【思考をキレイにする旅の仕方(352)】平均年齢から国の活気が見える?

ホイアンへ旅行、ホーチミンの支社長、ハノイで起業……

このところ私の周囲では、「ベトナム」の国名が、よく出て、テレビやネットでもベトナム特集や記事をよく見かけます。

バイクの多さとフォーの屋台、健康志向の食事ブームと80年代の日本の歌謡曲バーなど活気を感じられます。

ベトナムは平均年齢が30歳代前半と若い。

平均年齢は若い方が街に活気があるように感じます。

東京で言えば、原宿も巣鴨も人は多いけど、「活気」の観点で見たら原宿ですもんね。

しかし、実は世界で見ると平均年齢30歳代の国は珍しくありません。逆に多いくらい。

2020年発表の国連のデータによれば、EUなどは平均年齢40歳を超えているけれど、APECの平均は30歳代なのです。

私が訪れたことのある国で見てみるとブルキナファソなんて平均年齢18歳以下。

もちろんアフリカは食料不足や衛生環境、医療などが、まだまだ深刻で

5人に1人は5歳までに亡くなる統計が平均年齢を押し下げることになっているのでしょう。

しかし、30年後には4人に1人、半世紀後には2人に1人がアフリカの人になるという予測をする研究者もいて、

人口の方程式があてはまらない増え方なのだとか。

これは未知の検証部分、研究部分も多いとも聞くので、今後、楽しみです。

さて、日本の平均年齢はというと48.36歳。

2020年の国連発表によれば世界1位。

ちなみに2位はイタリアで47.29歳と1歳も違います。

昨年、イーロンマスク氏の「日本は消滅する」発言が話題になったけれど、

少子高齢化の典型である日本に、そう感じる外国人がいても不思議ではないんだろうなぁ。

ベトナム旅行を計画しながら日本の平均年齢の高さを考えていました。<text:イシコ>