肩が凝っても整体に行くな!? 「整体に行く人を減らしたい」と考える整体師塚本さんが教える肩こり解消法

出張整体師、塚本駿介さんへのインタビュー3弾。今回は肩こりや姿勢矯正方法など、健康方法を教えてもらいました。塚本さんのお客様でも、この悩みが一番多いみたい……!

デスクワークや多忙を極めて肩こりに悩んでいる人、必見です!

肩が凝っても整体に行くな!?

――肩凝りや腰痛になったら、どのタイミングで整体に行くべきですか?

前提として、肩こりにしろ腰が重いにしろ、お尻や足が凝っているという症状に対して、自分が耐えがたいぐらい辛い場合は整体へ行った方がいいです。

でも、デスクワークをしていて、ちょっと肩凝ってきた、お尻腰しんどくなってきた…… という状態でマッサージに行くのは手順が早すぎます。

基本的に凝る原因は、ずっと同じ姿勢でいるからなんです。デスクワークだったら、首がちょっと前に出て、肩が丸まって腰が丸まった状態でいると、背中や腰のあたりがしんどくなるイメージがつきますよね?

しんどいなと思ったら、仕事が終わった後に肩周りの運動をたくさん入れてあげれば、循環が良くなって凝りはほぐれるんです。

――凝りを解消するには、マッサージへ行くよりも日頃の運動のほうが大切なんですね!

僕はこの仕事をしていますが、整体やマッサージには基本的に行きません。仕事柄、ベッドや畳などで施術するので、中腰の姿勢でマッサージを長い時は4時間とかやったりもすることがあります。

そうなると自分の体をケアする必要があるので、施術が終わって家に帰ったタイミングで意識的に全身運動を15分ほど行います。そのため凝りが強くなったり次の日に持ち越すなどはなくなりました。


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リモートワーク 2、3ヶ月経ってから気づく異変

――リモートワークで、肩こりで悩む方は増えていますか?

みなさん、多くが肩こりや腰痛でご依頼いただきます。コロナの影響でリモートワークが増え、今まで身体を動かしながらお仕事をしていた方が、急にパソコンと向き合う仕事になったりで、最初は「自宅で仕事ができてラッキー!」などと言ってたんです。でも、2、3ヶ月経った時に「おやっ?」って言い出して、こんなにしんどい作業なのかと。

今まで体験したことがないような凝りとか痛みにぶつかるんです。でもそれって、今まで会社に出社して行き帰り歩いたり、電車通勤したり、体を動かしながら仕事をしてた生活から、じっとして動かなくなったから、しんどくなってるんです。

その日の凝りをその日のうちに取っておけば、体がしんどいから丸1日休もう! なんてことにはなりません。

――動いてる人は、凝らないのですか?

どちらかというと、凝りにくい人が多いですね。

だいたい悩みを抱えてる人は、過労やお酒やコーヒー、エナジードリンクを摂取して無理をする人が多いんです。自分の身体の限界ギリギリの状態で日々を過ごしているため、身体の不調をきたしやすいです。