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公開 2024年06月18日  

小2息子に、まさかの保健室通いが発覚!親に見えない時間との向き合い方は

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成長するにつれて親の知らないことが増えてくる、というのは頭では分かっていたものの、実際にそれに向き合うと……


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先生からの連絡で発覚した息子の保健室通い

「ほぼ毎時間、保健室にいて……」

私がそれを聞いたのは、息子が2年生に進級してから2週間後。

新しい担任の先生からの電話でした。

息子も私も、気付けば小学校2年目。

「小1の壁」というパワーワードに怯え、仕事をセーブして挑んだ小学校1年目は拍子抜けするくらいアッサリと終了しました。

同じクラスに保育園時代の友人が多かったこともあり、楽しそうに小学校に通っていた息子。

2年生というプレッシャーも感じていないようで、新学期前日も特別変わった様子は見られませんでした。

私もそこでホッとして、あまり息子に気を配っていなかったように思います。

進級して二週間ほど経った金曜日、仕事の打ち合わせ中に小学校からの着信が。

少し席を外させてもらって電話をとったところ、まだ顔を合わせていない担任の先生からでした。

「実は息子さんが、目がかゆい、と保健室に行きまして……」

息子は新学期直前の休日に、砂埃のせいか片眼が腫れてしまい、それがなかなか引いていませんでした。


そのせいかな?と思い、私も「わざわざご連絡ありがとうございます」とライトに返事をして、打ち合わせに戻ろうとしていました。


すると続いて、担任の先生から衝撃的な言葉を聞かされました。

「実はここのところ、ほぼ毎時間保健室に行っていて、授業を受けていないんです」



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ショックで震える声

「えっ?」

つい、大きめの声が出てしまった私。

そのまま混乱しながら、「それはいつから……?」と聞いた声は、反対にあまりにも語尾が弱々しく、自分が慌てているのがわかって恥ずかしくなるほどでした。


担任の先生曰く、火曜日くらいから「目が痛い」「首が痛い」と何かしら理由を付けて保健室に行くようになった、とのこと。


あまりに保健室通いが続くので、先生から授業への出席を促した。

すると木曜日は少し授業に出たものの、今日も保健室にほとんどいた。


その話中ずっと、私は相槌を打ったり、「お手数かけてスミマセン」と謝ったりしながら、ショックを隠せませんでした。

家での息子には、それほど変わった様子が見つけられなかったからです。

「学校での様子はどうですか?トラブルなどあるようでしょうか?」と、原因のヒントが欲しくて先生に尋ねました。

すると、「お友達もいるようだし、トラブルは無さそう。給食もおかわりしている。そして、休み時間は保健室から戻ってきて元気に外で遊んでいる。ただ、授業が始まると、保健室に行きたいと言う」とのこと。


逆に家庭での様子を尋ねられましたが、「学校に行きたくないとも言わないし、宿題も普通にやるし、スポ少サッカーの練習にも元気に出席している。1年生の時と変わらない」と答えるしかありませんでした。

先生も、とりあえずご報告まで、という感じだったのでいったん電話を切らせてもらい、打ち合わせに戻りました。

そこで打ち合わせ相手の方に「顔色悪いよ?大丈夫?」と聞かれてしまうくらい私は混乱していました。




参観日の光景で驚いたこと

その日、息子に「先生から聞いたんだけど……」と切り出し、理由を尋ねたものの、あまり話は深まりませんでした。

ただ、保健室通いは収まったと連絡帳で先生から伝言を頂きました。

そして次の週はちょうど授業参観。


不安を抱えながら見に行った息子はまるで、1年生の入学直後に戻ったようでした。

ソワソワして、動きが落ち着かないのです。


1年生の2学期で、やっと授業中じっと座れるようになった息子。

先生からそれを聞いて、すごく嬉しかったのを覚えています。

なのに2年生の今、45分じっとしていられないのです

「あれ、どうしたんだろう……」と「どうしてできないんだろう」が入り混じる、個人的につらい時間でした。

参観日終了後は、複雑な思いを抱えつつ注意深く見守る日々が続きました。


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その時、親にできることとは?

衝撃の電話から、約2ヶ月。

息子の保健室通いも落ち着き、今は授業中もそれなりに落ち着いて座っているようです。


担任の先生からも、「あれから息子君、がんばっていますよ!」と声をかけて頂くこともあります。

それでもたまに、「大丈夫かな?」と心配になるような兆候があると私の方がソワソワしてしまいます。


「私の知らないところで、息子に何か起きている」。


それは私にとって、すごく恐怖でした。


そういう日がいつか来ると頭ではわかっていても、実際に体験すると不安しかありませんでした。


何かのサインを見落としているんじゃないか。

彼の苦しみをすくい上げて、楽になる手助けがしたい。

そもそも些細な変化に気付けないような親はダメなのではないか。

ダメ親になってしまうのが怖い。


そんな気持ちが次つぎと湧いてきてしまうのです。


でも色々考えて悩んでも、親にできることはそんなに多くはなく、本人に乗り越えてもらうしかないことがこの先もたくさんあるのだと思います。


どんな時も安定した心持ちで見守ることができるように、親としての精進を続けていきたいと気持ちを新たにした出来事でした。



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