5月2日の『あさイチ』(NHK総合)では、「ツイQ楽ワザ『旬を徹底的にあじわう!アジの世界』」と題した企画を実施。アジについて北海道の視聴者から意外なメッセージが届き、話題を集めました。

(画像:時事通信フォト)

■北海道でアジが馴染みが薄い理由とは?

今回は元水産庁職員で“魚の伝道師”として魚食文化の普及を行う上田勝彦さんをゲストに招き、旬の食材・アジをテーマに企画を進行。

番組では、絶品アジフライ、アジのりゅうきゅう、アジフレーク、アジの南蛮漬けという料理のレシピを紹介。

また、アジの臭み取り方として3流水で3秒洗う、アジの保存法として水気を取りペーパータオルで鋏みその上からラップすると解説しました。

■スタジオが騒然…視聴者のメールで予定外の新事実が明るみに

そんな中、北海道出身の視聴者からメッセージが。

「北海道ではアジって見ません。滅多に売ってないです。社員研修で静岡に行った時の朝ご飯がアジでした。すっごく美味しくてビックリ、スタッフの方に『これ何っていう魚ですか?』って聞いたらみんなに笑われました。焼いたり干したりフライにしたり北海道いうホッケみたいな存在なのかな? いやシャケかな」と鈴木奈穂子アナウンサーが読み上げました。

スタジオが騒然とする中で、出番が終わりスタジオからはけそうになっていた上田さんを急遽呼び止め、詳しい話を聞くことになります。

MCの博多大吉さんが「僕ら全国でアジが食べられてると思って言ってたんですけど、北海道の視聴者の方から見たことがなかったと」と伝えると、上田さんは「元々ね、(アジは)津軽海峡越えないんです。多くの動物が生態系でいうと津軽海峡を越えない。海の動物は」と、北海道でアジが馴染みが薄い理由を解説。

続けて、「しかし最近、水温が高くなってきていて、色んな魚が回遊性の高い泳ぐ力の高い魚ほど北上し始めてます。ブリが一番先端の宗谷岬で取れた、そういうことが起こるんです。いずれアジも北海道に渡るかもしれませんけれど、基本的に馴染みが薄い」と、将来的に北海道でアジが取れる可能性にも言及します。

この話を聞いた、ゲストの大沢あかねさんも「知らなかった」と驚きの声を上げました。

今回の放送にはネット上で、「うんうん、北海道ではアジに馴染みがないよ。本州のアジは北海道でいうホッケとかシャケみたいな感じかな?」「そうそう、北海道ではそんなにアジは食べないし見ないなぁ〜って思ってたけど、海の生物がなかなか津軽海峡を越えないからなのか…ほんと最近ブリよく見かける(笑)」「北海道のお住いの方には、鯵(アジ)は、馴染みのないお魚なのね!初めて知りました」などのコメントが上がっています。

基本的にアジは津軽海峡越えないということで、北海道の人には馴染みが薄いという話が興味深かったですね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)