小学校6年生になった我が家の双子たち。
6年生にもなると、学校内でも仕事がたくさんあるそうで、委員会活動にクラブ活動、それ以外にもいろいろな仕事があるそうで、毎日忙しそうにしています。
その中でも、一番活動しているのが、1年生のお世話係です。
双子たちの通っている学校では、6年生は1年生のお手伝いをするために教室が隣同士になっています。
毎朝登校すると、1年生の教室に行ってお手伝いをしている。というので、何をしているのか聞いてみると
雨だったから、ランドセルが濡れていたので拭いてあげた。とか
名札を上手につけられない子がいるから、つけてあげた。とか
背が届かず、ロッカーにランドセルを置けない子がいるから手伝ってあげた。とか
めちゃくちゃお兄さんお姉さんっぽいことしてるので驚きです。
「でも、言われるまでは勝手にやらないように見守ってるんだよ」
なんと…!
我が家は双子のほかに、妹弟がいないので、双子たちが年下の子達にそんな風に接しているだなんて、なんだかとても新鮮です。
毎年1年生から6年生までの異学年でグループを作り、1年間を通して異学年交流をする機会があるのですが、もうすぐ、一大イベントの全校遠足が予定されています。
4、5月は各グループ、レクリエーションを通して親睦を深め、6月に遠足に行くのがいつもの習わしです。
さっそく今年のグループが発表され、双子たちは今年は誰と同じグループになった?と二人で盛り上がっていました。
娘のグループの1年生は女の子、息子のグループには男の子がいるそうで、いかに自分のグループの1年生がかわいいかを競っていました。
そして話題は、遠足の日の役割分担の話へ。
1年生は出発と到着のあいさつ「行ってきます」と「ただいま」を言う係
2年生はお弁当を食べるときのあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」を言う係
3年生はみんなで遊ぶレクリエーションを考える係
4年生は遠足のしおりづくり
5年生はグループの目印となる旗づくりと6年生のサポート
6年生は全体の統括と1年生のお世話をする係
だそうです。なかなか良くできた役割分担です。
この6年間、新型コロナウイルスの影響で遠足が中止になった学年もあったけれど、そういえば、双子たちも4年生の頃、しおりの話をしていたことを思い出しました。
「6年生に字がきれいと褒められた」だとか「せっかく書いたイラストに落書きされた」とか…笑
5年生のときは、遠足の帰り道で雨が降ってしまい、泣き出した1年生を背負って下校したスーパー6年生がいた。と話してくれたことを思い出しました。
あー、いよいよ双子が6年生なのか。ここまで来ると、感慨深いものがあります。
そんな中、ある日の朝のこと。
朝起きるなり、なんだか息子がソワソワしていました。
どうしたの?と聞いてみると、「今日は遠足の下見に行く予定なんだけど…、3年生が考えたレクを確認しそびれてしまったので、当日何をするか分からないから困っている。」と言うのです。
なるほど。大事なことを確認しそびれたようです。
たしかに、全校遠足のメインイベントはレクリエーションかお弁当でしょう。
みんなで何して遊ぶのか。
だるまさんがころんだなのか、パイレーツなのか、こおり鬼なのか。
広場の大きさ、木の有無、遊具の種類など、下見にもかかわる重要な事項です。
1‐2時間目に下見に行く予定なので、中休みに聞きに行くわけにも行かないらしく…。これは朝一番に3年生の教室に行ってみるしかないのでは?という結論に至り、息子は大慌てで学校へ向かったのでした。
実は私、今まで、全校遠足といえば、朝のお弁当作りが大変。ぐらいにしか感じていなかったのですが…(反省)全校遠足で異学年交流をすることは、自分の仕事を全うしたり、グループのみんなをまとめたり、必要な情報を収集したり、みんなに共有したり、とても良い経験になるんだな〜と改めて感じました。
遠足は6月。今年はどんな事が起きるのか、今から楽しみです。
私が自分が小学校の1年生の頃を思い返してみると、そんなに6年生と関わることってあったっけ?と思うぐらい、令和の6年生は、毎日よくお世話をしている印象なのですが、今日は今日で、1年生と一緒に体力測定をしたそうです。
握力測定、長座体前屈、シャトルランなど、色んな種目を1年生をサポートしながら一緒に回っていくそうなのですが、娘のグループの女の子は人見知りなのか、一言もしゃべってくれず困った話や、息子のグループの男の子はすぐにいなくなってしまうので、先生から怒られた話など、夕食の時間は、体力測定の話題でもちきりでした。
「かわいいんだけど、どうしたらいいかわからないんだよねー」と双子たちが言います。
双子なので、姉弟といっても対等に育ってきた双子たち。今まで、年下の子たちと接する機会が少なかったので、わからない。というのが率直な感想なんだろうな〜と思います。
双子たちの話を聞きながら、来年の今頃は、中学校という次元の違う世界の中で、一番下の学年になるので、小学校6年生の今しか感じることのない感情を味わったり、経験をしてほしいな〜。そんなことを思いました。