今年は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したため、出社日数が増えたという声を聞きます。
生活への影響や疲れ具合には、どのような影響があるのでしょうか。
パナソニック株式会社が今年10月に発表した「普段の生活に関するアンケート」調査の結果から、それらを見ていきましょう。
調査対象は、全国20~59歳の男女。今年通勤もしくは出社の経験がある1000人が回答しました。
「昨年と比べて出社頻度は増えたか?」を聞くと、「とても増えた」「まあまあ増えた」の回答率は合わせて26.5%でした。
このうち、「疲労を感じることがあるか」の問いに対して「とても増えた」と「まあまあ増えた」と答えた人の割合は86.8%に上りました。
出社の機会が増えると移動の手間が発生するほか、出社に合わせた生活に変える必要もあり、疲れを感じやすくなっているのでしょうね。
「出社頻度の増加で自分のために使える時間が減ったと感じるか」を聞くと、「とても減った」が27.9%、「やや減った」が37.7%と、合計で65.6%が「自分の時間が減った」と回答しました。
出社頻度を問わず、調査対象者1000人に「特に疲労を感じる部位」を聞くと、最多回答は「目」(56.4%)で、「肩」(53.2%)、「足・脚」(43.4%)、「腰」(43.3%)、「首」(42.7%)が続きました。
パソコンやスマホで作業をすることが多いため、目や肩に疲れを感じやすいと思われます。
「1日の疲れをケアするための時間の使い方についてどう考えるか」については、「どちらかといえばなるべく短時間で効率よく済ませたい」(33.1%)が最も多く、「なるべく短時間で効率よく済ませたい」(31.0%)が続きました。合わせて64.1%が効率を重視していることがわかります。
「自分の体の日々の疲労ケアに使いたい時間の理想と現実」を聞くと、勤務日である平日の「理想」の1位は「60分」(21.3%)で「30分」(20.5%)が続きました。「120分以上」(17.1%)と答えた人もいました。
一方で、「現実」は「30分」(15.9%)が1位で、2位は「0分」(15.8%)であり、理想の現実のギャップがあります。
「自宅で自分の疲労ケアをするときに重視するポイント」の問いに対しては、最多回答は「効果があること」(68.1%)で、「簡単にできること」(55.8%)、「コストをかけずにできること」(54.3%)、「短時間でできること」(46.2%)、「自分一人でできること」(39.3%)が続きました。
参考:パナソニック株式会社「普段の生活に関するアンケート」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000829.000024101.html