寝る前のソーシャルメディアが、悪夢を引き起こす原因になることが判明した。
フェイスブックやインスタグラムの就寝前の閲覧と、睡眠障害や嫌な夢を見ることの繋がりは長い間指摘されてきたが、このたび、それを裏付けるさらなる証拠が明らかになったという。
ソーシャルメディアを定期的に使用するイラン人の成人595人を対象に実施された同研究は、ソーシャルメディア・ナイトメア・スケール(SMNS)という14の質問から構成される調査で、悪夢の種類と頻度が計測された。その結果、最も一般的な悪夢はソーシャルメディアにログインできない夢、続いてソーシャルメディア上で他のユーザーと関係が悪化する夢となった。
同研究を指導したオーストラリアのフリンダース大学で心理学とソーシャルワークを専攻するラザ・シャバハン教授はこう話す。
「ソーシャルメディアが私たちの生活にますます浸透していく中、その影響は目を覚ましている時間を超えたものになり、私たちの夢に影響する可能性も出てきました」