<記事提供:COCONUTS>

毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』。

4月20日の放送では、堂本剛さんが彼なりの視点でライブへの臨み方を語ったことが話題となりました。

(画像:公式SNSより)

■堂本剛がファンクミュージックの“真髄”を説明「だから僕は救われた」

番組には、堂本さんの誕生でもある4月10日と、その翌日の11日に、東京ガーデンシアターにて行われたバースデーライブ『.ENDRECHERI. Birthday Premium Live』にまつわる感想が大量に届きます。

そのなかで、初めてライブに参加したというあるリスナーは、曲に合わせるクラップのリズムがうまくいかず、少々悔しい思いをしたそうです。

この感想を聞いた堂本さんは「これね、タン、タン、タタンの『タタ』ができないとか、クラップがうまくいかないとか、色々あるんですけど」と前置きしつつ、「例えとして伝わるかどうかわかりませんが、ロックとかジャズとかのライブで(演者が)登場した時に、躓いてコケちゃいましたってなったら、会場は『大丈夫?』とか『カッコつかへんのちゃうん?』みたいな気分になると思います。で、何事もなかったようにカッコよくシーンチェンジするのって、ロックとかジャズとかヒップホップであろうと、結構難しいと思うんです」と語ります。

このようにライブ会場の具体的な状況を言葉にした後、堂本さんは「でも、ファンクミュージックって、コケたらそのままでもいいんですよね。もしカッコよく登場してきてんけど、ガッシャーンと派手にコケました。その『コケました』がビートのきっかけで、次の曲のビートにバンって入っていってしまって、コケたままマイクを貰ってそのまま歌うみたいな」と自身の意見を発します。

「これがファンクミュージックはできちゃうので、唯一そういう音楽だなと思うんです。笑ってもいいし、泣いてもいいし、感動してもいいし、ちょっとディープ、ドープな気持ちになってもいいし、ナーバスになってもいいし、なんでもいいんですよ、ファンクミュージックって。だから僕は救われたというのもあります」と伝えました。

■音痴でもいい、クラップができなくてもいい…堂本剛が伝えた“最も重要なこと”

また、堂本さんはライブに参戦して一緒に歌うファンに向けて「音痴でもいいですよ」とメッセージを送ります。

クラップのリズムだけでなく、客席から発される歌声に関する自身の考え方も明かした堂本さんは、その背景にある「その瞬間を生きているんですから」という思いを告白。

「これができない、あれができない、あの人はできてるのに、人と比べるとかはどうでもいいんです。自分がそこでどういう風に生きるかっていうこと。どういう風に生きて、どういう風に楽しむかっていうことが重要なので」と主張しました。

■最後には相談してきたリスナーへメッセージ「悲しいな、泣きたいなと思いながらも笑ってください」

最後に、堂本さんはメッセージを寄せてきたリスナーの方に対して、クラップのリズムがうまく刻めなくても「まったく問題ございませんので」と言葉をかけます。

「だから、次も悲しいな、泣きたいなと思いながらも笑ってください。クラップがうまくいかなくてめちゃくちゃ悲しい、泣きたいと笑ってください」とメッセージを送ると、「6月もまた会いに来てください」と伝えました。

ネット上では、堂本さんの意見を聞いた上での「全てにおいて大事な考え方…」という感想や、「なんでもありがファンクミュージック!出来る出来ないじゃなく人と比べるではなく自分がどうあるべきかが大事だね」のように、堂本さんの語ったファンクミュージックの“真髄”を理解した上での発言が目立ちました。

また、実際にライブに参戦している方からの「つよしくんのライブはノリ方が人それぞれなのでいい意味で周りの目が気にならなくて楽しいんだよね」という意見なども見られています。

ファンクの姿勢を理解し、体現する堂本らしい言葉だったように感じます。

どんな人であっても楽しめるライブとは、まさに演者側がこのような考え方を持っている環境のことなのだろうと実感しました。

【番組情報】

堂本剛 とFashion&Music Book

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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)