ベビーカーを使用する時期について、明確な基準があるわけではありません。
しかし、一般財団法人製品安全協会のSG基準によって定められた使用期限では、長くても生後48ヶ月までとされています。
SG基準で定められた種類ごとの適用年齢は、以下のとおりです。
なお、SG基準ではAB型に関する規定はありませんが、後述するようにAB型はA型の一種と捉えられるため、A型と同様の適用年齢が採用されています。
ベビーカーは何歳まで使う?いつまで乗れる?卒業してもらうコツもご紹介
12,587 View「ベビーカーは何歳まで使うものなの?」と悩まれているパパママは、少なくありません。ベビーカーの適用年齢は製品ごとに定められており、赤ちゃんの成長に合わせて使用を検討する必要があります。今回は、ベビーカーにいつまで乗れるのか、卒業してもらうにはどうすればいいのかなどについてご紹介します。ベビーカーを使用している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ベビーカーを使う時期は何歳から、何歳まで?
A型ベビーカーの適用時期
A型ベビーカーとは、首のすわっていない赤ちゃんを寝かせたまま乗せられるベビーカーのことです。
リクライニング機能が搭載されており、パパママと対面できるようになっているタイプが多い特徴があります。
A型ベビーカーは、首がすわっていない生後1ヶ月から48ヶ月頃まで使用できます。
早い時期から電車などに乗る機会が多い場合は、A型ベビーカーを使用するのがおすすめです。
B型ベビーカーの適用時期
B型ベビーカーとは、お座りできるようになった赤ちゃんが使えるベビーカーのことです。
A型と異なり、赤ちゃんを進行方向に向ける背面式タイプが多い傾向にあります。
またB型ベビーカーは、軽量でコンパクトなものや、価格がリーズナブルなものが多い点が特徴です。
B型ベビーカーは、1人でお座りが安定してできるようになる生後7ヶ月頃から、48ヶ月頃までが使用可能時期です。
ただし、生後7ヶ月になっても首がすわっていない場合は危険なので、使用を避けましょう。
AB型ベビーカーの適用時期
AB型ベビーカーとは、A型とB型ベビーカーの両方の特徴を組み合わせたタイプです。
赤ちゃんの成長に合わせてベビーカーを買い替える必要がないので、近年人気が高くなっています。
現在のSG基準では、A型とB型の2種類しかないため、AB型ベビーカーはA型に分類されます。
そのため、AB型ベビーカーの適用時期は、A型と同じく生後1ヶ月~48ヶ月頃です。
なお、ここまでA型・B型・AB型と種類別の適用時期をご紹介してきましたが、ブランドごとにさまざまな種類のベビーカーを展開しており、製品ごとに対象年齢は異なります。
そのため、各製品の適用時期や特徴や機能性を確認しながら、子どもの年齢に応じたベビーカーを選びましょう。
ベビーカーをいつまで使うかは「成長」で判断する
実際にベビーカーをいつまで使うかは、製品ごとの適用年齢ではなく、赤ちゃんの成長で判断するのが大切です。
とくに注目すべきは耐荷重であり、ベビーカーの適用時期内だとしても、製品ごとに決められている耐荷重を超えた場合は使用を控えましょう。
また、成長に伴って「自分で歩きたい」という気持ちが強くなり、ベビーカーに乗りたがらなくなる子もいるようです。
ベビーカーを卒業してもらうには、どうすればいい?
「赤ちゃんの体重が上限を超えそう」「ベビーカーの持ち運びが面倒」などの事情により、赤ちゃんにベビーカーを卒業してもらいたいと考えているパパママも多いのではないでしょうか。
ここからは、ベビーカーを卒業してもらうためのアイデアについてご紹介します。
一緒に歩お散歩する機会を増やす
ベビーカーを卒業してもらうためには、一緒にお散歩する機会を増やすことが大切です。
ベビーカーに乗っているときは、自分で自由に動きまわれません。
しかし、ベビーカーから降りて自分の足で歩けば、植物や昆虫など興味のある方向へ自由に向かえます。
このような、歩く楽しさを知ってもらうことで、次第に「ベビーカーに乗るよりも自分で歩きたい」「走りたい!」と思ってもらえるかもしれません。
お天気の良い日には、ぜひ赤ちゃんと一緒にお散歩に出かけましょう。
外出時は、子どものお気に入りの靴を履かせる
お散歩をする機会を増やすだけでなく、外出するときに、子どものお気に入りの靴を履かせるのもおすすめです。
子どもが好きなキャラクターが描かれた靴や、1歩踏み出すごとに音が鳴る靴などを選んでみてください。
好きな靴を履くと気分が高揚し、お散歩がもっと楽しくなるでしょう。
歩いたら褒めてあげる
歩くことが楽しくなるように、赤ちゃんが歩いたらたくさん褒めてあげることが大切です。
子どもはパパママに褒められることによって、自信やモチベーションを高められます。
外を上手に歩けていたら「歩くの上手だね!」「自分で歩いてえらいね!」など、声をかけてあげましょう。
ベビーカー卒業に向けて、毎日のお散歩でたくさん褒めてあげて、親子のコミュニケーションを深めましょう。
必要なときだけベビーカーを使うのもおすすめ
赤ちゃんがなかなかベビーカーから卒業してくれない場合でも、決して焦る必要はありません。
基本的にはベビーカーを卒業してもらう方向で進め、必要なときだけベビーカーを使うのもおすすめです。
ここからは、ベビーカーを使うのが好ましい場面についてご紹介します。
長時間歩くとき
遠出やレジャー、テーマパークなどへのお出かけといった場面では、子どもが歩くのに疲れてしまってぐずったり、抱っこをせがんだりすることがあります。
パパママが抱っこやおんぶをするのが大変なときにベビーカーがあれば、お互いの負担を軽減できるでしょう。
お出かけで長時間歩く日には、念のためベビーカーを持っておくのがおすすめです。
スーパーなどで買い物するとき
スーパーなどで買い物をするとき、子どもがいなくならないようにベビーカーに乗せておくのもおすすめです。
子どもが自分で歩く場合は、ベビーカーに荷物を載せられるので、パパママの負担を軽減できます。
なお、ショッピングモールなどでは、キャラクターカートなどが貸し出されている場合もあるので、子どもを楽しませられます。
上の子の習い事に付き添うとき
上の子の習い事に付き添うときなどに、ベビーカーが活躍することもあります。
送迎中や付き添い中に子どもがぐずってしまったり、寝てしまったりした場合、ベビーカーで座らせてあげると良いでしょう。
まとめ
今回は、ベビーカーにいつまで乗れるのか、卒業してもらうにはどうすればいいのかなどについてご紹介しました。
ベビーカーにいつまで乗れるか気になった場合は、年齢や成長の様子などで判断しましょう。
対象年齢に応じたベビーカーを選び、安全かつ快適に活用してください。
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