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公開 2016年02月23日  

赤ちゃんのカラオケはいつから?耳への影響は?

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赤ちゃんのお世話や家事に毎日忙しくしていると、ときには気分転換がしたくなるものですよね。中でもカラオケは、大きな声で好きな歌をうたうことでストレスを発散できる手軽のレジャーのひとつ。でも、子どもを預ける場所がないしどうしよう、連れて行ってもいいのかな…そんな風に悩んでいるママのために、赤ちゃん連れのカラオケについてまとめました!


目次 赤ちゃんのカラオケ、いつからOK?
赤ちゃんと一緒に楽しもう①音量コントロール
赤ちゃんと一緒に楽しもう②座らせる位置
赤ちゃんと一緒に楽しもう③タバコは禁物
赤ちゃんと一緒に楽しもう④長時間は避ける
赤ちゃんと一緒に楽しもう⑤キッズルーム
まとめ

赤ちゃんのカラオケ、いつからOK?

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カラオケボックスは日本全国いたるところにあります。平日の日中などは格安で利用できることもあり、出産前は頻繁に利用していたママも多いのではないでしょうか?

産後のママだって、カラオケを楽しみたいですよね。でも、小さな赤ちゃんを預けられる環境がない場合、連れて行ってよいのか悩んでしまいます。実際のところ、日中のカラオケボックスには年齢制限はありませんので、赤ちゃんを連れていくことは可能です。

■子どもがうるさくしても大丈夫!
子どもをカラオケボックスに初めて連れていく年齢は家庭によってさまざま。よく泣く子でも気軽に外食できる場所として、生後6か月ころからカラオケを利用している人も。試しに歌ってみたら赤ちゃんが思いのほか喜ぶようなケースもあるようです。子どもがうるさくしても気を使う必要がないうえ、外食を兼ねて利用できるのも大きなメリットです。もちろん、子ども自身が歌えるようになってからでもいいでしょう。

しかし、カラオケボックスは不特定多数の方が利用する場所。清掃が行き届いていなかったり、口に入れてほしくないものもあります。基本的にはカラオケボックスは赤ちゃんの利用を想定していないので、仕方のないこと。除菌できるウェットティッシュやスプレーを持参し、ソファーなどをふいてあげるのもおすすめです。

赤ちゃんと一緒に楽しもう①音量コントロール

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赤ちゃんとカラオケボックスを利用する際には、音量に気をつけましょう。赤ちゃんにとってカラオケの音は、初めて耳にする大音量です。大人にとっては普通でも、赤ちゃんにとっては不快なこともあるうえ、大きな音が頭に響いて頭痛を引き起こすこともあります。

また、あまりにも大きな音は聴覚をつかさどる聴覚神経に影響を与えるともされています。これは「音響外傷」と呼ばれ、爆音によって神経が傷つくことで難聴になる病気です。

音響外傷は、一般的に体力や精神面が疲弊していたり、ヘッドバンキングのように頭を大きくふりながら2時間以上大きな音を聞く際に起こりやすいとされています。聴覚が未発達の赤ちゃんに、あまり大きな音でカラオケを流すと聴覚神経にダメージを与えてしまう可能性があります。

■赤ちゃんとのカラオケは音量をしぼる
でも、ちゃんと気をつけてあげれば大丈夫。音響外傷は、外部から爆音を受けないように気を配れば避けることができる病気です。赤ちゃんの大切な耳を守るために、音量を下げて歌いましょう。どうしても大音量でカラオケがしたい場合は、赤ちゃんをだれかに預けることを徹底してくださいね。

赤ちゃんと一緒に楽しもう②座らせる位置

赤ちゃんの座る位置にも十分気を配りましょう。

■スピーカーから離れた位置に
スピーカーから近かったり、スピーカーの向いているほうに座ると音がよりダイレクトに伝わります。赤ちゃんの耳を守るためにも、スピーカーから離れた場所に座らせるようにしてください。

■落下に注意
カラオケボックスの椅子は不安定だったり、椅子が小さかったりします。赤ちゃんが少しバタバタしただけで、椅子から落下してしまうおそれも。また、カラオケボックスは部屋自体が狭いので、テーブルと椅子の間隔が狭いこともあります。赤ちゃんがふらついただけでも、テーブルに頭をぶつけてしまう可能性もあるので、十分に注意しましょう。カラオケに夢中になり赤ちゃんを見ていなかった!なんてことがないようにしてくださいね。

■ドアから離れたところに座らせて
スピーカーから離そうとするあまり、出入り口に椅子を寄せて座らせることがあるかもしれません。しかし、ドアは従業員が開閉する機会が多いですし、部屋を間違えた人が入ってくる可能性もあります。開いたドアでけがをしないよう、ドアから離れた場所を確保してあげるとよいでしょう。

赤ちゃんと一緒に楽しもう③タバコは禁物

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たばこの煙には十分気を付けてください。カラオケボックスは喫煙可能な部屋がほとんどです。自分たちが吸わなくても部屋自体に匂いが染みついていたり、ロビーなどで受動喫煙をしてしまう可能性は十分にあります。

ある研究では、両親が喫煙している赤ちゃんとそうでない赤ちゃんの間では、肺炎や気管支炎になる確率が2倍になると報告されています。煙を吸うことで気管支への影響を受けやすく、喘息になるリスクも高まります。また、最近では受動喫煙は乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因の一つでと考えられています。

赤ちゃんの受動喫煙は、赤ちゃんの健康に大きな悪影響を与えかねません。カラオケボックスを利用するなら、赤ちゃんが受動喫煙を避けられるよう配慮が必要です。最近では禁煙ルームがあるカラオケボックスも増えているので、事前にリサーチしていくとよいでしょう。

赤ちゃんと一緒に楽しもう④長時間は避ける

赤ちゃんと一緒の際は、長時間の利用は避けましょう。特に平日は利用料金も安く、つい長居したくなりますが、長時間カラオケボックスに閉じこもることは赤ちゃんに悪影響になります。音響外傷は大人が2時間以上爆音を受け続けることで起こりうる症状ですが、赤ちゃんならもっと短い時間で起こる可能性も考え、1〜2時間で切り上げるのが無難です。

また、まだあまり動けない赤ちゃんの場合、ママがカラオケをしている間ずっと座ったり寝ていたり、同じような姿勢を続けることになります。暗い部屋にもストレスを感じるかもしれません。

■おむつ替えは専用スペースで
カラオケボックス内でおむつ替えをしてしまう方もいますが、カラオケボックスは多くの人が利用する場所なので最低限のマナーは守るようにしましょう。おむつ替えできるトイレがないようなら、なおさら長居は禁物です。

カラオケボックスの中は個室なので、赤ちゃんが泣いても周囲に必要以上に気を使わなくていいのはうれしいですよね。でも、赤ちゃんが泣いてどうしようもないときは暗い部屋や大音量が怖いのかもしれません。もう少し成長すれば平気になるかもしれないので、無理せず退出しましょう。

赤ちゃんと一緒に楽しもう⑤キッズルーム

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最近のカラオケボックスには、禁煙ルームやキッズルームがあるところも増えています。赤ちゃんを連れなら、できるだけこうしたサービスを利用するといいですね。大手カラオケチェーンはこうした取り組みが進んでいるようです。

■「SHIDAX」のキッズルーム
全国に多くの店舗をもつSHIDAXには、2種類のキッズルームがあります!1つ目は「おおきなキッズルーム」。滑り台などの遊具があるフリースペースと、テーブルとローソファーがあるスペースで構成されています。自由に遊べるスペースが広く人気の高いお部屋です。

2つ目は「キッズルーム」です。大型遊具はありませんが、おもちゃが用意されていたり、おおきなキッズルームと同じくローソファーが設置されています。いずれのキッズルームも店舗によって配置やデザインが異なりますので、店舗に確認してみてくださいね!

■コートダジュールのキッズルーム
「ファミリールーム」という部屋は、壁や床がクッション素材でできており、動き回る子どもたちにも安心な設計です。もちろんおもちゃや滑り台などの遊具も用意されています。万が一ファミリールームが満室でも、通常の部屋にクッションマットをしいてくれる「リトルファミリールーム」というサービスもあります。

店舗によっては「ポケモンカラオケルーム」というお部屋も。靴を脱いで上がるタイプの部屋で、フラットなつくりになっています。壁にはたくさんのポケモンが描かれており、ぬいぐるみやおもちゃも用意されています。

■ビックエコーのキッズルーム
ビックエコーのキッズルームは、カラオケをするスペースとフラットなキッズスペースに分かれています。床や壁はクッションになっており、店舗によってはボールプールが設置されていたりと子どもにうれしいお部屋になっています。

また、店舗限定の「ムチャチャくらぶ」というお部屋は、カラオケルームとは別にキッズルームとして作られていて、滑り台はもちろん、ボールプールなどの大型遊具が広いスペースに設置されています。ムチャチャくらぶの中にカラオケルームの入り口があり、ムチャチャくらぶの利用を選択した人だけが入室できます。ほかの子もいるので赤ちゃんだけの利用は難しいですが、カラオケルームからムチャチャくらぶの様子をマジックミラーでうかがうことができるので、幼児や小学生のお子さんにはぴったりのお部屋です。

まとめ

育児中のママは孤独感を感じたり、ストレスが溜まってイライラしてしまうこともありますよね。ママのイライラは赤ちゃんにも伝わってしまいますし、ストレスを解消するのはとても大切なことです。赤ちゃんにとって悪影響を与えないように工夫してあげれば、カラオケボックスを利用したっていいんです。子どもが小さいからダメ、なんて諦めずに、たまにはママも楽しみましょうね。

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