4月27日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、「若手芸人、コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」と題した企画の検証を実施。そいつどいつ・市川刺身さんの熱い言葉に、感銘を受けるダウンタウン・松本人志さんの姿が話題を集めました。

松本人志

(画像:時事)

■そいつどいつ、スタッフの無茶苦茶な指示に苛立ち?

「若手芸人、コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」と題した企画の最後に登場したのは、そいつどいつ・市川さんと松本竹馬さん。

戸越銀座商店街での街ブラロケに参加した市川さんと松本さんは、「うなぎいも」を使ったスイーツを扱うお店を訪問し、撮影許可を取ります。

店の販売員がスキンヘッドの強面だった事もあり、スタッフが「ちょっと見た目がアレなんで、反社の人じゃないか確認していただけますか?」と指示を出します。

松本さんが、「反社とかではなないですよね? 反社とかだったら厳しいんで」とストレートに尋ねると、販売員は「違います!」と返答。

続けて、精肉店でミンチカツを購入しようとすると、どう見ても反社には見えないおばあちゃんが2人の注文を受け付けますが、ここでもスタッフは反社チェックを行うように指示を出します。

流石に疑問を持った松本さんは、「反社チェックいいんじゃないっすか? 何か意味わかんないもんな、あれ!」とコメント。

また、スタッフがスポンサーがコカ・コーラという事で、ライバル会社の自動販売機が映らないよう隠しながらロケを進めてほしいと伝えます。

しかし、すぐ近くにも別の会社の自動販売機があった事もあり、スタッフは「またありました」とカメラを止めようとします。

すると、市川さんはスタッフに詰め寄り、「流していくんじゃなくて、ちょっと確認取った方がいいっすね。何かやる時にここの自販機2個あるとか、この大チョンボとかは俺結構皆さんも辛いと思うんで」と不満をぶつけると、スタッフは「下見がしっかりできてなかった」と謝罪。

この話を聞いた市川さんが、「いやいや下見っていうか、見たらわかるじゃんっていう感じ、俺的には…。でもそこはちょっとしっかり頑張って」と苦言を呈します。

さらに、「だからちょっと一緒にみんなで頑張りましょう。みんなでチームで力を合わせて」と熱い言葉でスタッフを激励しました。

■松本「俺はちょっと嬉しかった」コンプラにうるさすぎる番組スタッフに物申した市川の熱い言葉が話題!

街ブラロケはその後も続き、たい焼きを食べる事になったタイミングで、スタッフは頭から食べると残酷なので尻尾から食べるように指示。

続けて、たい焼きの中身が見えると残酷に見えるかもしれないと伝えると、松本さんは「そういうクレームが入る事があるんですか? たい焼き、残酷ですみたいな」とスタッフに反論。

一方で、呆れて反論する気すら起きない市川さんはそのままロケを続けようとします。

それでも、スタッフが「ちょっと見えてるみたいです」とたい焼きの中身が見える事を異常に気にすると、松本さんは「いや多分気にしなくていいとこまで気にしちゃってるから、何かやりづらいです、僕らもめちゃくちゃ…。多分どうでもいいと思います。たい焼きとか」とコメント。

また、市川さんは「僕ら芸人なんで面白っていうのをやりたいだけなんで、作ってる側のわかんないんすけど、何かもうマジつまんなくなってきたなって思いますね、何か」とコンプラを気にし過ぎな事への不満をぶつけます。

市川さんの苛立ちが隠しきれなくなったタイミングでネタバラシ。

VTR終了後、ダウンタウン・松本人志さんは、「最後、刺身が怒ってくれたのは、確かに俺はちょっと嬉しかったけどね。今の芸人は言われて全部そのまましちゃうから、あれ何か『いけ いけ!』って思ったね」と、市川さんの熱い言葉に感銘を受けた事を明かします。

また、パネラーの生駒里奈さんは、「深かったですね。制限されすぎてもちゃんと反発していかなきゃいけないみたいな、何かそういう勇気ももらいました」と本音を吐露。

今回の放送にはネット上で、「そいつどいつ、何よりふたりとも同じ熱量で頑張ってるところに感動した」「そいつどいつかっこよかった感動した」「そいつどいつかっこよかった…!あの状況でもしっかり意見言える刺身さんの勇気に感動」などのコメントが上がっています。

コンプライアンスを気にし過ぎるスタッフに対して、ハッキリと物申す市川さんが素敵でしたね。

【番組情報】

水曜日のダウンタウン

https://tver.jp/episodes/epupqwvexy

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)