11月14日放送「バゲット」(日本テレビ系)では、妻夫木聡さんがVTR出演。妻夫木さんは俳優人生のターニングポイントとなった作品を明かし、話題を集めました。

(画像:AFP=時事)

■妻夫木聡が俳優人生のターニングポイントを明かす

映画「ある男」で主演を務める妻夫木さんを田中毅アナウンサーが取材。

田中アナが「20年以上俳優人生を続けられてきて、今までのターニングポイントって何かありますか?」と尋ねると、妻夫木さんは2001年公開の映画「ウォーターボーイズ」が最初のターニングポイントになったと回答。

続けて、「大きく分けたら最初は『ウォーターボーイズ』っていう作品で、日本映画ってのを初めて知ったというか肌で感じた。すごく泥臭くて汗臭くて、這いつくばって良いもの作ろぜ、みたいに、みんなお金がない中、必死に頑張っているあの感じっていうのが最高に楽しかったんですね。日本映画を知った事が一つの僕の財産」と、当時の記憶を回顧。

また、「2つ目は『悪人』(2010)っていう映画ですかね。それですごく僕の中での俳優としての意識が変わったんですかね」と、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した「悪人」も俳優人生の転機になった事を明かします。

妻夫木さんによると、「それまでは、自分の持っている知識をそのまま出そうとしてたところがどっかあったんです。発想とかアイデアとか…。それも大事なんですけど、『悪人』という作品で、僕が逆に役に近づいていったんですよ。自分を捨てて、役になるために、ずっと役として生きようとしたんです」と、「悪人」ではこれまでとは異なるアプローチで役作りを行ったとのこと。

また、「だから、自分を否定する事から始めるのは、すごい精神的にはきつかったんですけど、はっきり覚えてはないんですけど、2年ぐらい『悪人』の後は病んでましたし。どう笑っていいか、わからないっていうか」と、この作品では2年ほど役を引きずった事を明かしました。

■妻夫木聡、自分を捨てすぎた『悪人』で2年精神病む、友人の嵐・櫻井翔は何かを察知していた!?

ここで妻夫木さんは、「先日、友達から誕生日を祝ってもらった写真を…『こんなん出てきたよ』って送られてきたんです。嵐の櫻井翔から送られてきたんですけど…。長澤まさみさんとか、榮倉奈々ちゃんとか、水川あさみさんとか、みんなに祝ってもらったんですよ」と、櫻井さんから写真が送られてきたエピソードを紹介。

続けて、「ちょうど『悪人』の後だったんですよ。みんなまだ全員結婚前で若々しくて、その中で1人どんよりした空気の僕がいて、『これ俺、病んでる時だな』っていう話をメールでしたら、『あぁ、なるほど』っていうような感じの返答が返ってきて。彼も彼なりにちょっと気づいてたのかなと思いましたけど」と、当時の自分は病んでいた事を明かしました。

今回の放送にはネット上で、「妻夫木くんのインタビューで翔ちゃんのお名前!妻夫木くんの誕生日を長澤まさみ、榮倉奈々、水川あさみに祝ってその写真を櫻井翔が所持している世界…」「妻夫木くんから翔くんのお話。最初は友達と話し、その後嵐の櫻井と明かしてた!」「妻夫木くん来年で俳優デビュー25周年かぁ、ボクシングは体型維持のため、ウエイトトレーニングが嫌で始めたんや。ウォーターボーイズ、悪人がターニングポイントかぁ」などのコメントが上がっています。

役に自分を近づけすぎたため、病んでしまったという妻夫木さんの「悪人」出演時の話が興味深かったですね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)