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公開 2023年08月24日  

2歳児がご飯を食べないのはなぜ?美味しく食べてもらうためのコツや注意点を解説

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2歳の子どもがご飯を全然食べてくれず、途方に暮れているパパママも多いのではないでしょうか。「何を作っても「いやがる」「食事に集中してくれない」といった状況が続くと、心配になってしまいますよね。今回は、2歳児がご飯を食べない原因や、美味しく食べてもらうためのコツなどについてご紹介します。2歳の子どもがご飯を食べなくてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。


2歳児がご飯を食べなくてイライラ……。よくあることなの?

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参考:厚生労働省「平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要」(「離乳食について困ったこと」)


厚生労働省の調査によれば、子どもがご飯を「食べるのをいやがる、食べる量が少ない」ことで悩まれているパパママは約4割に上ります。

この調査は0〜2歳児の保護者を対象としているため、2歳児に限ったデータではありませんが、離乳食やご飯を食べないことに困っているパパママは多いことがわかります。

参考:厚生労働省「平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要」

2歳児がご飯を食べない理由として考えられること・対処法

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2歳児がご飯を食べない理由は、多岐にわたります。

ここからは、考えられる理由と対処法についてご紹介します。

好きなものと嫌いなものがはっきりとしてきた


2歳児になると自我が芽生え、1歳の頃よりも自分の意思をはっきりと示すようになります。

食べ物の好き嫌いも鮮明になり、嫌いなものは「イヤ!」と拒否する子も多いです。

また、その日の気分によって食べる量がコロコロと変わり、食べムラが出やすくなるでしょう。

好き嫌いが激しいこの時期には、無理やり食べさせようとするのではなく、お友達や大人が美味しそうに食べている姿を見せるのが効果的です。

そうしているうちに、自然と食べ物に興味が向き、少しずつ食べてくれることがあります。

ご飯が食べにくい・飲み込みにくい


2歳児がご飯を食べない理由として、ご飯が食べにくい・飲み込みにくい可能性も考えられます。

離乳食の完了期は生後12〜18ヶ月頃ですが、咀しゃく機能は3歳頃までに獲得されます。

2歳の時期は咀しゃく能力が未発達であるため、食べ物が大きかったりかたすぎたりすると、食べにくいと感じてしまうのです。

子どもがご飯を食べにくそうな様子を見せていたら、加熱加減や刻み方などを工夫して、食べやすくなるようにしてみましょう。

参考:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

ご飯を食べること以外に興味が向いてしまっている


2歳児は、いろいろな物事に興味をもつようになる時期です。

おもちゃやテレビ、ゲームなどに意識が向いている場合、ご飯に集中できなくなる可能性があります。

子どもがご飯に集中できるよう、テレビの電源を切ったり音量を落としたりするなど、工夫が必要です。

参考:逗子市「食べ歩きしてしまう。落ち着いて食べない。どうしたら良い?」

お腹がすいていない


2歳児がご飯を食べないのは、単純にお腹がすいていないからかもしれません。

お腹がすいていない理由としては、運動不足やおやつの食べ過ぎなどが考えられます。

おやつを少量にとどめたり、日中はしっかり身体を動かしたりすれば、ご飯の時間に空腹になってくれるでしょう。

イヤイヤ期に入り、気に入らないことがあるときに食べない


2歳児の子どもがイヤイヤ期に入っていると、気に入らないことがあって食べたがらない可能性があります。

イヤイヤ期とは、子どもが成長する過程で自我が強くなり、感情を抑えきれなくなる2歳前後の時期のことです。

イヤイヤ期のあるある行動には、以下のようなものがあります。

・パパママが何を言ってもまず「イヤ」という言葉が返ってくる
・ご飯やお風呂、着替えなどの提案をすると、泣き叫んでいやがる
・スプーンやフォークを投げる
・食事中に立ち歩く
・偏食が激しくなる など

上記のように、イヤイヤ期の特徴は食事中の行動にも現れます。

イヤイヤ期は成長の大切なステップであり、いずれは終わるものです。

そのため、子どもの反発に対して叱ったり怒鳴ったりするのではなく、気長に見守り、向き合うことも大切です。

参考:大阪市「【第60号】イヤイヤ期攻略法 その1 ~イヤイヤ期の意味 イヤイヤ期専門家 西村 史子」

参考:大阪市「【第62号】イヤイヤ期攻略法 その3 ~よくある行動と対応方法(食事・睡眠・言語編) イヤイヤ期専門家 西村 史子」

2歳児にご飯を食べてもらうための5つのコツ


2歳児がご飯を食べてくれない場合は、食事が楽しくなるような工夫が必要です。

ここからは、2歳児にご飯を食べてもらうためのコツについてご紹介します。

家族みんなで食卓を囲む

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子どもにご飯の時間を楽しいと感じてもらうため、家族みんなで食卓を囲むことを心がけてみてください。

パパやママが美味しそうに食べているのを見ているうちに、自然と食への興味がわいてくるはずです。

食事のリズムを整える


ご飯の時間を一定にし、食事のリズムを整えるのも大切です。

ご飯の時間が決まっていれば、その時間までにお腹がすいた状態になるよう、おやつの時間や量を調整しやすくなります。

またご飯の時間に向けて、日中のお散歩や遊びのスケジュールも立てやすくなるでしょう。

食材にパパママがアテレコしてみる


野菜や魚など子どもが食べてくれない食材に、パパママがアテレコしてみるのもおすすめです。

「ピーマンさんが○○ちゃんに食べてほしいって言っているよ」「○○ちゃーん!食べてー!」など、声をかけながら食べさせてあげれば、自然と楽しい空気になるでしょう。


野菜や魚など子どもが食べてくれない食材に、パパママがアテレコしてみるのもおすすめです。

「ピーマンさんが○○ちゃんに食べてほしいって言っているよ」「○○ちゃーん!食べてー!」など、声をかけながら食べさせてあげれば、自然と楽しい空気になるでしょう。

人形・ぬいぐるみにご飯を食べる仕草をさせてみる


食事のときに、子どもの好きな人形やぬいぐるみを近くに置いて、ご飯を食べる仕草をさせてみるのも効果的です。

「うさぎさんどうぞ、あーん!」「これ美味しいね〜」などと声をかけているうちに、子どもも食べる意欲がわいてくるかもしれません。

ご飯や食材の絵本を読んでみる


ご飯や食材を描いた絵本を読み聞かせしてあげることで、子どもが食べることに興味を向けてくれる可能性があります。

絵本に出てきた食材やメニューがあれば「これ絵本にあったね」「○○ちゃんが食べていたやつだね」など、声をかけてみましょう。

2歳児がご飯を食べないときの2つの注意点


2歳児がご飯を食べないときの対応として、気をつけるべき点があります。

ここからは、2歳児がご飯を食べないときの注意点についてご紹介します。

怒る・脅すのはNG


子どもがご飯を食べてくれないときに、とにかく怒ったり、「おばけが出るよ」などの言葉で脅したりするのは良くありません。

この方法で子どもが食べてくれたとしても、恐怖を感じながら食べるご飯は楽しいものではなく、子どもにとって食事への嫌なイメージが強くなってしまいます。

体重が増えない場合や、心配な場合は専門家に相談する

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参考:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要) 」(身体発育曲線<幼児>(体重)男子)
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参考:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要) 」(身体発育曲線<幼児>(体重)女子)

参考:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要) 」

まとめ


今回は、2歳児がご飯を食べない原因や、美味しく食べてもらうためのコツなどについてご紹介しました。

2歳児は自我の芽生えや好き嫌いなどによって、ご飯を拒否してしまうことがあります。

子どもにとってご飯の時間が楽しいものになるよう、今回ご紹介した方法を参考に工夫してみてください。

※ この記事は2024年10月24日に再公開された記事です。

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