人がサポートをして進めるケースが多いことがわかります。
大人がサポートする内容のトップは、「テーマや実施方法の相談に乗る」(33.0%)で、「実施にあたり、どこかに連れて行く・材料の調達などサポートをする」(30.8%)、「テーマ決めから相談し、実施まで共に取り組む」(24.5%)が続きました。
参考:
アソビュー株式会社「2023年夏休みの自由研究テーマランキング」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000015664.html