5月28日放送の『堂本剛とFashion&Music Book』(bayfm78)では、剛さんが今は亡き愛犬を思い浮かべながら話をする場面がありました。

(画像:時事通信フォト)

■堂本剛『ソメイヨシノ』は「生きている中で感じる無常観」を表現

番組では、愛兎を亡くしたリスナーからのメッセージを紹介します。

その中で、供養祭に入った際に僧侶から、「桃花、春風に笑む」という、人の世は変わっても花は変わらず同じように咲いているという無常観を表した漢詩が書かれたお札をもらったという話がありました。

そこで、「僕が『ソメイヨシノ』を書いた時もそんな感覚もあって」と切り出した剛さん。

「桜ってやっぱり花を身に付けたことによって、人がすごく集ったり注目したりする。花が散った瞬間に皆素通りして行く感じとか、それがすごく切ないなと思って。それと同時に魂となって空にのぼった人だったり、僕で言えば愛犬もそうですけれども、やっぱり忘れることってないから。生きている中で感じる無常観、それを歌にしたいなと思って色んな曲を書いてきているんです」と、そのものの儚さを表現するなど、この漢詩に近い心模様で作っていたことを明かしました。

■堂本剛、今は亡き愛する存在に「身体同士で会うことは出来ないけど魂同士でなら」ファンだけに語った思い

また、剛さんの愛犬・ケンシロウくんは、2015年4月11日、つまり剛さんの誕生日の次の日に亡くなっていることから、「やっぱり自分の誕生日、愛犬が天に上ったなと月日を感じる、その季節になると胸は苦しくなりますけど」と振り返ります。

「それでも、やっぱり繋がっているっていう感覚を持ちながら生きていくしかないし、今は身体と身体同士では会うことはできないけど、魂同士でなら会えるっていう、そういうふうな気持ちを感じながら生きるっていうのかな」とコメント。

悲しい気持ちは消えないとしつつも、魂は通じていると信じて生きているとします。

そして「ケンシロウとかタイソンが使っていたものとか普通に置いてあるから肉体としては会うことはできないけど、一緒に住んでいるような感覚がある」と明かし、「非常にポジティブな感じで捉えながら僕はそういう時間を過ごしています」と、自身の愛犬の死との向き合い方を語りました。

■堂本剛、自身の楽曲『Heart Disc』は今は亡き「愛犬が歌っているように感じる」

その後、自身の楽曲『Heart Disc』について「当初は自分がおじいちゃんになった時の“とある1日のリビング”みたいな感じで書いた歌なんですよ」と振り返った剛さん。

続けて「なんですけど、愛犬たちがおじいちゃんになったわけで」と吐露。

というのも、剛さんの愛犬・ケンシロウくんは17年と5カ月、タイソンくんは18年と7カ月と、それぞれシニア犬で生涯を終えています。

そのため「愛犬が亡くなってから、愛犬が歌ってるような歌に聴こえてきてしまって何とも言えない気持ちになってるっていう」とコメント。

『Heart Disc』は愛犬の死により、聴こえ方や受け止め方が変わっている楽曲であると語りました。

この話にネット上では「最後のHeart Discに決して後ろ向きではない切なさを感じ、胸が締め付けられました」「ケンちゃんたちへの想いを聴かせていただいてからのHeart Disc、良い曲だー」「Heart Disc聴くと胸がぎゅうってなるね」などと声があがっていました。

愛犬たちへの想いが伝わってきて、切なくも温かい気持ちになった方は多いのではないでしょうか。

【番組情報】

堂本剛とFashion&Music Book

https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20230527220000

(文:ジョブリナ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)