引きこもりニートの末路と抜け出すための対処法とは?

ニートを脱出できないとどうなる?ニートの末路とは

社会復帰が難しくなる

そもそも未経験での転職活動は、年齢が若い方が有利です。20代が未経験の職種に転職を目指す際は、ポテンシャルや人柄などスキル以外の部分を重視されます。

しかし、30代、40代と歳を重ねるにつれてポテンシャルや人柄の他に、専門スキルやマネジメントスキルなどを求められるようになります。つまり、ニートの期間が長引けば長引くほど、社会復帰が難しくなるのです。

高齢化

ニートの状態で高齢化すると、将来にさまざまな悪影響を及ぼします。35歳を過ぎたニートは、「中年無業者」や「高齢ニート」と呼ばれています。高齢化が進めば進むほど、ニートから脱却するのが困難になってしまいます。

選べる就職先がなくなってしまったり、社会に出る機会を失ってしまったりと、ニートの状態で高齢化してしまうと、ニートの状態から抜け出せなくなってしまいます。

就職先がなくなる

ニートと言っても、できるだけ若いうちに就職活動を始めるのが有利です。ニートの期間が長ければ長いほど、企業側は求職者に対して以下のような心配を持ってしまいます。

・なぜこれまで働いてこなかったのか

・何か問題がある人材だろう

・正社員として働けない理由があるはず

・働く意思があるのだろうか

・すぐに辞めてしまうのではないか

ニートから脱却したい場合は「もう就職先がない」と諦めずに、できるだけ早く行動を起こす必要があります。

ニートとは異なりますが、アルバイトをしているフリーターの場合でも、長期間フリーター生活をすると、正社員登用が難しくなっていきます。働いているフリーターでさえ、就職が難しくなってしまうので、ニートの期間が長くなってしまえばなってしまうほど、就職先の選択肢が狭くなってしまうのです。

人間関係が家族だけになる

ニートを長く続けていると、社会から孤立してしまい、人間関係が家族だけになってしまいます。家族以外の人と関わる機会がなくなってしまうと、違う価値観の人と関わることも、新しい経験をすることもできなくなってしまいます。

また、新しい人間関係を構築することから離れていると、新しい人間関係を構築することが怖くなってしまい、より社会と関わるのが怖くなってしまいます。

自分の存在価値がわからなくなる

長期間働かず、誰かに頼って生活していると、自分が何のために生きているのか、なんのために生活しているのかわからなくなってしまうことも。働くことは自分の自己肯定感を高めるためにも、自分の存在価値を実感するためにも大切なことなのです。

親の高齢化で生活が難しくなる

ニートとして生活している人の多くは親が生活費を賄ってくれていることが多いです。そのため、親が働けなくなってしまったり亡くなったりしてしまえば、自分の生活もできなくなってしまいます。

また、親が高齢化して年金暮らしになると、その限られた収入の中で子供を養育し、親たちも生活しなければなりません。そうすると、家族全員が困窮してしまいます。

親が亡くなると生活もできなくなる

両親が亡くなり、社会の誰とも関わりがなくなってしまうと、生活そのものができなくなってしまいます。こうなると、生きる意味を見失ってしまったり、最悪の場合孤独死に至ってしまうこともあります。

ホームレス

最悪の場合、ホームレスになってしまうこともあります。住所がある限り、さまざまな税金を支払わなければいけないからです。たとえ親が残してくれた持ち家があったとしても、固定資産税、住民税、保険や年金の支払いなどがかかります。固定資産税が払えず、住む家を無くしてしまったら、最悪の場合ホームレスになってしまう可能性もあります。

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ニートを脱出するにはどうすればいい?その対処法とは?

ニートを続けていると、悲惨な末路が待っていることが多いです。

悲惨な末路が待っているとわかっているのに、ニートを続けるのはよくありません。ここからは、ニートを脱出するにはどうすればいいのか、その対処法をお伝えします。

仕事をしたくない、怖いと感じる理由を考えてみる

対人関係が怖い、正社員になるのが怖い、ブラック企業へのトラウマがあるなど。仕事をしたくない、怖いと感じる理由を考えてみましょう。

・正社員になるのが怖い

・ブラック企業へのトラウマがある

・週5で働くのが怖い

・人間関係にトラウマがある

仕事をしたくないと思う原因を考えてみましょう。これらの原因がわかると、解決策が見つかるかもしれません。

仕事を探してみる

正社員ではなくアルバイトでも構いません。まずは未経験可能な仕事を探してみましょう。

また仕事を探す際は、やる前からやりたくないと思う仕事を作らないことが大切です。先入観でやりたくないと決めつけてしまわず、広い視野を持って仕事を探してみましょう。

週五で働き始める必要はありません。まずは単発のアルバイトでも構いません。労働という行為に慣れてきてから徐々に働く日数を増やしていくのも一つの手です。

在宅ワークからはじめてみる

在宅ワークからはじめてみるのも一つの手です。在宅ワークは誰とも顔を合わせずに働ける、自分のペースで仕事ができる、気軽に始められるというメリットがあります。

また、在宅ワークをしていることが職歴になるため、家にいたとしても職歴を作ることができます。

ボランティア活動を始めてみる

働き始めるのに抵抗がある場合は、ボランティア活動から始めてみましょう。誰かの役に立っている、誰かから感謝されていると感じられると、社会に踏み出す一歩を得られるかもしれません。