12月2日、お笑いコンビ・ダイノジのYouTubeチャンネル「ダイノジ中学校【ミュージックチャンネル】」では、Official髭男dismの「Subtitle」について解説する動画を公開。ドラマの内容とリンクした楽曲の素晴らしさに注目が集まっています。

■Official髭男dism『Subtitle』絶賛されるワケとは?

Official髭男dismの「Subtitle」について、大谷ノブ彦さんは「もう今年のレコード大賞ですよ」と絶賛。「恐れ入ったというか、ドラマも最高だからね!」「もうすさまじいっすこの曲は。これ僕、紅白歌合戦のトリやってほしい」と、2022年を代表する曲だと言います。

「Subtitle」は、ドラマ「silent」(フジテレビ系)の主題歌。ドラマでは、主人公と、聴覚をほとんど失ってしまったかつての恋人との物語が描かれます。

大谷さんによれば、自分の思いを言葉で伝えたくてもなかなか相手に届かないというもどかしさは、聴覚障害の有無にかかわらず全員に共通すること。

そして、「Subtitle」は全員に共通する「愛というものをどう伝えていくか」を歌った歌だと言います。

歌を歌う側のジレンマやドラマの主人公の立場だけでなく「さらに言うと、あなたの立場にもなってるの!」と、視聴者に呼びかける大谷さん。

また、「Subtitle」は、言葉を雪に例えたウインターソングでもあると言います。

大谷さんは「言葉って雪と一緒だよねって。かけてもすぐ崩れて溶けちゃう。でも、そこの思いは残るんじゃないの?っていう。だから諦めないよっていうことですよ」と歌詞を解釈。

人の思いは時に一方通行になりがちですが、「じゃあ伝えるのやめますか?やめないのよ。俺たち皆やめないのそれでも」と大谷さん。

「どうする?言葉を駆使するんですよ。それでも諦めないんですっていう歌です。どうですか!」と、歌詞の解釈を熱弁します。

■べた褒めのダイノジ「名前だけですよふざけてるのは」

「Subtitle」の歌詞について一通り解説した後、「日本のJ-POPの至高の極みと言ってもいいんじゃない?」とまとめる大谷さん。

相方の大地洋輔さんも「歌詞を見てるだけでもグッとくるって歌すごいな」としみじみ。

かつて日本の恋愛ソングは、“恋愛成就”と“失恋”の2つを歌ったものが多くありました。しかし、大谷さんは、「Subtitle」については「これってもっと違うものだよね」と評します。

両想いか失恋かという2択ではなく、もっと複雑な思いが絡み合ってできている「Subtitle」は「今の時代だからこそ足しながら作っていってる感じの悪戦苦闘ぶり」「ラブソングの現在形」とのこと。

また、ドラマの世界観に忠実でありながら普遍的な歌詞を書くボーカルの藤原聡さんについて「彼は誠実。ずっと作品をそうやって作ってきた」と絶賛。

最後は「Official髭男dism、名前だけですよふざけてるのは」と冗談でまとめるダイノジでした。

■ダイノジのアツい「Subtitle」解説に視聴者「好きの熱さ、届きました」

ちなみに「このチャンネル、毎回全部ミスチルの桜井さん観てるらしいですよ」と大谷さん。Mr.Childrenの桜井和寿さんが動画を毎回チェックしていることを明かします。

そして「桜井さんどう思いました?」と、画面を通じて桜井さんに「Subtitle」の感想を聞く大谷さんでした。

今回の動画に対し、ネット上では「本当に歌詞が素晴らしくて、ドラマともリンクしていて、何回でも聴きたくなる曲です」「愛とはまさに積み重ねなんだとsilent、ヒゲダンさん、そしてダイノジさんのおかげで、気づきました」「深い考察、ありがとうございます。好きの熱さ、届きました」との声が上がっています。

ダイノジの分かりやすい解説のおかげで、「Subtitle」がいかに素晴らしい曲かが伝わってきましたね。

【番組情報】

ダイノジ中学校【ミュージックチャンネル】

https://www.youtube.com/watch?v=zgVs4Hqjnyg

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)