NASAの火星ヘリコプター「インジェニュイティ」が、飛行中に火星の地表で謎の宇宙船を発見したとの情報がインターネット上で大きな注目を集めている。宇宙情報を発信している『Curiosity』は「NASAのインジェニュイティ・ヘリコプターが火星の異世界の残骸を発見」と大々的に報じ、世界中の人たちが驚きを隠せずにいる。

確かに宇宙船らしきものが地表にある

実際に『Curiosity』がX(旧Twitter)に掲載した画像を見てみると、確かに、宇宙船らしきものが地表にある。着陸に失敗したのか、大破しているようにも見える。これは本当に異世界の宇宙船なのか? 宇宙人によるものなのか? アヌンナキや時間旅行者、古代文明、もしくは多次元宇宙のものなのか? 多くの憶測が飛び交っている。

人類が火星に送り込んだものだと判明

しかしこれ、火星ヘリコプターが発見したのは事実ではあるものの、宇宙人やアヌンナキの宇宙船ではなく、人類が火星に送り込んだものだと判明。2021年2月18日に火星に着陸した探査機・パーサヴィアランスのバックシェルだったのである。『Curiosity』が大袈裟に「異世界の残骸を発見」と書いたようだ。

潰れたバックシェルと超音速パラシュートが散乱

パーサヴィアランスはかなり激しく着陸したようで、ある意味、墜落に近い状態だったようだ。周囲に、潰れたバックシェルと超音速パラシュートが散乱しているのがわかる。もはや残骸ともいえる状態。

この残骸は人類が滅亡したあとも永遠に残り続けるのだろうか。残骸が風化するのが早いか、人類滅亡が早いか……。



※記事画像はNASA公式サイト(NASA/JPL-Caltech)より引用

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)