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公開 2023年09月25日  

2歳児がお昼寝をしない理由は?寝かしつけや環境づくりのコツをご紹介

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「2歳の子どもがなかなかお昼寝をしてくれなくなった……」と悩まれている方は、少なくありません。赤ちゃんの睡眠時間は成長とともに変化するため、2歳児になるとお昼寝の時間は次第に少なくなっていきます。今回は、2歳児がお昼寝をしない理由や、寝かしつけのコツなどについてご紹介します。お昼寝しやすい環境づくりを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


2歳児の睡眠パターンとお昼寝のタイミング

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参考:厚生労働省「未就学児の睡眠指針」(4.年齢毎の睡眠の特徴)


厚生労働省の情報によると、1~3歳児のお昼寝時間は、正午~午後にかけて1.5~3.5時間を1回とる程度が一般的です。

昼寝の回数・時間は年齢とともに減少し、3~6歳頃には昼寝をとらなくなります。

ただし、これはあくまでも目安であり、子どもによって差があります。

参考:厚生労働省「未就学児の睡眠指針」

2歳児がお昼寝をしない理由

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2歳児がお昼寝をしない場合、その理由に明確なエビデンスはありません。

しかし、以下のような理由が影響して、お昼寝しなくなるケースが出てくるのだと考えられます。

・成長に伴い体力がついてきた
・自我が芽生え、さまざまなものに興味や関心が広がってきた

体力がついてきて手先も器用になり、周りのさまざまな物事に対して興味を持ち始めるのが、2歳児の特徴です。

そのため、おもちゃや絵本、テレビなどさまざまなものに興味や関心が広がり、睡眠よりも遊びを優先したくなっているのかもしれません。

2歳児がお昼寝をしない場合どうする?


2歳児がお昼寝をしないと何か悪い影響があるのでは?と不安になったり、お昼寝している間にやりたいことができないと、イライラしてしまったりするパパママもいるのではないでしょうか。

ここからは、2歳児がお昼寝をしない場合どうすると良いかについてご紹介します。

おもちゃや絵本をしまう


2歳児がお昼寝をしない場合、新しいおもちゃや絵本、テレビなどに興味や関心があり、遊びたい気持ちが勝ってしまっているのかもしれません。

その場合、お昼寝の時間になったら、おもちゃや絵本など子どもの興味をひいてしまうものをしまいましょう。

また、テレビを消してお部屋を静かにし、子どもがお昼寝をしやすい環境を整えてあげてください。

部屋を暗くしてみる


お部屋が明るすぎると子どもの眠気が覚めてしまい、なかなかお昼寝できなくなることがあります。

そのため、お昼寝の時間になったらお部屋の照明を落とし、お部屋を暗くしてみましょう。

また、お布団を用意して子どもにかけてあげることで、お昼寝モードに入りやすくなります。

パパママが同じお部屋で仕事などの作業をする場合も、照明は暗めにして手元だけを明るく照らすなど、工夫をしてみてください。

パパママも一緒にごろんとしてみる

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2歳児がお昼寝しやすくする工夫として、パパママも一緒にごろんとしてみるのもおすすめです。

子どものそばで一緒に寝転び、絵本を読んだり子守歌を歌ったりしてあげれば、子どもは安心して自然と眠たくなるでしょう。

また、やさしく子どもの背中やお尻などをポンポンと叩いたりさすったりして、スキンシップをとってあげるのも効果的です。

嫌がる場合は無理強いしない


お昼寝をさせる際、子どもが嫌がる場合は無理強いしないのがポイントです。

「家事をしたいからお昼寝してほしいのに、子どもが全然寝てくれない」とイライラしてしまう日もあるかもしれません。

しかし「お昼寝しないこともある」と心構えしておくだけでも、気持ちが楽になるでしょう。

眠りにつけなくても、横になって静かにしているだけで、ある程度の休息になります。

子どもを放置するのではなく、絵本を読んでリラックスタイムを設けたり、「横になって目を閉じてみよう」などと声をかけたりして、子どものペースに合わせましょう。

参考:浜松市子育て情報サイトぴっぴ「幼児の昼寝は何時間くらい?」

2歳児がお昼寝しやすい環境づくりを心がけよう


2歳児がお昼寝をしない場合、お昼寝時間の前後の過ごし方を工夫するのも大切です。

ここからは、2歳児がお昼寝しやすい環境づくりについてご紹介します。

午前中に身体を動かす遊びをする

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正午から午後にかけてしっかりお昼寝をするためのポイントは、午前中にしっかり遊ぶことです。

天気が良ければ外に出かけて、公園などで太陽の光をいっぱい浴びながら、身体を動かす活動的な遊びをしましょう。

ボール遊びや散歩、かけっこ、鬼ごっこなど、活動的な遊びをして身体をたくさん動かすことで、適度に疲れて午後にはスムーズにお昼寝に入ってくれるかもしれません。

午前中にしっかり活動することで、生活リズムの確立にもつながります。

お昼寝までのルーティンをつくる


夜の就寝前に、入眠までの儀式的なルーティンを行っているご家庭は多いでしょう。

夜のルーティンと同様に、お昼寝に入る前にもルーティンをつくっておくと、寝かしつけがスムーズになるとされています。

遊んだ直後で興奮している状態だと、子どもはなかなかお昼寝の気分になりません。

お昼寝の時間になったら、まずは子どもをリラックスさせて、お昼寝の準備を整えてあげましょう。

お昼寝までのルーティンは、人によってさまざまです。

たとえば絵本を読んであげて、気持ちがリラックスしたタイミングで、お気に入りのぬいぐるみなどに「おやすみなさい」とあいさつをし、照明を落とした寝室に行くなどのルーティンが一例として挙げられます。

お布団に入って子守歌を歌ってあげれば、子どもは安心して眠ってくれるでしょう。

夜の就寝時にも、お昼寝のときと同じように子守歌を歌ってあげれば、自然と眠たくなってくれます。

夏場はお昼寝前にシャワーを浴びさせてみる


暑い夏場は、お昼寝の前にシャワーを浴びさせてみるのもおすすめです。

温度も湿度も高い夏の季節に外で遊んだ後は、身体も服も汗や汚れがついていてジットリしています。

遊んだ後に帰宅したら、シャワーを浴びて清潔な服に着替えることで、身体も心もさっぱりして、入眠モードに切り替わりやすくなるでしょう。

着替えること自体がお昼寝前のルーティンとなり、素直に入眠してくれる子もいます。

就寝時間・起床時間を早めてみる


2歳児がなかなかお昼寝をしてくれない場合、1日を通しての生活リズムを見直して、就寝時間や起床時間を早めてみるのもおすすめです。

パパママの生活に合わせて、就寝時間や起床時間が遅い日が続くと、日中に眠たくならず、夕方に寝てしまうこともあります。

夕方にまとまった睡眠をとってしまうと夜眠たくならず、結果的に就寝時間が遅くなり、次の日も日中眠くならないという悪循環に陥りかねません。

早寝早起きの生活を定着させることで、正午から午後にかけての時間帯に自然と眠たくなり、お昼寝がスムーズにできるようになるでしょう。

参考:浜松市子育て情報サイトぴっぴ「幼児の昼寝は何時間くらい?」

まとめ


今回は、2歳児がお昼寝をしない理由や、寝かしつけのコツなどについてご紹介しました。

2歳児は周りのさまざまなものに興味や関心を抱くようになり、なかなかお昼寝してくれなくなることもあるでしょう。

子どもに合ったお昼寝のペースを探りながら、照明を落としたり子守歌を歌ったりして、スムーズに入眠できるよう促してみてください。

※ この記事は2024年09月25日に再公開された記事です。

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