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公開 2016年04月29日   更新 2017年10月13日

退院したけど、頼るところがない!「産後入院」の実態とは?

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こんにちは!めぐっぺです!病院でのお産を終え、さあいよいよ赤ちゃんとの生活が始まる!という時、家庭の都合で実家を頼れませんでした。そんな私が、退院後から一ヶ月健診直前までお世話になった、とある施設のお話です。ご覧ください。


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施設を知ったきっかけ

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「赤ちゃんなんて、スルッとポンっと産めるでしょ。」…お産前の私はそう思ってました。

ところが、突然の破水に陣痛地獄、産まれてこようとする我が子との攻防戦。
産んだら産んだでホルモン大暴走による様々な不調、慣れない授乳にいろんなお世話。
身体も心もズタボロでした。
そんな姿を見た家族はとても不安だったと思います。
私も、家に帰る事が不安でたまりませんでした。

その姿を見ていた病院の助産師さんから、産後入院できる施設を紹介していただきました。
女神が来たかと思いました。

「行きます!」私は、即答。

退院後、一週間だけ実家にお世話になりましたが、その週末に主人に送ってもらい、施設へ向かいました。
持ち物は自分の着替えと赤ちゃんの着替え。
オムツやおしりふき、石鹸やシャンプーなどは用意してあると言われました。
途中休憩などしながら、やっとこさ着いたところにあったのは、普通の民家でした。

正直なところ「え?ここ?」と思ってしまうくらい、普通の民家。
目の前には田畑や山々が連なる、とてものどかなところでした。
「なんだかゆっくり過ごせそう」とこれからの生活にわくわくしていました。

まさか、あんなことやこんなことまでしてもらえるなんて…この時は思っていませんでした。

サービス満点、夢のような日々

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入所者さんはこの時、私を含めて2名でした。
そのため、母乳指導も沐浴もゆっくりと教わる事ができました。

また、母体の回復が一番だから!と何から何までやっていただき、その上、助産師さん手作りの(朝昼晩と作っていました)食事付き!
この食事が和食中心で本当に美味しくて、母乳育児をしたかった私にはありがたい限りの料理の数々でした。

洗濯はネットに入れて出しておき、干すのは自分でしたが、物干しも高さのあるものではないので、楽々干せました。
使用していた部屋も個室(普通の民家の部屋)でした。オムツやおしりふき、手指消毒スプレー、ポットとお水があり、足りなくなったらいつでも補充できました。

夜中なかなか寝てくれなかったり、昼間少し休みたいと言った場合にも、授乳までの間、預かってくれたりしました。
実際には我が子の泣き声が気になって眠れない事が多かったのですが、真っ赤な泣き顔を見ないだけ、少しゆっくりできました。

私は、授乳してご飯食べて、寝て、トイレ行くくらいしかしてなかったんじゃないかと思います。たまに居間に集まって世間話をしたり、お茶を飲んだり、外を眺めたり。
夢のような日々を過ごしていました。

帰る頃には少し自信が付きました

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母乳に良さそうな食事や、授乳指導のおかげで、これから自宅に帰る自信が少しだけ付きました。
とは言っても、実際やってみて、わからない事や不安が出てきたらどうしよう。
どうしようもなく落ち込む事もあるかもしれない。

でも、安心してください。
その後のフォローも電話相談で親切にしてくださいました。
おかげで、私は卒乳まで母乳で育てる事ができました。

利用してみてわかった事

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この施設は、国や県の事業として、妊娠中や出産、産後の母子の心の安定をはかる事を目的として存在しています。
やや母乳推しな部分があり、苦手な人もいるかもしれません。
ですが、母乳がなかなか難しい親子のために、ミルクや哺乳瓶も用意されており、臨機応変に対応しているんだなと思いました。

基本的には県内の方のみの利用のようですが、里帰り出産や、県外の方も利用できるようです。
私はこの施設を利用できてとても良かったと感じています。
産後頼るところがない、家での生活に不安がある、という方は少なくないと思います。そのような方のためにも、なくならないで欲しいなと思いました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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