5月15日放送の「クレイジージャーニー」(TBS系)では、知られざる世界のごみ事情をリポート。想像を絶する衝撃映像に注目が集まっています。

(画像:時事)

■世界のごみ事情が大変なことになっていた

今回は、TBS海外特派員たちが世界のごみ事情について、現地へ赴き体当たりリポート。

中東特派員の須賀川拓さんが向かったのは、アフリカのセネガル。

アフリカ屈指の治安の良さを誇るセネガルですが、実はアフリカ最大級のごみマウンテンがあるというのです。

首都ダカールから30kmほど行くと、ダカール唯一のゴミ処理場であるブブスごみ埋立地があります。

東西3kmに及ぶ敷地面積はなんと、東京ディズニーランドの2倍以上。

車を走らせてみると、広大な敷地に果てしなく続くごみの山が一面に広がります。

ダカールにはごみを燃やす施設がなく、全て山積みになっているそう。

そのため、ブブスごみ埋立地では2000人以上の廃品回収業者がごみの仕分けをしています。

1日にごみ収集車500台分、約3500トンものごみが運ばれてくるそう。

しかも、それだけの量のごみが50年以上前からほぼ毎日捨てられていると言います。

そのため、積み上げられたごみにより地形が激変し、標高20メートルのごみの山ができてしまうほど。

■「俺が10歳のときからずーっと」他人事に出来ない痛ましい現実にスタジオ騒然

現地を訪れた須賀川さんは、ごみを仕分けしている廃品回収業者にインタビュー。

すると、「ごみを集めて仕分けをしている時に、赤ん坊の遺体があったんだ」と、衝撃の事実が判明します。

また、ある女性は「ごみ収集車の中に赤ちゃんを見つけることがあるんです。それを見てからもう怖くなって、半年間このごみ山に近づけませんでした」と、ショッキングな現状を明かします。

須賀川さんの調査によると、2019年から3年の間に30人近くの赤ちゃんの遺体が見つかっているそう。

しかし、これはあくまで報告上の数であり、実際はもっと多いのではないかと言われているそうです。

セネガルのごみマウンテンの現状を知り、MCのダウンタウン・松本人志さんは「俺が10歳の時からずーっとごみが溜まり続けてる」と驚きの声を上げます。

ここで、スタジオでは特派員の須賀川さんが現地でマスクも手袋もせずに取材していたことを疑問視。

MCのバナナマン・設楽統さんは「ごみの山行くんだったら絶対マスクと手袋持って行きますもんね」と不思議そうにします。

須賀川さんによると、「現地には住んでる人たちがいるので、マスクして手袋して汚い物触りに行くようにすると、距離感がどうしても出来ちゃう」と、現地の人々を気遣ってのことだそう。

ところが「…っていうのは後付けです…」と正直に告白する須賀川さん。スタジオからは笑いが起こります。

MCの小池栄子さんも「絶対後付けなんだろうなって気はしましたけど」とツッコミ。

もっとも、松本さんは「でも、そうですね、言われてみればね」と納得していました。

■衝撃的な世界のごみ事情に視聴者「考えさせられます」

他にも、ダカールの下水処理問題や、世界のごみ捨て場と化したチリの巨大砂漠について体当たり取材をした海外特派員たち。

今回の放送に対し、ネット上では「ゴミ取材、映像に迫力あって衝撃的」「世界の『ごみ』問題 大量のゴミの山から環境以外の多くの課題を抱えている事が分かります。ごみを減らすためにできることについて、考えさせられますね」「ゴミも下水も衝撃的すぎてSDGs云々以前の問題だと思ってしまったけどこれが現実だし私たちとも関わる部分があるのを知ることができて良かった」との声が上がっています。

普段なかなか知ることができない世界のごみ事情。

衝撃的な映像と共にとても考えさせられる内容となっていたのではないでしょうか。

【番組情報】

クレイジージャーニー

https://tver.jp/lp/episodes/epvvs8zcj5?p=1317

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)