沖縄のご当地ビールといえばもちろんオリオンビール。先日、そのオリオンビールが運営しているホテル「オリオンホテル モトブ リゾート&スパ」の取材で沖縄県本部町まで連れて行ってもらったのですが、せっかく沖縄北部エリアまで行ったならここに行かないという選択肢はないでしょう。

その名も、「オリオンハッピーパーク」

工場に併設された「オリオンハッピーパーク」

オリオンビール名護工場に併設されたこちらの施設。何がすごいって、入場料大人1名500円で工場見学ができるんですが、そのあとに醸造したての新鮮なオリオンビールを試飲することができるのです。なんと、しかも2杯も!

ってことは、ビールだけで考えても1杯250円。それも、想像できるなかでも最高のコンディションのオリオンビールを飲むことができるというのに、1杯たったの250円!

そこに工場見学のプライスレスな価値も付帯されるわけですよ。こんなに夢のような楽園がほかにありますかね!?

車移動かつ運転手がいないとなかなか楽しめない

かくいう僕は沖縄の北部エリアが大好きで、今回の取材以外でも何度も訪問しているんですけど、「オリオンハッピーパーク」に足を踏み入れることができたのは今回が初。

というのも、「オリオンハッピーパーク」のある沖縄県名護市は車じゃないとなかなかアクセスしにくい場所だったりするんですよね。せっかく車で近くまで来たとしても、運転手が一人しかいなかったら、ジ・エンド。見学はできても醸造したてのビールは飲めません。

大変申し訳ないけど、それじゃ来る価値も半減どころの騒ぎじゃないでしょ。やっぱりその場でビールを飲める日に来ないと!(ドライバーにはソフトドリンク+お土産の缶ビール1本の提供があるらしいけども)

今回は取材の流れで「オリオンハッピーパーク」に寄り道してくれたのでついに念願が叶ったというわけです。ありがたや、ありがたや!

念願が叶いすぎて工場見学は上の空

受付を済ませていよいよ工場見学がスタート。工場内には創業当時の仕込釜や、これまでに発売された「オリオン ザ・ドラフト」の缶デザインなど、ファンにはたまらない懐かしい展示もたくさんありました。

しかし、オリオンビール関連の展示を見たり、スタッフさんにオリオンビールの醸造の仕方を丁寧に解説してもらったりしても、早く飲みたい気持ちに拍車がかかるばかり。もういいて、もういいて! ウマいのは重々承知してるんだから、早く飲ませてよ!!

漂ってくるビールの香りも飲酒欲を刺激

ですが、充実の見学コンテンツはまだまだ続きます。実際に使用している麦芽やホップを見せてもらったり、仕込釜の中を覗いたり、缶に詰められていくようすを眺めたりするんですが、施設の奥に進めば進むほどビールの香りが漂ってくるんですよね。

見学しながら教えてもらえるビールへのこだわり話なんかももちろん美味しさの調味料。でもまだ飲めない。どんどん飲みたくさせられるのに、全然飲ませてくれない。まったく、なんてサディスティックな施設なんでしょう……!

ついに念願の試飲タイム突入!!

肝臓がギュルギュルと音を鳴らすのを抑えながら見学を続けること40分。ついに、ついに念願の試飲タイムがやってきました! やったー!

試飲所には「オリオン ザ・ドラフト」のでっかい樽がズラッと並んでいます。この中にとびきり新鮮なオリオンが入っているのだな!

20歳未満の方やアルコールが飲めない方はソフトドリンクを選ぶこともできますが、基本的には1杯目はこちらの「オリオン ザ・ドラフト」をいただくことになります。スタッフさんに上手に注いでもらい、見学参加者で一緒に乾杯をしたら試飲タイムスタート!

ワハハハハーーーッ!! こんなの絶対ウマいじゃんっていう期待を遥かに飛び越えてくるウマさ!!

なんというか、味がとてもクッキリしているというか、軽やかで飲みやすいのに麦の旨味もホップの香りもパワフル。麺類も揚げ物も作りたてが一番ウマいのは当たり前だけど、ビールだって缶や樽に入れて輸送する前に飲むのがウマいんだなあ~!

制限時間20分で駆け抜ける試飲タイム

試飲時間は20分間と短く、2杯目は生ビールではなく缶をお土産にするということもできるそうなのですが、そんなの20分間で2杯を駆け抜けないともったいなさすぎる!

じっくりと味を堪能しつつ、だけどちょっぴり急ぎつつ、とびきりのウマさに引っ張られながらどうにか時間内に2杯飲み切ることができました。あー、とにかくウマかった! ごちそうさまでした!

ついに念願かなって「オリオンハッピーパーク」で試飲をすることができましたが、こんなにもいいモノだったとは。また今後も機会があれば見学&試飲を体験したいと思いました。

近くに来る機会があれば皆さんもぜひ。施設内にはオリオンビールの公式ショップも併設されているので、おみやげを買うのにもぴったりですぜ。

(執筆者: ノジーマ)