つわりで仕事を休むのはダメ?休む基準と対処法は?
232,204 Viewつわりにはいろいろな症状がありますが、どの症状も辛いものですよね。とくに仕事をしている方にとっては、仕事がままならないほど不快感が伴う場合もあると思います。ただ、仕事をしている場合、つわりを理由に休んでもよいのか、休む基準はどうすればいいのかなど気になりますよね。今回は先輩ママのエピソードもふまえ、仕事中のつわりの対処法をご紹介します。
つわり中の仕事は辛い。ママの体験談
妊娠初期からのつわりはとてもつらいですよね。
つわりに伴い、妊娠特有の胃のむかつきや吐き気、貧血など我慢できない症状も出てくると思います。
中でも、仕事をしているママたちは、辛い思いをする機会が多いと思います。
仕事を頑張る先輩ママのつわりどきの体験談をここでは見ていきましょう。
■満員電車での出勤
出産の1ヶ月前までフルタイムで勤務してました。都心への満員電車の中、吐き悪阻や低血圧による立ち眩みで2ヶ月弱辛かったですが、欠勤1日早退2日で乗り越えました。食事もまともにとれず仕事も捗らない状況でしたが、ツラいと思っていては仕事は続けられません。悪阻は大抵数ヶ月で終わり徐々に楽になってきました。
■パソコンを使う仕事
11週になりますがつわりがひどく、パソコンの文字で気持ち悪くなり何度もトイレに行きながら仕事をしていましたが出血してしまい切迫流産と診断されたため一週間お休みをもらいました。人手不足で会社が大変なのはわかっていますが、つわりがひどいと仕事にもならないし無理をしてストレスをためるのも赤ちゃんのために良くないと思います。
■外回りの仕事
初めての妊娠でつわりは7週から始まり、食べては吐き・吐いては食べの状態でした。
仕事は営業で一日中外回りをしていますが、つわりが始まって休みがち(週1~2回)になったことから、1時間の時差出勤を取らせてもらっていました。
とはいえ、職場までは車で片道40分。つわりと車酔いと暑さの中で調子を見ながら運転しているため、通勤だけで50分ほどはかかりました。
途中で吐き気が強くなり5分ほど路肩に停め、休んでから出勤したため、遅刻をしてしまうこともありました。
■仕事中の眠気
妊娠9週6日なんですが、悪阻がきついです。
眠気が酷く一日12時間寝てしまいます。睡眠時間を削ると、悪阻が悪化してしまいます。(めまい、立ちくらみ、動悸など)いつも熱が37.5℃ほどあり、だるくて頭痛もあります。それでも、子供のためにも働こうと思っています。ただ、こんな状態で仕事をこなせるのか不安です。突然の立ちくらみが一番怖くて、職場でも迷惑をかけそうな気がします。
つわりで仕事を休んでいいもの?休む基準は?
つわりが酷くて休みたい。
しかし、自分の代わりになる人がいない場合は、仕事を休んでいいものか悩みます。
また、体調によっては職場まで通勤できるか、または通勤したとしてもきちんと仕事ができるのか頭を抱える方は多いと思います。
つわりの重さは本人にしかわかりません。
また、接客業、事務、立ち仕事など仕事内容によってもつらさが変わってくるため、「この症状が出たら仕事を休むべき」という基準がないのが困りものです。
筆者の場合は、つわりは胃のむかつきと立ち眩み程度でしたので、体調の悪い日は会社へ連絡を入れてから遅れて出勤していました。
丸一日休むのは気がひけますが、体調が良くなってから出勤し、その日にできるかぎり業務をこなすといった方法で乗り切りました。
また、車通勤でしたので体調が悪くなったときに休憩をすることを考えて、いつもより1時間早く家を出る日もありました。
上司や同僚の理解を得るためにも、つわりの状態を伝えておくと良いです。
もしも、仕事にならないほど何度も吐き気をもよおし、会話ができないほどつらいなら、無理をして赤ちゃんに悪影響を及ぼさないためにも、職場の上司に仕事を休む基準を事前に相談しておくことが大切です。
仕事を休む基準はないと書きましたが、つわりがひどくて仕事が困難なときは、主治医に相談をしてください。
仕事の内容によっては、休憩時間をこまめに取ったり、危険な仕事から外してもらったり、深夜や早朝勤務を制限したほうがいい場合もあります。
自分だけで考えずに専門家に判断してもらうことで、仕事を休む罪悪感も緩和されます。
4つのつわりの種類とそれぞれの対策方法
つわり中の仕事を乗り切るために、自分のつわりの症状や特徴を知っておくことが大切です。
症状ごとに応じた対策を取ることで、無理なく仕事を進められます。
■食事をすると吐き気がする「吐きづわり
色々な匂いに敏感になり、大好きな食べ物でさえも吐き気をもよおしてしまいます。
一日中このような状態の方もいますし、ある時間帯だけ匂いに敏感になる方もいて、症状には個人差があるようです。
その為、食欲が無くなったり、偏食になってしまい栄養が不足してしまいます。
筆者はうどんや助六寿司(お稲荷さんと巻き寿司)だけは食べることができたので、ランチは毎回同じ物を食べていました。
吐きづわりの際には、食べること自体がストレスになってしまうので、無理をせずにゼリー状のものを食べたり、食事以外にもサプリメントで栄養を補うことをお勧めします。
■何か口にしていないと気分が悪くなる「食べづわり」
小腹が空いた時に気分が悪くなる、食べないと気分が悪くなるので食べるが吐いてしまうといった、吐きづわりと食べづわり両方の症状が出ることがあります。
空腹時に吐き気がする場合は、ちょっとしたおやつを用意しておくと良いです。
レモン味やハーブ味の飴、タブレット口の中がさっぱりしますし、仕事中でも気兼ねなく食べられるのでお勧めです。
他にも、ビスコや小分けになったお煎餅なども良いです。
注意したいのが、チョコレートやクッキーなどのお菓子をたくさん食べてしまうと急激な体重増加につながる可能性もあるので、おやつの種類も考えましょう。
■いくら寝ても眠くなる「眠りづわり」
体の変化に伴って十分な睡眠が取れていなかったり、寝ても寝ても眠いという方もいるのではないでしょうか。
常に眠くてダルいといった軽い症状から、強烈な眠気に襲われて仕事中に無意識に眠ってしまうといったこともあります。
眠りづわりで注意して欲しいのは判断力も鈍ることから書類作成や管理は入念にチェックすること、車の運転も危険ですので、自分の症状をよく認識しておくことです。
あまりにも眠気が続く場合は、外回りの仕事を減らしてもらったり、業務に支障が出ない範囲で対策を考えましょう。
また、仮眠が取れるような状況であれば、仮眠を取れる場所と時間帯を確保しておくと気持ちにも余裕ができます。
■意外と知られていない「よだれづわり」
初めて聞くかもしれないマイナーなつわりですが、意外と多くの方が経験されていると思います。
よだれづわりは唾液の分泌量が増えたり、自分の唾液の味に不快感を感じます。
そのため、食事を食べてもいないのに常に唾液を吐き出さなければ気持ちが悪くなってしまいます。
人によっては、あめ玉などを舐めると唾液の味が気にならなくなるため、気分の悪さが和らぐということもあるそうです。
筆者も思い起こせば、よだれづわりがあったような気がします。
何だか口の中が気持ち悪いと思い、トイレにかけこんだ経験があります。
歯磨きをすることでも軽減できるので、好きな味やスーッとする味の歯磨き粉を使ってみるのも良いです。
また、カフェインレスの紅茶やハーブティーを飲むこともお勧めです。
つわりを和らげる方法4つ
つわり中の仕事は無理をしないことが前提ですが、つわりが楽になればそれに越したことはないですよね。
そこでここではつわりを楽にするための4つの工夫をご紹介します。
1.出勤時の工夫
日々の生活で、この時間帯が一番きつい!というのが出勤時ではないでしょうか。
職場が近い方も、遠い方も、気分が悪くなったときにすぐに休む場所を探すのは困難ですね。
車通勤の方は駐車場等で少し休むこともできますが、自分で運転しなければならないので渋滞時などはリスクがあります。
また、電車通勤の方は乗っていれば職場に着きますが、電車特有のにおいや揺れでさらに気分が悪くなったりします。
そんなときは、出勤の時間帯を早めて通勤ラッシュを避けたり、バス路線に切り替えるなど考えてみてはいかがでしょう。
さらに、通勤時間が長い方は、途中の駅で休憩を取るように予め決めておくことで気持ちが楽になります。
2.マタニティ服を着る
妊娠初期から体系の変化に戸惑う方もいるのではないでしょうか。
仕事では体型の変化に応じて腹部を圧迫しないマタニティ服を着てみることをお勧めします。
きつい服を着ていると、胃や腸が圧迫されるだけでなく血流も悪くなるのでつわりが悪化することもあります。
つわりは気分的なものも大きいので、動きやすくてストレスにならない洋服選びも大切です。
今ではストッキングやタイツも腹部に余裕があるものを購入することができますので、試してみてはいかがでしょうか。
3.ゆっくり息を吸ってはいて気分転換
つわりの症状は人それぞれですが、なぜ人によってこうも症状の重さが違うのでしょうか。
実は、気分によるものも大きいのです。仕事をしているとつわりのことが頭から離れて、つわりが軽減される方もいます。
逆に、仕事でストレスがたまり、つわりが悪化してしまうこともあるそうです。
つわりがあることを職場の上司や同僚に理解してもらい、休憩を取りながら体への負担を減らす工夫をしましょう。
たまに外に出て、新鮮な空気を吸いながら、ぼーっとする時間も必要かもしれません。
4.飲み物で気分転換
妊娠中は嗜好品(タバコ、アルコール類、カフェインを含む飲料等)が制限されるため、ストレス解消についても考えなくてはいけません。
筆者はほぼ毎日、コーヒーを飲んでいました。夜はアルコールも接種していたので妊娠してから、飲み物がガラッと変わりました。
何かないかと探したところ、ネットでカフェインレスのコーヒーや紅茶を見つけたため、いろんな味のものを大量に購入して、気分によって飲むものを変えながら気分転換していました。
無理をしすぎないことが大切
妊娠中は、ママと赤ちゃんの体を一番に考えることが楽しいマタニティライフを過ごす条件です。
しかし、仕事をもつママにとって避けて通れないのが、つわりとの闘いですね。
今まで簡単にできていたことも、つわりのせいで倍以上の時間がかかってしまったり、焦って失敗したりと思い通りに行かないことがあると思います。
そんなときは、少し休憩してください。
今できる範囲のことをすれば良いんです。
妊娠中は赤ちゃんに栄養を取られるため貧血も起こりやすく、また体の変化に伴って腰痛も起こりやすくなってきます。
頑張りすぎず、周りに理解を求めることで少し負担を減らしましょう。
筆者も貧血があったことから遠くの取引先へ行く仕事は他の方に変わってもらっていました。
また、注意力が低下しているので、車の運転は同行者にしてもらいました。
その他にもパソコン酔いが激しかったため、1時間ごとに休憩がてら雑用をしたりしてパソコンから離れるようにしていました。
たまに外の空気を吸いに郵便局に行くこともありましたし、妊娠時は雑用もありがたい気分転換だなと思います。
つわりの時期は妊娠3~4ヶ月がピークと言われているので、その間はこれまでと違う働き方をすることが大切です。
また、仕事中でもできるリラックス法を取り入れて、つわりの時期を乗り切りたいですね。
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